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ライトノベル総合

861まほろ:2017/02/21(火) 00:29:49 ID:slHMF61A
◆鹿の王(上) 生き残った者
ある日、塩の採掘抗で伝説の国を滅ぼした凶悪な「黒狼熱」が流行り、奴隷として働く元勇敢な戦士ヴァンと幼女ユナだけが助かり、彼らは脱走して新しい生活を始める。
一方もう一人の主人公医者のホッサルと助手のマコウカンは「黒狼熱」の特効薬を作るため、病を生き延びたヴァン達を捜し求める。果たしてこの病は神の怒りなのか、征服された民族の呪いなのか、二組の主人公達は謎の陰謀に巻き込まれながら段々とその真実近づいていくミステリ&冒険小説・・かな。
いやあ、この人は独特の世界観を読者を少しずつ納得させ引き込みながら構築するのが上手いなあ。ただし、「黒狼熱(ミツツアル)」「火馬(アツアル)」「民(オマ)」とか漢字を独特の読み方で読ませるのだけは辛かったなあw
ユーラシア大陸では本当にそういう言葉があるのかも知れないけど、普通に「コクロウネツ」でいいじゃんって何度思ったか。

さて感想ですが・・面白い!さすが書店が選ぶ本一位になっただけはありますね。ヴァンを応援したくなるし、ユナちゃんが可愛い。ヴァンを信頼して一緒に生活をしている家族にも幸せになって欲しい。なんて言うか架空の物語なのに感情移入が半端ないねw
ヴァンの章はは冒険担当でホッサルの章は謎解き担当で交互に話が進むので読者を飽きさせない構成も良いね。世界観は「精霊の守人」に似ていて、結構複雑な国や民族構成で、隣の軍事大国がラスボス(予想だが病を流行らせたのはこの国の陰謀かも?)の気もする。
とにかく後半が楽しみで早く読みたい作品でした。(2年前の作品なのに、今頃ようやく読みましたw)




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