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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

109 修都 ◆7VC/HIVqJE :2017/04/15(土) 16:37:24 ID:MDyIz2QM
三上喜孝『落書きに歴史をよむ』を読みました。
落書きも歴史資料になるのではないかということから書かれた本なのですが、著者が調査していくと色々なことが落書きから分かるのだということがことが明らかになります。
というのも、だいたい戦国時代頃に各地の村の仏堂に落書きが残されているということが分かってきたからです。
しかも、同じ書式で同じ歌が各地で書かれているということも明らかになります。さらに時期的に聖地巡礼が行われていく時期であることから、聖地巡礼者は仏堂に落書きをするものであり、書くことも決まっていたのではないかということが言えてくるわけです。
アンコールワットに日本人武士の落書きがあることは有名ですが、それも聖地巡礼の際には落書きを残すということで説明できるのではないかということが述べられています。

個人的に面白かったのは、武士が残したと思われる落書きで、謙信が死んで内乱が起こったとか伊達政宗が会津に攻めてきたとか書かれている落書きも残されているようです。
また、男性武士が男性武士を愛しく思った落書きも結構残されており、仏堂という場所がどのような意味を持つ場所だったのかということも暗示されています。

近代社会では落書きは犯罪ですが、現代の落書きも同じような場所に同じようなことが書かれているのではないか、
その落書きを調べると現代の何かが明らかになってくるのではないかなと思いましたね


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