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映画感想スレ(3)

267レト:2016/03/30(水) 20:05:37 ID:pmM/qx7.
●乱
黒澤明監督が「人類への遺言」と宣言した映画。
「羅生門」とは違い、救いのない内容や終盤に打ち出されるテーマがその主張に当たるのだろう。
とはいえ、最後は説教臭すぎるのは否めない。
演出からかつての力強さや泥臭さが失われ、全体的にスタイリッシュに走っているのは
どちらかといえば海外受けを狙っているような印象を受ける。
もっとも、後に今村昌平や北野武も同じ轍を踏んだように
日本より海外で評価された監督ほどその傾向は強いのかもしれない。
ストーリーは前半とは対照的に後半はやや駆け足気味な上に2時間半という長尺ということもありどうしてもダレる。
そもそも、秀虎と狂阿弥のコンビに画面を持たせるだけの魅力が無い。
楓の方と鉄修理の2人の方がまだ存在感があったぐらい。
ただ、中盤の最大の見せ場である三の城の炎上シーンはやはり圧巻。
この映画はこのシーンのためにあると言ってもいいかもしれない。




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