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ライトノベル総合

920めんたい:2018/02/20(火) 23:47:43 ID:gVk8kjHE
◆虚実妖怪百物語 序

序・破・急と続く多分3部作だと思われる京極夏彦の妖怪物語の第一巻の序である。
序だけだと内容がつかみ所が無く、世の中がささくれ立って、妖怪を見かけなくなったと嘆く「水木しげる」を始めとして、妖怪好きな作家や編集者や妖怪学者たちが、突然現れた目に見える妖怪らしき物たちや妖怪を敵視する団体や世間や政府機関とのトラブルを滑稽に描いた話。
ただし、この現象・異変を操る黒幕(「帝都大戦」の加藤?イスラム辺りの悪魔?)がをいるらしく、最後はそいつと「京極さんと愉快な仲間達」が面白可笑しく戦うんじゃないかなあって感じです。序なんでまだ本格的には物語は始まってないって感じですね。(あと、エヴァンゲリヨンかよ!)。

本の分厚さは普通だったけど、読むのがきつかったわーw何がキツかったって、出てくる登場人物の量が半端なくて、こんなに沢山覚えられるかー!って最初本を放り投げたくなりましたくらい。
ざっと数えても、主な登場人物が70人〜80人います(アホかー!)。ほとんどが実在人物らしく、京極夏彦とその関係者や知り合いや友人達でした。

嘘だと思うなら、書きますよ出てくる人全員書いてもいいですよw
榎木津・京極・郡司・荒俣・夢枕・水木・村上・多田・青木・岡田・及川・梅沢・悦子・ナオコ・レオ若葉・黒・鴨下・平山・福澤・加門・木原・中山・伊藤・黒木・松村・ホンダ・佐藤・恩田・小松・高谷・榎村・西山・大江・久留島・清水・唐沢・松野・木場・久禮・山田・常光・纐纈・・まだ2/5かよw

まあ、主役っていうか、妖怪馬鹿達に馬鹿にされるのが二人出てくるんですけど(レオ☆若葉と榎木津平太郎)、どうやらそいつらが物語の主幹(ギャグ担当でもある)らしいですね。まだ序しか読んでないので、誰が最終的に重要人物になるのかは分りませんが。

さて感想、船酔いや陸酔いが慣れれば大丈夫になるように、最初は苦痛でしたが、慣れてくれば少し面白くなってきました(ランナーズハイみたいなw)w。文章とギャグ(言葉遊び)少々クドいですが、まあ、ここまで頑張ったから最後までつきあって読むつもりです。もう義務です、根性です、変な自己満足や達成感のためです。
独特の妖怪哲学が相変わらずだなあって読んでいて思いました。京極夏彦さんはもう「京極堂」ですね。「この世に不思議な物などないです」ってかんじで。この本を読むときは、登場人物のファイルを作ることをおすすめします。そこを乗り越えられれば、まあまあ面白くなると思います。

最後に、京極堂シリーズ?百鬼夜行シリーズ?どっちでもいいけど、新刊を早く出して欲しいです。また、薔薇十字探偵やヘッポコ小説家に会いたいですね。
さて、「急」(第二巻)を読みますか。エヴァかよ!(二回目)。




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