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ライトノベル総合

934めんたい:2018/06/17(日) 00:50:09 ID:rODKo/KA
◆赤目姫の潮解(その2)
ストーリーのつづき
⑩紅塵を逃れるに迅(紅塵とは俗人の住む世の中のこと)
赤・緑・黄・黄緑・オレンジ・紫の目をした6人が世界各地で起こってる意識の混線や異常について会議している所へテロリストの一団が乗り込んでくる。撃退した赤目姫達は脳以外を機械化された人間達のストレスが原因なのかもと推測する?ここは「脳だけ人間」の見ている仮想世界なのか?遺伝子アルゴリズムにより成長する世界なのか?現実世界にあやつり人形人間(サエバ・ミチルのような)が存在する世界なのか?
⑪座して星原を見る
北極に向かって旅する?赤目姫と緑目王子。野宿していたら、赤目姫は他人に乗り移れる能力で、梟に乗り移って平原を飛ぶ。元に戻れなくなり、梟はいつの間にか飛行機になって飛行場に着陸。そこで青い瞳の女性(神・創造主・真賀田四季女史?)と会う。そこで色々なイメージを想像して体験し、子供になった赤目姫と緑目王子はキスをする。そして夢は覚めて野宿している現実へ戻る。その際、夢の中で金髪の犬ロイディとじゃれるシーンもあった。
⑫シルーノベラスコイヤ(神話のヒュアキントス(死んでヒヤシンスになった)の事らしい)
クーパとマタイと夜中に彼の日本の屋敷のサンルームで語らっている。クーパはの目は昔は赤かったとか日本に来たのは初めてなのに、マタイとはどこかで会っているとか、ロビンス卿は病気で臥せっているとか、紫王は別の人物になって大統領候補にとか。三木(黄緑の目)の操り人形でなくなったマタイは一人でロビンス卿の家に訪ねた時のことを思い出す。その屋敷の円形の広場には少女姿のタリアがドールハウスで(マタイとクーパの)操り人形で遊んでいた。いつの間にか少年の姿の三木も操り人形で紫王や犬(駱駝)を使ってタリアと会話する。タリアは「私たちはシンディのの中にいる」という。
⑬フォーハンドレッドシーズンズ(100年だね)
私(篠柴か鮭川)はマタイの屋敷にて朝ベットから起きて食堂へ。庭を見ると目まぐるしく季節が変わっていく。そして庭に白いワンピースの女性(真賀田四季かなあ)。彼女は疑うべきものは何?と問う。私は架空のロゴスと考える。その後私はふと庭に何十年も捨てられている少年少女の人形を見て、いつの間にか正面に座っていたマタイと「人間と人形の違い」について議論し、この世界を一人の天才(あの人?)が作ったとマタイは仄めかす。そして、いつの間にか私もマタイも消え、そのテーブルにはかつての自分やマタイや赤目姫が座っていた(あやつり人形劇ですね。)、つまり第一章に戻る。(終)

さて自分なりの精一杯の解釈と感想です。まず、時系列が全然分らんw一章では三木シゲユキはもう老人、喫茶店ではまだ若者、庭で人形劇をしてた時は少年。何が現実でなにが幻想か、ややこしすぎるのでもう考える事を諦めましたw次に天井が黒いと自分は操られている人形って事なのかな。マタイはマタイ「マタイの福音書」の暗示?蝶は魂の暗示?曼荼羅は前作にも出てきた。気になる言葉「想像主への接近こそが人類の願望」「観測が全ての存在の証」「ぼんやりとしたフルカラーのイメージこそが人間の到達した高み」「世界の始めにロゴスがあった」「全てのものは矛盾を内包してるから矛盾はしていない」うーん深い言葉だ。
つまり、前作のロイディとミチルのような共存関係が発展して、この世界は脳が別の所にあって人形(ウォーカロン)を自分の代わりに動かしてる世界なんだと思います。そしてそのシステムを管理しているのが目の色が違う6体のAI搭載のウォーカロン(赤目姫、緑目王子・・)。かれらは古くなると別のAIウォーカロンにその役目を渡す。その6体をさらに上から管理するのが青い目の創造主(真賀田四季のクローン)って事かなあ。え、そのシステムに異常が起こり、篠柴や鮭川が別の人物の記憶を持ったりしたのかなあ。このシステムに不満を持つ脳だけ人間達が自分の人形を使って、会議を襲ったんだと思います。つまり、「ウォーカロン」シリーズより未来の話なのかなあ。
しかし、長生きできて、便利で効率的な未来かも知れませんが、ディストピア的で怖いですね。自分は脳だけになって生きたくないですね、普通に生きて死にたいです(普通ってなんなのっていわれそう)w




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