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ライトノベル総合

922めんたい:2018/03/05(月) 18:22:28 ID:gVk8kjHE
◆虚実妖怪百物語 急

このシリーズの第三巻。妖怪好きの妖怪馬鹿達とそれを粛清しようとする政府機関(警察・自衛隊・矯正施設)や民間組織や日本を滅ぼそうとする魔人との戦いを面白く滑稽に描いた最終巻。内容も「今度は戦争だ!」感じです(水木先生「戦争はいかんですよ」)。

もう早速感想。なんていうか「妖怪のスパロボ」ですよ、最終決戦では、自衛隊に対して「犬夜叉」「殺生丸」「うしおととら」「ゲゲゲの鬼太郎」「豆腐小僧」から「ガメラ」「ラドン」「大魔神」「クモンガ」「モスラ」の怪獣まで出てきます。読んでいてワラけてしまいましたw
エヴァやガンダムやゴジラも出そうとしたらしいけど、そこは大人の事情と自重らしいです。いやあ、犬夜叉と虎と貞子の共同戦線を映像で見たいなあ。もちろんその他の有名妖怪達の「百鬼夜行」も大活躍。
それだけじゃないです。声優の「野沢雅子」「戸田恵子」から俳優「佐野史郎」「島田久作」、漫画家「伊藤潤二」「ゆうきまさみ」「日野日出夫」「永井豪」やら小説家「小野不由美」「鈴木光司」まで出てきて、絶句「なんじゃこら?」状態。笑いが止まりませんでした。数え切れないですが、120人以上は色々な有名著名人が出てきてると思います。
故人の「柳田 國男」氏も出て喋ってますね。でも一番笑ったのはやっぱり巨大テレビから出てくる巨大な貞子さんでしょうかw妖怪とは関係ない鈴木光司さんが自ら出現させたとの事でした。でもホラー小説をよく書いてますから少しは関係あるのではないでしょうか。

ただ、オチが良く分からない理屈で大団円になったのはちょっと腑に落ちませんでした。あの薔薇十字探偵の名前が出てきたのは嬉しかったのですがね。多分、これだけのバカ騒ぎのお祭りみたいな小説は最初で最後ではないでしょうか。京極夏彦氏の妖怪にかかわる小説の集大成みたいな内容ですし、よくこれだけの登場人物を活躍させ書き切ったなあ、ってそこは凄いと思います。膨大なエネルギーが必要だったに違いないと想像します。
著者は京極堂になりきって、「この世に不思議なものなどありません」って颯爽と事件(戦争)を解決されて羨ましいですね(小説家の特権)。水木先生も最後は妖怪になられたのですね。

最後に「「鵺の碑(いしぶみ)」じゃなくてもいいから、京極堂シリーズ」の続編を強く希望します。
そういえばベガ(スト2)のモデルって「加藤保憲」というか島田久作さんなんでしょうかねw




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