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映画感想スレ(3)

362レト:2016/08/06(土) 22:16:13 ID:hElrqMRI
●シン・ゴジラ
前のコメントではあんなこと言ったけど視聴。
近年、海外に株を奪われつつある特撮映画において
かつての特撮ファンがそれを奪い返さんとする作品としてはかなり完成度が高かったと思う。
なにより余計なドラマを入れずシンプルにまとめたのが成功要因の一つ。
もちろん、権限移譲や外交での綱引きなどは描かれているが、キャラ設定はいずれも単純明快。
さらに政府のトップが一斉退場して指揮系統が簡略化されるというおまけ付き。
教授の描写がパトレイバーなのはオマージュだろう。
指揮系統のトラブル、災害からの復興、陰謀論、いずれの要素も軽く触れられる程度であくまで「現代に怪獣映画を甦らせる」というコンセプトを崩さない。
ドラマが苦手な樋口監督にとっても長所を生かしやすいシナリオだったのかもしれない。

映像では第一形態の質感のショボさからして不安を感じさせるが、
共感を拒否するような眼のデザインによってあくまで怪物として描写されていたのでそこまで大した問題ではなかった。
災害描写の力の入れ方はもちろんだが、ビルの使い方も憎い。
序盤はあくまで住居だけを破壊しビルは手つかず。
この溜めがあるからこそゴジラの熱戦放出と終盤が盛り上がる。
作戦のシーンは都市を丸々活用した物量作戦が単純に気持ちいい。
特に大量の電車を無人爆撃機として使用するアイデアは東京でしか出来ないだろう。
音楽の使いどころも「ここぞ」というタイミングで効果的。
撃墜される戦闘機が全て米軍機で自衛隊は戦車が一台潰されるだけというのは大人の事情を感じた(平成ガメラでは戦闘機が撃墜されるシーンの許可が下りなかったはず)。




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