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ライトノベル総合
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◆未来恐慌
これは思ったより怖い小説でした。これを読むと「人類は滅ぶしかねえ」って悲観主義になっちゃうかも。
ストーリーはウェブ万博に出展予定の「人類の未来」において、未来学の学者がスパコンでシミュレーションしたら、どんな好条件を与えても人類の文明の崩壊につながるという結果が出たが、スポンサー企業は無理矢理にでも「明るい未来」にしようとして、その結果を無視する。
ある日、急激な株価下落が始まって、その結果、人類文明は崩壊へと向かう。何とか食い止めようともがく主人公達って内容です。
いやあ、怖面白い。この人の書く小説は、専門用語や専門知識が無いと良く分からないのが特徴。今回は株についての知識が必要だったし、ペンディングとか会社用語?が飛び交って、辞書で調べながら読みました。しかし、調べなくても何度も読み返せば何となくわかるので気にはなりませんでしたが。
小松左京の「日本沈没」に影響されたらしく、人類の危機を描いたらしく、まさにその深刻さが伝わってきましたわ。
こういうのをアニメで膨らませてやって欲しいなあ。
あと、この本を読むと、日本の自給率はこのままで大丈夫なのか、日本の借金は大丈夫なのか、コンピューター任せの経済システムでいいのか?政府は肝心な事は隠して目を背けて、いい事ばっかりのように国民に伝えているのでは?って色々妄想が頭の中をよぎりますw
お化け心霊現象やサイコパスとかじゃなく、人間の本質に迫るホラーともいえますね。いやーおもしろかった。ただ、「田舎の素朴な生活に帰れ」ってのはちょっと安易ではないかなってもおもいました。
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