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天賦人権説(あるいは自然権)の否定は何が問題なのか?

198( ´∀`)さん:2018/05/17(木) 18:05:25
天賦人権論の最大の誤謬はそもそも証明不可能な「神」によって権利が保障されているという点にある。
ホッブズのいう自然権の定義とは、神ではなく人間同士の社会契約によって人間自身の権利を守ろうとしている点に価値があるのであって、「万人による闘争状態」を「人類の歴史は苛烈な闘争が継続していたわけではない」という論法で否定するのはズレた反論だ。
自由と平等を究極的に実行すると必然的に殺人も強盗も正当化可能な権利であり、それを社会契約で可能な限り無害化しようというのがホッブズの理論。これに対して「人類は常に権利を究極的に行使してきたわけではない」って、いやそりゃそうだろう。国家が成立する前だろうが後だろうが、パン一つ手に入れるために常に殺すか殺されるかの環境に身を置きたい人間は少数派だろう。
議論のずれが生じるのは天賦人権論を否定する立場の人間は現在の「人権」の価値観そのものを否定しているわけではないというところにある。
「人権」は素晴らしい価値観だろうが、それは「神」によってではなく「人間の自発的意思」によって守るべきだと主張している。


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