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ライトノベル総合
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◆エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ
「レッドデータガール」(アニメでしか見た事は無いが)で有名な作者が描く、かなりオカルティックな女子「美綾」と神と名乗る犬「モノクロ」の大学生活トラブルストーリーの第二巻。
感想としては、神道の歴史や日本の神の存在の歴史や神社の歴史や蘊蓄がかなりディープ書かれている、「憑きもの落とし」をする古書好きで神社に住んでる神道に詳しい主人公でその分厚い本でも有名なシリーズを読んでるかのような印象でしたw
神道とか修験道とか神話とかにこの作者かなり詳しいですね。レッドデータガールも神社と異能者という組み合わせでしたが、これも今回の話は色々な神社と異能者達と神の化身である犬「モノクロ」のオカルチックな変人変犬たちに翻弄される普通の女子大生の話でした。
すらすらお手軽に読めて楽しく読ませて貰いましたが、途中までは起承転結の転の部分が一向に描かれず、このままなんの盛り上がりも見せず終わってしまうのでは?って心配しましたが、ラスト付近でちゃんと非日常な事件が起こって、しっかり主役が主役として活躍したので読後の達成感はまあまあでしたw
出来れば、一巻で出てきた嫌な性格の嘘つき女もでて引っかき回して貰えばもっと面白かったのにってちょっと思いましたね。
今回の悪者はラストにああいう行動に出て、こいつギャグ・道化役としてもしこのシリーズが続くならまた再出演しそうですね。門宮弓月も動物病院の先生も頼もしい味方になりそうです。
せっかく役者が揃ってきたのにまだ二巻しかでてないのは勿体ないので、ぜひ続きを書いて欲しいですね。
しかし、今回の悪人はもっと酷い目に遭って罪を償って欲しかったですね。てっきり「モノクロ」と同じ神の化身かと思いましたがただの変人異能力者でした。人間になりたい神の「モノクロ」の人間としての成長過程も見所の一つですね。
アラハバキの神っていえば、「龍の黙示録」シリーズで東北の吸血鬼村で「アラハバキ」の剣とか出ていた気がします。他にも色んな小説に使われていそうですね。
小説内ではもう季節は春一番では無いけど(今回は梅雨〜初秋)、次は冬あたりの話でしょうか?続きが出たら是非読みたいです。
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