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ワンピの覇気は跡付けなのか?

58nn:2010/09/22(水) 23:37:20 ID:nPcCEfQQ
読者は、ジャンプ王道のバトル漫画が読みたい。
作者は、冒険漫画ワンピースが描きたい。(バトル漫画を描きたいわけじゃない)

【参考:冒険漫画の例】
初期のドラゴンボール  ドラゴンボールを集めるのが目的。必ずしもピラフ一味と戦わなくても良い。
ワンピース         ラフテルへ行きワンピースを探すのが目的。必ずしも海軍や黒ヒゲと戦わなくても良い。
【参考:バトル漫画の例】
ジョジョ第3部       Dioと闘い、倒すのが目的。もしDioを日本におびき出せれば、エジプトまで冒険する必要はない。
後期のドラゴンボール  セル、ブウを倒すのが目的。冒険要素は少ない。(例外:フリーザ編)
 
読者はバトル漫画を読みたいという点は、ネット上で「ロギアだ!覇気だ!」と強さ議論が盛んなことが端的に示している。
作者がバトル漫画を書きたいわけじゃないというと反論が出るかもしれないが、作者が熟考して設定した広大な架空世界と倒し尽くせない強大な敵、それに比して脆弱な「ゴムゴムの実」の能力から、それは推察できる。
インディ=ジョーンズは冒険の過程で、得意の鞭を駆使して様々な敵と戦う。中にはドイツ軍のような戦闘のプロもいる。
彼の得意武器は銃火器ではない(従軍経験があり取扱はできるが)。なぜなら彼は冒険映画の主人公であり、バトル映画の主人公ではないのだから。

ここまで作者は卓越した力量でこの歪みに折り合いをつけてきたが、長期連載の結果この歪みは限界に達していて、ルフィ自身も悲鳴をあげている。
「俺は弱い!」(だってオラ、冒険漫画の主人公だから・・・)

現在、ワンピースは冒険漫画としての初期設定を、少しずつバトル方向へ修正している。
(覇気の設定の明確化、ルフィの強さへの渇望、戦う動機の補強(エースの敵討ち)など。)
この修正はかなり以前から時間をかけてゆっくり行われており、違和感は少ない。
(シャンクスはこの修正の最大の犠牲者だが、彼は犠牲になるのに慣れているからOK。)

主観的感想だが、ドラゴンボールのフリーザ編はセル編に比べ印象に残っている。
それは、「ナメック星冒険譚」としての面白さと無関係ではないと思う。
再開後のワンピースでバトルが増えるのは仕方ないが、冒険漫画としての面白さは失ってほしくない。
この作品の冒険漫画としての面白さは、第1話から最終話まで続く「ひとつなぎの財宝」なのだから。


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