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ライトノベル総合
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◆ペガサスの解は虚栄か?
ウォーカロン(W)シリーズ第七弾。人間の代わりに危険な仕事に従事する人造人間とも言うべき「ウォーカロン」が人間より多くなり、人間との違いが分からなくなった世界。
人間は医療技術の発展により長寿を得た代わりに、子孫を産めなくなり、主人公はその原因と解決を探るため、またウォーカロンと人間の新たな関係を探るために、日夜研究を続けている。
そして新たに、人工知能やトランスファーという第3第4の知性体の出現により、世の中はさらに複雑になっていく。またそれらを巡って、いろいろなトラブルが主人公に降りかかり、それらに対処していくという物語である。
第7巻まで来ると、最初は単純だった構図も、かなり複雑になってきて、全巻までの内容を思い出すのも大変になってきました。あれ?人工頭脳とトランスファーって違うんだっけ?とかチベットのスーパーコンピューターの名前何だったっけ?とか、脳だけになってヴァーチャル村に住むの博士ってどうなった?とか、フランスの危険なコンピュータはどうなったっけ?とか。
でも面白いです。淡々と話は進むけど、この人の文章は読みやすいし、本は厚くないのですが、しっかり起承転結で話がまとまっていて、だらだらしてなく、文章にもキャラクターに文章にも独特の味独特の味わいがあります。
今回は日本が誇るスパコン「ペガサス」の奇妙な発言をきっかけに、インドの富豪の家に脱走したウォーカロンが潜伏しているらしいという噂を調査しにいくという内容です。今回のパートナーはウォーカロンの「キガタ」と人間かウォ-カロンか不明の「アネバネ」の3人で、前パートナーのウグイはお休みで、あの夫婦漫才がもう読めないのかと残念な気持ちでしたがと、ところがどっこい後半でまた主人公とウグイが組んで仕事をするということで、なんかホッとしましたw(いやあ感情移入してるなあ)。
やっぱりウグイはひと味違う。っていうか今回のウグイは上目遣いに舌出しペロッですよ。やばい想像しただけで萌え〜でした〜(感情移入しすぎだろw〜(感情移入しすぎだろ)。
しかし、長い付き合いのあの人がお亡くなりになるとは、そこは残念でならなかったです。それもかなりの悲劇で。あと、トランスファーのデボラの存在も頼もしいですね。いやあ、主人公の周りには「間賀田四季博士」を始めとして、スーパーパートナー揃いで羨ましい。ただし、プライベートも覗かれてるのは嫌ですけど。
次回作も二冊(「血か、死か、無か?」と「天空の矢はどこへ?」)ほど予定が決まっているらしく、この比較的まったりとしたSF物語はどこへ突き進んでいくのだろうって楽しみです。
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