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ライトノベル総合

995なつかぜ:2020/04/07(火) 13:10:22 ID:rmiMl0oI
◆捩れ屋敷の利鈍

Vシリーズ第8作。秘宝「エンジェルマヌーバ」を観に熊野御堂家へやってきた「保呂草」はそこで「西之園萌絵」「国枝桃子」と出会う。その後「メビウスの輪」のように捩れた円形の巨大な建築物の奥でその秘宝を見せてもらうが、次の日「エンジェルマヌーバ」は盗まれ、捩れた建物の中には見知らぬ死体が。
そして主人も離れの小屋の中で密室状態で死んでいた。「西之園萌絵」と「保呂草潤平」が盗難殺人事件の謎に挑むミステリー。

二つのシリーズの準主役(ある意味主役)同士が組んで謎を解くってすごくワクワクしましたね。二人は初対面で有るにかかわらず、互いがただ者ではないと気付く過程、そして協力して殺人事件の謎を解くというより、「萌絵」VS「保呂草」のヒリヒリする駆け引きや化かし合いが大変おもしろいストーリーでした。
しかし、これは「保呂草」がメインキャラのVシリーズ、保呂草がギリギリの状態で萌絵を出し抜き軍配が上がるところが最高に面白かったです。もしこれが「保呂草」VS「犀川」だったら、全てを見透かされ負けていたかもね。あと、あの無口で無愛想な「国枝桃子」が喋る、感情を丸出しする、って所も見どころでしたw
いつもの紅子や練無や紫子が活躍しないのは残念ですが、紅子もこの事件に関わっていたら、「保呂草」は悪事に失敗してたでしょう。

しかし、普段は紳士にふるまってる保呂草がやっぱりやくざ者の犯罪者で裏社会の住人って感じに豹変するのはゾッとしました。目的のためなら殺人も犯しそうでした。紫子さん泣きますよこれw

ということで、このVシリーズが一番面白いなあって実感した一作でした。なんせ、主人公がやり手犯罪者と犯罪者と知って付き合ってる美人科学者ですからね。




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