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ライトノベル総合

909まほろ:2017/12/07(木) 23:21:56 ID:gVk8kjHE
◆製造人間は頭が固い

知る人ぞ知るブギーポップで有名な「統和機構」の一員<製造人間>と呼ばれてるムビョウと気まぐれ?で助けた少年ヒノオを巡るトラブル&哲学めいた話です。
ブギーポップと言えば、電撃文庫。しかしこれは早川文庫。早川文庫と言えば「グインサーガ」とかが有名。あと、「正解するカド」や「ID-0」も早川文庫だった(驚)。
だから、ブギーポップよりちょっと上の年齢向けな感じがしました。

もう少し内容を説明すると、ムビョウさんは、普通の人を合成人間にする液体を作ることができる能力があり、反組織や彼を妬むライバルたちが攫ったり襲ったりする対象となっているが、本人はどこ吹く風といった風に無関心。一方、助けた少年も合成人間液を注射したにもかかわらず、何の変化も見せず<無能人間>と呼ばれてムビョウさんと一緒に暮らしている。そこへ双極人間(リミット・リセット)や最強人間(最強さんといえばあの人)や奇跡人間や交換人間が彼らと対立するって感じですね。
はっきりいって、主役のムビョウさんはめんどくさい性格ですねw

感想・最近のブギーポップシリーズよりは面白かったです。また、独特の上遠野哲学も、今回はなかなかに、自分の思うところとマッチしていて、実に共感できるものが多かったですね。しかし、交換人間はちょっと気に入らなかったですね。もう能力が悪魔じゃないですか、倒しようがないじゃないですか、やっぱり高能力にはそれなりのハイリスクや弱点があって欲しいものです。結局最後まで読んでも、何も引かない何も足さない哲学っぽい言葉の応酬でほとんど状況が変わらないじゃ、超スローペースのスポーツ漫画とかを読んでるみたいで、終わりが見えなくて読んだ甲斐があまり感じられないですね。
まあ、上遠野哲学を披露するために、合成人間たちは役者(スターシステム的な)として存在すると思えば少しは納得しますが。

厨二っぽい哲学や理屈っぽいのが好きまたは霧間誠一(霧間凪さんの父)語録のファンならお勧めします。何度も書きますが、自分はそれなりに面白かったです。




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