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ライトノベル総合
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◆詩的私的ジャック
萌絵と犀川が活躍するS&Mシリーズ第5弾。密室密室密室と那古野市の三つの大学の施設でおきた3連続密室殺人に挑むミステリー。
その殺人には学生にしてロックスターの結城稔やの影があった。彼の歌う曲「JACK THE POETICAL PRIVATE(詩的私的ジャック)」の殺人を予言したような歌詞は事件と関係あるのか?
そして、理工学に詳しくないと仕掛けられない密室トリックは犯人の手がかりとなるのか?わざわざ密室にしたその理由とは?わざわざ裸にした死体に残したナイフ傷の意味は?といったミステリーでした。
今回は複雑な事件の謎解きが特に面白かったです。犯人はなぜこんな面倒くさい殺人事件にするのか?最後まで読むとなるほどなあ、関係者の嗜好(狭い意味での性癖かな)が関わっていたんですね。あと、犯人の潔癖な性格と犯人と関係者のポリシーや愛憎関係も重要な要素でした。
こんな事件、普通聞いただけそれも一瞬で解けんわ(作者は犀川をスーパーマンにしたいとみえる)wまるで某「ストレイドッグス」の「超推理」並ですねw
犯人の気持ちはよく分る。ノイズがあると研究のひらめきや思考に影響するから、ノイズを取り除いて真っ白にしたい(誰でも持っている潔癖的な性格ですね)ということですね。ただ、犯人はその傾向が強すぎて、愛よりも比重がおもくなってしまった。最初の殺人で後始末をやらされた時に目覚めた感情とも考えられますね。
気持ちは分かるけど、やっぱり殺人しちゃったら、自分が不純物でノイズになって、自殺するしかなくならない?って思うんですよねw簡単に言えば愛よりポリシーで殺しちゃったって事ですね。
今回は密室や体に付けた傷(これは数字だとはすぐ分かりましたけど、事件解決には意味が無かったw)自体が読者や主人公達へのミスリードだったって所が複雑で面白かったです。しかし、3番目の密室殺人は密室じゃねーじゃんって思いましたわ(自由に鍵で屋内側ドアは開けられるし、本当に発見したとき密室だったのかは発見者の証言だけで描写されてないし)w
もうひとつ、女性と服を交換したり、女性の服を着たがってる結城稔って次のVシリーズの「小鳥遊練無」の原型?っておもいました。
あと、萌絵の親友「牧野洋子」はGシリーズにも登場してたような・・どの巻かは忘れちまったぜw
とにかく、今回の話は事件がや人間関係が複雑で面白かったです。
最後にコンクリートに何もなかったら、藤井助教授にどれだけ恨まれていたか(新たな殺人事件がおこるかも)、想像するだけでたのしいですねw
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