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ライトノベル総合

973やまびこ:2019/08/30(金) 16:47:06 ID:rmiMl0oI
◆魔剣天翔

Vシリーズの5作目。今回のストーリーは、持つ物を不幸にするといわれている高価な宝石の付いたナイフ「エンジェルマニューバ」を「関根朔太画伯」から取り返して欲しい(盗んで欲しい)と依頼された男性主人公の「保呂草」が、
偶然にも関根画伯の娘「杏奈」と先輩後輩の仲だった女装好きの医学生「練無」を通じて、「杏奈」がいるフライトショー会場に乗り込み高価なナイフの在処を調査を始める。ところが、そのフライトショーの途中でパイロットの殺人事件が起こり、
飛行機が二機墜落してしまう。そして、殺された被害者と一緒に飛んでいた依頼人「亜樹良」(容疑者)とともに「保呂草」は警察に追われることになる。そこに全てを見通す頭脳の持ち主で女性主人公「紅子」の推理が冴えるというストーリーでした。

まず、思いついたのはジャーナリストで依頼人の「亜樹良(あきら)」という依頼人の名前。百年シリーズにも「クジ・アキラ」っていたけど何か関係があるのかなあ?それとマニューバとは何か調べたら、飛行機の動きなんで、宝石ナイフの名前は「天使のような操縦」ってことかなあ?「スカイボルト(空のネジまたは電圧)」の方が何か格好いいかもw

で、感想だが今まで読んだVシリーズの中で一番面白かったし、一番感慨深かったなあ。前作の「クイズ番組殺人事件」はコメディとしては一番面白かったけど、今回は事件の結末が何か物悲しくて、後を引いたなあ。とくに燃料が尽きるまで南の空へ向かって飛ぶ●●(誰かは秘密)。そんなに父を愛していたのか(心中するほどに)。
それと、杏奈と練無の少林寺拳法対決。練無は引き留めようとしてたんだね、「今度、飛行機に乗せてね」って。そして、逃亡のため犯罪を犯してしまう、何でも屋(主に探偵)の「保呂草」・・最後は警察に捕まって次巻から主役降板かと思ったわw

結局、魔剣「エンジェルマニューバ」に関わった一族は悲しい結末になるという物語でもありました。いやあ、今作は読んでいて面白かったわw

あと、この本を読むに当たって「航空機辞典」は必須ですねw航空用語がチンプンカンプンでフライトショーの描写がイマイチ頭に想像できませんでした(もちろん後で調べましたけど)。

Vシリーズは主要キャラの個性が面白いですね。泥棒・変人科学者・女装医学生・サバサバしたお喋り好きな関西ドジっ子。これから読む続編も楽しみです。




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