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ライトノベル総合

975やまびこ:2019/09/17(火) 18:33:07 ID:rmiMl0oI
◆εに誓って ーSWEARING ON SOLEMNεー(神聖なイプシロンに誓って)

G(ギリシャ文字)シリーズの第4巻。内容は東京旅行の帰りに名古野(なごの)空港行きの同じ深夜バスに乗り込んだ山吹と加部谷。
その後、そのバスはバスジャックされて、乗ってる他の乗客は「εに誓って」という宗教めいた自殺希望者達のツアーメンバーだった。
抵抗するとバスや東京に仕掛けた爆弾を爆破させるという。一方赤柳の元にはいち早くバスジャックと運転手殺人事件の情報がリークされていた。赤柳は裏で暗躍する「真賀田四季」の謎の組織の影をみるが・・。
という今までの密室やトリック殺人事件とは違うパニック犯罪映画みたいな内容でした。

前巻よりは面白かったです。それぞれの乗客メンバーの自殺に至るまでの心情や過去が読んでいて面白かったです(小説としてだよ)。山吹たちがどうやってこのバスジャック犯に立ち向かうのかって思って読んでいたけど、まあ、常識で考えて、一般人が正義のヒーローみたいに解決できるわけ無いもんなあ。ただ、流されるままなるようにしかならないさ、って所が森博嗣節。醒めているというかリアルですねw
それでも少しは解決に役立つのかなあって思ってましたけど。まあ、今回は警察の仕掛けたトリックを見破っただけでしたw

しかし、自殺のために最後のバス旅行をするって、読んでいて寂しいなあ、わびしいなあ、虚しいなあって・・ずっと悪寒を感じながら読んでました。「バビロン」の自殺法(自由に自殺が許される法)に通じるもの(先取り?)がありましたね。自殺の自由ですか。
「真賀田四季」も色んな実験をして団体をつくって終わったらほったらかしなんですね(糞メーワクだわ)wこのGシリーズは推理ミステリー小説というより、真賀田四季の残した糞迷惑な残骸に主人公メンバーが巻き込まれて戦う話なのかな。

無口で他人に関心のない無機質アンドロイドみたいな海月(くらげ)君は萌絵ちゃんに気があるみたいだけど、犀川というフィアンセがもういるから、どうなるんですかね(何か事件に巻き込まれて死にそう)。そういや矢野繁良は降りなかったと言うことは自殺ツアーバスに乗っていたのか(ああ虚しいなあ)。




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