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ライトノベル総合
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◆ジグβは神ですか Jig β knows Heaven(治具βは天国を知る)
Gシリーズの第8作。今回はいつものメンバーが大学を卒業してそれぞれも道へ就職して、バラバラになって約二年後に、ある宗教色の臭いがする団体が経営する三重県の山奥の施設「美乃里」のコテージで、久々に集まって休日を過ごすのだが、
その施設「美乃里」の一部で「芸術村」と呼ばれる地区で事件が起こる。昔「赤柳」と名乗っていた探偵・水野凉子(これも偽名)も「美乃里」に調査に来ていて、偶然か必然かラップで巻かれて棺桶に入れられた死体を発見してしまう。そして、この施設の経営者(教祖)はβ(ベータ)と呼ばれていた。
はたして、いつものギリシャ文字関係の事件なのか・・というミステリーでした。
なんというか、いつものように殺人事件の謎はそっちのけで、ギリシャ文字をつかう教祖の経営する「美乃里」と「真賀田四季」との関係と経営の目的がメインでしたw
ほんとこのシリーズは殺人事件やそのトリックは二の次ですね。つまり、危険な組織に近づこうとする元「赤柳」の水野凉子と何も知らないで怪しく危険な所に来ているいつものメンバーが、どこまでこの一連のギリシャ文字事件の謎に迫るのか、どんな危機や危険がそこにあるのかをホラー感覚の冒険気分でドキドキしながら楽しむシリーズなんですね(今頃分かりました)。
「ブギーポップ」で謎の巨大組織「統和機構」に迫るのと根っこの部分は同じですね。
今回驚いたのは男だと思っていた「赤柳」が女性だったということ。もしかして、「赤柳」ってVシリーズの「紫子」かな〜って想像したけど、あまりにも口調が性格が違うので、じゃあジャーナリストの「各務亜樹良」かなあ、それとも「夢・出逢い・魔性」に出てきた保呂草の知り合いの女探偵かなあ?まさか女装趣味の「練無」がとうとう性転換しちゃったか、元々女だったって事もあるなあw
あと、「紅子」さんが出てきて、けっこう事件に関わったのも驚いた。ほんと、そういう所ばっかりクローズアップされて、肝心の「ラップ巻死体」事件はそっちのけなんだよなあw
それと最後に「真賀田四季」が出てきて、βさんが自殺するのを予測しちゃったよ、いやそういう風に誘導したんじゃ・・(お前は「曲世愛」かよ・・・曲世愛の方が後だけどな)
まあ、一応「ラップ死体」事件の推理や真相はなんとなく解決したんだけど、信奉するもののために「生け贄として」人を殺すのかよって、「宗教怖いな〜」ってなりました。
まあ殺人推理ミステリーとして読むより、SFホラー風味の冒険ミステリーとして読んだ方がこのシリーズ(いやこの作者シリーズ全体かも)は楽しめると思います。
しかし「赤柳」の正体は誰なんだろう?(紅子とも知り合いだし)それと、前巻の「テロリスト運動家」はどうなったのだろうか?全ての事件は「真賀田四季」信奉の結果なのだろうか?
次巻は「γ(ガンマ)事件」で犀川が活躍するらしいね。
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