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ライトノベル総合

877まほろ:2017/07/06(木) 00:54:50 ID:gVk8kjHE
◆私たちはいきているのか?

ウォーカロンシリーズの第五作。人間の代わりに危険な仕事に就くアンドロイド「ウォーカロン」が人間より増えて、人間と見分けがつかなくなった時代。
人間の方は、医療技術の進歩で不老不死に近くなった代わりに、子供ができない体になってしまう。一方「マガタ博士」が関わった人工知能やそのトランスファーが暗躍する時代に突入しようとしていた。
主人公は世界各地の施設や工場や遺跡を訪れ、そこで人間とウォーカロンの関係の研究や、そして人工知能やマガタ博士のコピー?などと出会い、トラブルに巻き込まれながらも、世界の変遷を感じてい一種の探検物語ともいえる。

今回は南アフリカの謎のウォーカロンだけの村に潜入して調査(博士の勝手な好奇心w)する話でした。主人公のハギリ博士は温厚でのんびり屋なのだが、トラブルメーカーだなあw
行く先々で、敵の罠にかかったり、テロに巻き込まれたり、護衛のウグイやアネバネを巻き込んで危機一髪な事件に遭遇しますねえ。
でも博士には新たな能力ともいえる、神の目神の手の「デボラ」がいるから、もう寺澤武一の「ゴクウ」もビックリ、電子世界の住民となった某少佐よりも便利で強いかもしれません。
いやあ、こういう展開になるとは思わなかった。実に面白い、少年漫画を読んでるみたいです。

護衛のウグイは頼りになる木の強い女性だが、だんだん柔らかくなって、いまやコメディ担当かな。もう一人の護衛アネバネは全身サイボーグっぽい(無口で何も話さないけど)。すごく頼りになるやつ。たまの会話がほえましい。
人工知能「デボラ」は頼もしすぎるが、人間に見切りをつけて、敵になる可能性もあるからちょっと怖い。その他わき役も味があってこのシリーズ最高です。

間口が広いけど、淡々とした文章に最初は戸惑う(文学的に飾りがない)かもしれないが、慣れれば心地よい癖になる文章でした。これからまだ二冊も出版予定なので、まだまだ楽しめそうです。

今回の肝は生命とは何か?生きてるってのは何か?アンドロイドや高度な機械も生きているのか・・・考えただけでも頭が痛くなるテーマでした。知性がなくても虫だってオケラだっていきてるもんねw




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