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ライトノベル総合

970やまびこ:2019/08/02(金) 02:27:04 ID:rmiMl0oI
◆月は幽咽のデバイス

Vシリーズの第三作目。幽咽のデバイスとは「微かに噎び泣く装置」という意味だが、月が?噎び泣く?よく分らんが何となく分かるって感じの題名だなあ。
内容は、建設会社の社長「篠塚邦宏」が住む通称「お化け屋敷」と呼ばれる豪邸に、美術&古物関係の仕事で呼ばれた「保呂草」は、その晩開かれるパーティにも呼ばれる。そのパーティの途中で防音で音楽鑑賞室の密室で乱暴に引きずられた死体が見つかる。果たして殺人・自殺・事故・いずれなのか?
偶然居合わせた、いつもの紅子と愉快な仲間達と共に、少し危険な屋敷の謎そして死体の謎に挑むという話でした。

感想:相変わらず少しのヒントで全てを見通す紅子。紅子より少し劣るがそれでも抜群の推理力を持って暗躍する「保呂草」。そして、女装が趣味の変わった大学生だが、格闘技を使う「練無」。まあまあ面白かったですね(凄く良かったとまでは行かないけど)。
ただ、狼男?謎の猛獣?屋敷に住む怪物の正体がイマイチわからなかったのがスッキリしなくてやや不満でした。彼の生い立ち(そもそも人間?)をもっと詳しく描いて欲しかったかなあ。そして事件の真相がまさかのああいう出来事とは意外でした。
この場合、誰かが罪に問われるのか?被害者はなぜそういう行動に出たのか?やっぱりスッキリしないところが多くて、あとは読者の想像に任せるっていつものパターンでした(全ての真相は語られない)w

大体、男主人公の「保呂草」が堅気じゃなくて〇〇だからなあ(何のため〇〇をしてるのか?彼の生い立ちも謎)wその上、紅子が何故研究をしてるなんのための研究をしてるのかも謎。そして小鳥遊の美女装趣味も主人公サイドのキャラとしては異常w変わった者同士の探偵団って所でしょうか。
まあ、暇つぶし(失礼!気分転換に)にはぴったりの肩のこらないシリーズなんで、これからも読んでいきたいと思います(その辺の少年漫画より面白いしね)。あと、恋愛の五角関係(紅子・紫子・七夏・潤平・林)も相変わらず目が離せない所ですか(+根来じいさん)。




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