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ライトノベル総合
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◆笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE(数学的なさようなら)
知る人ぞ知る、S(犀川)&M(萌絵)シリーズの第三作。主人公二人は天才数学者の住むオリオン座を模した奇妙な建物三ツ星館で行われるクリスマスパーティに招待され出かける。
そこで、天才数学者の天王寺翔蔵は庭の12年前にも一回やったくオリオン像を消してしまう>マジック?を見せるが、前回オリオン像が消えたときには翔蔵の長男が事故死しており、今回も「また誰かが死ぬ」という怪文章が届いていた。
そして、そしてクリスマスの早朝に、庭のオリオン像のそばで、三ツ星館の1号室で、それぞれ死体が発見される。何故誰にどうやって殺されたのかの謎とオリオン像が消えた謎に挑むミステリー。
オリオン像が消えた謎については、付録の三ツ星館の見取り図をみれば途中で気付きました(まあ誰にも分かるわなw)。ただ本当に現実で起こったなら、そういう建物でそういう大胆な仕掛けがあるって想像しないかも。でもオリオン像が消えたときに、もう少し建物全体をよく探すからすぐトリックに気付くかもしれない。
まあ、本題は、どういう理由で殺人が起こったのか、どうやって殺したのか、そしてこの天王寺一族(使用人も)は嘘つきだらけで、この一族の真実の姿はなんなのか?って事でした。
ほんと嘘つきだらけで、刑事さんに嘘言っても罪にならないのか?って程でしたw父親は死んだことになって生きていたり、この館に住む天才数学者は実は本人じゃないかも、家族みんなで真実を隠して刑事や主人公達にもすっとぼけて、読んでいて何が本当なのか分からなくなりましたよ。
事件解決したあとにも、残る重大な謎でモヤモヤ状態ですねwあと自称天才数学者(本人じゃない可能性もある)が出したビリヤードの球の問題も答えが出ねえ(一応考えたが)。
青の部屋で死んだ数学者は実は片山基生かなあ(建物操作に詳しいから、そして今回の事件は彼の仕業だって犀川は断言してる)。公園で少女と戯れてるのが本物の翔蔵?(息子の小説に仙人のおじいさんは外の出て行ったって書いてあるから)、白骨死体が流行小説家の宗太郎かなあ?
最初に出会った部屋は黄色の部屋、次が紫の部屋、最後に自殺したのは青の部屋ってのは関係あるのかなあ。
それとも、数学にも建物にも詳しくなく小説の少年のモデルになった小説家が翔蔵の振りをしていて、地下で自殺した(どうせ癌の後遺症で死期が近いので)とも考えられるなあ。
また、事件当夜本物の博士の他にもうひとり地下にいた(小説家の宗太郎)とも考えられる。
とにかく最後に公園で子供と戯れるのは本物の翔蔵だと思うけど、他人の感想では片山基生だと書いてあって今は混乱してます。
まあ、地下に残った「笑う数学者」は偽物ですねw宗太郎と基生の顔が似てる(双子?)から、事件当夜と事件解決の日では入れ替わった?とも考えられる、すると基生が公園の老人になるが????。
とにかく読後に考えさせられる、糞ややこしいミステリーでした。でもこういう完全に解決しないミステリーも変わっていて面白かったですね。
さて次はどれを読もうか悩みます(手元にはVシリーズとGシリーズが一冊づつで続編である「詩的私的ジャック」がないのでw。
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