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ライトノベル総合
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◆赤目姫の潮解(潮解とは物質が空気中の水分を取り込んで水溶液になること)
いやあ、こんな難解な問題作(衝撃作)とは思わなかった。自分は二回読んだがほとんど理解できなかった。山田正紀のSF小説(これも難解)を読んでるかのようだった。
そういう事で、いつもより詳しくストーリーを追いたい(感想を書きたくても理解できてないからw)。
①廉潔の館へ(廉潔とは私欲が無く心や行いが正しいこと)
篠柴(情報医学者)と鮭川(小説家)と赤目姫が赤目姫の叔父の摩多井(マタイ)の屋敷へやってくる。そこには初老の男・三木繁幸(シゲユキ)が執事のようなことをしている。駱駝という名前の犬もいる。彼らは移動するオアシスについて語り合う。
②翠花の宮殿へ(翠花とは天皇の旗のこと)
篠柴はチベットで赤目姫と緑目王子の宮殿へ行った時の事を話し始める。空気で浮く遊びや砂で曼荼羅を描く所を見せてもらう。そのうちに篠柴は子供の頃に緑目・赤目の少年・少女を見た事を思い出す。
③紫の朱を奪う(青になるよねw)
鮭川はナイアガラの滝で赤目姫に会ってトロントまでドライブしたことを話す。トロントでは紫の目の蝶の腕時計をして仮面を被った大富豪紫の目の王(紫王)と出会い、彼は赤目姫と二人だけで豪華な別荘へ。その話を聞いた篠柴はロレンス卿を知ってると言う。
④形而下の浸透とその法則性(形而下とは形のあるもの、物質的なもの)
篠柴は何故か自分が紫王になって赤目姫とトロントで会っていた記憶があった。そして話は再びチベットの宮殿へ、篠柴はいつの間にか緑目王子の父・紫王になっていた。彼はトロントで赤目姫と夢や天上の神々の話をしたという。そしてまたトロントの別荘へそこで紫王は赤目姫の手にキスをする。そして三度チベットの宮殿へ意識が飛び、今度は元の篠柴の体に戻っていた。
⑤疑念の振動とその不規則性
パティ(18歳?)は植物人間の姉シンディ(28歳?)を殺してヒッチハイクの旅に出る。そこで鮭川の車に乗せてもらい、「ナイアガラの滝」へとドライブする。彼女は自分の事をシンディと名乗っていた。一方赤目姫も同じ道を北へ(トロントへ)向かっていた、運転してるのは元博物館員の男。その男は「母(胸のガン)が危篤」のプロトコル(通信?)を受け取って、赤目姫とナイアガラの滝で別れることになる。その際、赤目姫から「気管の奥へと入るイメージを持つことです。気体になることで観察が可能になります」など不思議なアドバイスを受ける。
⑥虚数のように軽やかに
鮭川はトロントのロビンス卿(目が黄色)の豪邸で愛人でシンディの母のクーパの誘いを受け、「ナイアガラの滝」へドライブすることになる。鮭川の父とロビンス卿は親友である。鮭川は北極の穴や二頭の虎やロビンス卿の愛でている薔薇の話をクーパとする。そして、南からシンディ(パティ)と「ナイアガラの滝」へやってきたもう一人の鮭川と出会い、じぶんが鮭川に化けた篠柴のゴーストだと思い出す。そこへ赤目姫がやってきて、二人の鮭川はいつの間にか一人になっていた。
⑦天知る地知る
アフリカ?の砂漠でロビンス卿(科学者でもある)のいる砂に埋まった潜水艦に招き入れられた学者のマタイ(摩多井)とアシスタントの三木(黄緑の目)は「地面の移動と原因に関する調査」について語り合う。その時、河の大移動が始まって、潜水艦は水に飲まれ動けるようになる。その際移動に使った二頭の駱駝は洪水に流される。
⑧麗しき天兒(天兒とは幼児の傍らの置いて凶事を移し負わせた人形)
マタイのアシスタントの三木(黄緑の目)は渋谷のジャズ喫茶でオレンジの目のアメリカの研究員タリアと出会い研究にのヒント「遺伝子アルゴリズム」について示唆を貰う。その場には無意識に砂糖で曼荼羅を描こうとする老人(紫王?)もいた。タリアは自分のことを端末といい、彼女の部屋には空気が吹き出している穴があった。そして以前チベットの宮殿で空気穴で遊んだことがる事も話す。その宮殿で三木と会ったことがある気がすることを話す。その後二人は付き合って30年がたった。
⑨熟せずして青枯らび(青枯らびとは多分「青枯病」に罹る事だろう)
再び篠柴と鮭川の会話。篠柴には母が危篤のドライバーになって、母の気管の中に侵入した記憶があった。二人はこの世界が発想・アイデアを生み出すために脳だけ取り出された人間達のネットワーク空間じゃ無いだろうかと疑い出す。
(つづく)
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