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ライトノベル総合

989なつかぜ:2020/02/27(木) 06:34:21 ID:rmiMl0oI
◆目薬αで殺菌します Disinfectant α for the eyes
Gシリーズの第七作目。全12作らしいが、まだ10作までしか出てないので、「WWシリーズ」だけじゃなくこのシリーズも書いて欲しいところだって思った。

今回の話は殺人推理小説というより、大きな流れ(謎のギリシャ文字関連の事件の目的やら真賀田四季関連の組織活動)のほんの一部の事件という感が特に強い話であった。
目薬の中に劇物が混入しており、それを使った人が被害に遭うという事件が各地で起こる。そして、その目薬を作っている会社の課長が殺されていた。それを発見したいつものメンバー(加部谷や雨宮や赤柳など)が関わっていく、ミステリーでした。

しかし、推理して犯人捜しなどはせず、それぞれの日常が淡々と丁寧に描かれていき、今回の殺人事件はそっちのけでしたw加部谷は大学を辞めるという海月に切ない思いをぶつけたり、赤柳は「異物混入目薬」の調査をやってる内に、もっと別の大きな組織に狙われて、知り合いを失ったり怪我をしたり、そして犀川や西之園にあまり深く関わらない方がいいと窘められたりする。
ほんと、殺人事件は本職の刑事達(いつもの近藤刑事と新人女性刑事)だけが事務的に普通に捜査するだけw犀川も西之園も海月も山吹もまったく関わっていないし、犯人は犯人で独立したストーリーで物語は進んでいく。はっきりいって「なんじゃこりゃ〜??」である、ミステリーというより純文学に近いのかなあ。

そしてラストの大どん返しで、また最初から読み直す羽目になるところは(確かめるために)、「それでもデミアンは一人なのか」とプロットが一緒だったわw大河ドラマのような殺人事件など関係のない所の茫洋としたつかみ所のないミステリー小説だね、これは。だから、読後の満足感などない。けど、この大きな物語(Gシリーズ)がどこへ行きつくのか知りたいから読みますって感じだ。
あと、章の合間合間に挟み込んである 訳の分からない抽象的で文法がおかしい物語はいつか開設してくれるのだろうか?

さて、この小説の簡単な考察だが、今回の目薬テロは愉快犯なのか?会社に打撃(正義の鉄槌)を与えてやろうって事なのか?犯人は謎の組織に操られてテロリスト(そういう「運動家」だねw)となったのか、直理先生も洗脳されていて、バレそうになったから失踪した(自殺かも)のか?色々考えられますね。課長の脅迫セクハラ天誅事件とは多分関係無いとは思います(これは二次的な事件でしょう)。
それと、盗まれたと思った時田さんのパソコンは自分のパソコンとトイレですり替えていたのかな。赤柳さんは組織と対決してしまうのか・・それも気になるので、次巻を読みたいと思います。




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