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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

138 修都 ◆7VC/HIVqJE :2017/05/24(水) 17:04:58 ID:z68wRE6o
生田武志「貧困と野宿の縮図・釜ヶ崎での三十年」(『ひとびとの精神史第9巻 2000年以降』)
 釜ヶ崎は大阪市西成区北端にあり、戦前から日本最大の日雇労働者の街として、そして現在でも毎晩500人ほどが野宿する日本で最も野宿者が集中する街として知られている
 バブル期だった1989年でも釜ヶ崎の結核発病者は1500人を越え、発病率は全国平均の48倍、死亡率は43倍だった
 生活保護の医療扶助を狙う貧困ビジネスの病院も乱立しており、不必要な手術、過剰な投薬、医療ミスなどが頻発していた
 役所(市立更正相談所)に行っても、住む家がない、まだ働ける等の理由で追い返された→日本全国で野宿者には65歳まで生活保護は受けさせないという暗黙の基準があった
 日雇労働者は早朝3時、4時にあいりん総合センターに行く→人材派遣業者(手配師)が労働条件を提示して車で待っている→労働者は直接契約し、車に乗せられて現場に行く
 →夕方に賃金を受け取り契約終了。基本的にこのパターンが繰り返される。建築・土木業界は仕事が多いときに釜ヶ崎に求人に来ている
 →いつでも建築・土木の仕事があるわけではない。日雇労働は究極の不安定雇用。建設業については労働者派遣は認められていないが、黙認され続けていた
 建築・土木の現場では、危険な仕事は日雇労働者にやらせるということがあたり前になっていた→原発関連、アスベスト関連の求人も釜ヶ崎にはある
 釜ヶ崎では労働者による激しい抵抗運動も起こってきた。61年以来、数十回もの暴動が起こっている→暴動のイメージから危ない場所だと思われている
 91年バブル崩壊の時には釜ヶ崎の求人数は半数以下に急落した。98年になると、多くの人々が全国で野宿するようになり、女性と若者の野宿も増えていった
 →野宿者が激増すると行政は強引な排除を行いはじめたが、追い出された野宿者は他の場所に移るだけなのだから問題は何も解決しない
 野宿者への襲撃も続いた。野宿者の40%が被害経験があると答えた調査もある。襲撃は10代の少年たちによってよく起こされるが、少年たちも問題を抱えていることがある
 2007年、世界金融危機が起こり、08年末に年越し派遣村が注目を浴びると「65歳以下」「住む家がない」人でも生活保護を受けられるように改善されていった
 →日本の野宿者数は08年から減り続けている。現在、日本全国で野宿している人は1万人程度だと思われる
 ただ、生活保護申請によってアパートに入った結果、支援者とコミュニケーションが取りにくくなり、行政窓口にも行けない精神疾患の人々の割合が急激に増えている
 野宿している人にも精神疾患の人は多いと思われ、池袋駅周辺の調査では精神疾患の可能性がある人41%、知的障害の可能性がある人は30%だった
 施設やアパートに入っても飛び出して行方不明になってしまう人も多い。若者の野宿者には虐待経験者や発達障害の人もおり、周囲の人と関係を保つことが困難なことがある
 →野宿者支援団体にとって、人間関係の貧困が重要な課題になっている
 12年、西成特区構想→日雇労働市場の縮小、再開発→それは野宿・貧困問題を解決するのではなく、排除し、見えなくするだけではないか


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