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ライトノベル総合
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◆封印再度
S&Mシリーズの5作目。24年前風采という仏絵師が蔵の中で自殺した。その側には血のついた「天地の瓢」と血のついてない「無我の匣」が置かれていた。
そして現在、風采の息子の林水が死体となって発見され、彼の仕事場には同じように「天地の瓢」と「無我の匣」が置かれていた。自殺なのか他殺なのか、密室殺人マニアの「西之園萌絵」が殺人と二つの家宝に興味を持つ。
感想:ミステリーと言うより人生哲学って感じでした。でも面白かったです。TVドラマで一度見たことがあったので、退屈かなあって思いましたが、TVドラマで描かれてなかった「哲学」的な部分や西之園の交友関係や日常シーン」が結構面白かったですね。
しかし、「いる」のに「いない」とか、ローリー車との二度目の接触で事故ったとかあとから証言が飛び出してきて、初期情報だけでで、こんな謎解けるか〜って思いましたわwまあ、謎解きメインじゃ無くて人間の心理や生き様の対比や哲学的な会話を楽しむ話だったので気にはならなかったですね。あと、犀川と萌絵のイチャイチャとか喧嘩とかw
自分を滅することで模写がメインの仏絵師としての自分が完成に近づくって事でしょうか(深いですね)。無我の境地ですねwあと、鵜飼さんも萌絵を狙ってるらしいんですが、無理なんでちょっと可哀想でしたね。
浜中は牧野狙いかな。まあ、そんな理系の大学生の日常を面白く描いてるのもこのシリーズの見どころの一つだと思います。
あと、西之園が実は「血の癌」だと知ったとき、自分も犀川と同じ気持ちになりましたわwでも、後のシリーズでピンピンしているのであれ?って思いましたけどね。
とにかくミステリー以外の部分が楽しかった小説でした。
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