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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

135 修都 ◆7VC/HIVqJE :2017/05/22(月) 22:47:42 ID:z68wRE6o
清水克行『日本神判史』を読みました。
室町時代の100年間のみ熱湯のなかに手を入れて火傷で有罪無罪を判定する湯起請が流行った。
さらに戦国から江戸初期にかけてのみ焼けた鉄片を握って火傷で有罪無罪を判定する鉄火起請が流行った。
これはどちらも神仏の力で正邪が判断されると考えられていたもので神判と呼ばれている。なぜこの時期だけにこのような神判は流行ったのか。その疑問を解き明かそうとしているのがこの本です。
結論から言うと、この方法を行えば白黒を確実につけられるというのが1点。湯起請の場合、有罪になるかどうかは五分五分のようですが、仮に有罪の者がいなくても有罪の者は身近にいないという答えを得ることができた。
実を言うとこの時期は証拠主義・文書主義に転換していく時代なので、そうなると不利になる人たちが一発逆転をかけて行っていたというのが2点目。実際、間違いなく有罪であろうものが神判の結果、無罪になったことがあったようです。
さらに権力者が自分の思い通りにならない時に、自分のやりたいことを押し通すためにこの神判を使ったというのが3点目になるようです。
この3点が語られているわけですが、さらにこの時代は神仏の力が弱まっていた、神仏の力に頼らない人たちが出てきた時代であり、だからこそ逆にこのような過激な神判が出てきたのではないかとも語られています。
しかし、江戸時代になると裁判制度が全国的に整えられていく。そうなればもはや神仏の力などは無力であり、神判も消えていったという話になるようです。

面白かったのは、なぜ湯起請では絶対に火傷を負うとは限らないのかという話で、どうやら単純にお湯がぬるかったために誰も火傷を負わなかったということが実際にあったようです。
また外国との比較で、中国はかなり早い時期から法制度が整えられたので、少数民族を除いて神判は早々に行われなくなったということも語られています


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