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【ミ】『リッチャー・ミステリー・ライブラリー』
1
:
『司書』
:2013/04/14(日) 22:56:53
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| すべての人間の一生は、神の手で描かれたおとぎ話である。 |
| ハンス・クリスチャン・アンデルセン |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
2
:
『司書』
:2013/04/14(日) 23:15:38
┌────────────────────────────────────────────────┐
│オウガーストリート郊外にある建設中の図書館、『リッチャー・ミステリー・ライブラリー』。 │
│だが、この図書館は新築ではない。 .│
│既に何十年も前から作り続けられている図書館だ。 .│
│昼も夜も決して「釘の音」と「書物を運び入れる音」を途切れさせることのない、増築され続ける本の城。 │
│一般に流通している書籍に限らず、企業の機密書類、故人の手記、令嬢の恋文から古代の石版に至るまで、 │
│文字が書かれているものは無差別に収集され、無秩序に館内の棚に収蔵されていく。 ....│
│大戦中の文書を漁る学者くずれ、秘密取引をするギャング、暇潰しのホームレスと、利用者の姿も様々。 │
│いったい何所からこのような書物を手に入れてくるのか? そして何故ここに集めるのか? .│
│その理由はおそらく『司書』しか知らない。 .│
│ ...│
└────────────────────────────────────────────────┘
【館内での注意事項】
・GM:『司書』の低危難度ミッションスレ
(関連:【個】『書庫』
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/2053/1325770833/l50
)
・参加者の募集は当スレで定期的に行う。
ミッションが行われていない期間中は、場スレとしての利用も可能。
・一般人PCの希望があれば、短編ミッション形式で供与を行う。
その際、こちらからPC設定をすることもある。
・進行は基本1日1レス。
3
:
『司書』
:2013/04/14(日) 23:52:47
『All You Wanted』
内容:『メイド』の募集
募集人数:一般人1名
4
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/15(月) 06:02:59
>>3
『参加(就職)希望』
5
:
『All You Wanted』
:2013/04/16(火) 09:56:58
ある晴れた日の正午過ぎ、『ハートレビュー』は『リッチャー・ミステリー・ライブラリー』の正面玄関の前に立った。
その手に握り締められているのは、街角の電柱から引き剥がした、この図書館の『メイド募集』のチラシ。
それによると、あまりにも広く複雑になりすぎた館内の掃除と、膨大な図書の整理、そして館の主である『司書』の世話を兼ねる『メイド』を探しているらしい。
給金も仕事の内容のわりにはなかなか良い。ちょうど食い扶持に困っていた『ハートレビュー』はチラシを剥がしたその足でこの奇妙な館に来たのだ。
(『ハートレビュー』は外見と所持品を明記してレスを開始。)
6
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/16(火) 19:19:15
>>5
「此処か」「いきなり入るべきか?」
「迷うな」
図書館の前で立ち往生している。
来たのは良いが、どうすれば良いのか、どうもしない方がいいのか、分からない。
……とりあえず、辺りに気になる物が無いなら、館内に歩み入る。
ろくでもない連中の住処と化していると噂もあるし、必要な警戒は怠らない。
「お邪魔します……?」
『外見』
赤髪でボブヘア、瞳はミント色。
両頬に小さな黒いハートのタトゥー。
身長6フィート超で、細身。
服装は着古されたゴシックな黒いドレスで、黒革のブーツを履く。
『所持品』
件のチラシ
白いハンカチ
バタフライナイフ(許可されるなら)
飴玉四粒(ミント味)
7
:
『All You Wanted』
:2013/04/16(火) 23:39:46
>>6
『ギィィィ……』
『ハートレビュー』は古びた木製の扉を開くと中に踏みいった。
『コーーン……』
ほこりっぽく薄暗い館内だ。明かりは窓から射し込む日光と、所々に吊られている小さなランプだけ。しばらくして目が慣れてくると、入ってすぐの場所は円形のホールになっていることが分かる。中央に受け付け用のドーナツ型の事務スペースを配し、そこから放射状に本棚が立ち並んでいる。辺りに人の気配は無く、『ハートレビュー』の靴音だけが響いた。
『ガサッ』
『ハートレビュー』はもう一度チラシを広げる。そこにはあらかじめ採用条件まで記載されていたのだった。その条件はただひとつ、『司書に出会うこと』。
『・・・・・・』
だが、そもそも『リッチャー・ミステリー・ライブラリー』の『司書』は都市伝説で語られるような謎の人物である。ある人は『頭がぼけてきた大富豪の道楽老人』だといい、またある人は『夫が作った図書館を引き継いだ未亡人』だという。
正体は誰も知らないが、こうして広告を出すということは実在の人物であることは間違いないのだろう。『ハートレビュー』は謎の『司書』をこの迷宮のような館内から探し出さなければならない。『就職試験』は既に始まっている。
8
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/16(火) 23:46:10
>>7
「これが『試練』」「……か。なるほど」
「面接とかよりは、ずっと、やりやすいかも?」
まずは事務スペースに向かおう。
本棚から当てなく何かを探し出す、というのは、掛かる時間があまりにも非現実的過ぎる。
つまり、此処は目に見える範囲で一番『気になる』場所に向かうのがセオリー。
それが『事務スペース』だった……それだけだ。
床が老朽化しているかもしれないので、呉々も気を付けよう。
9
:
『All You Wanted』
:2013/04/17(水) 19:23:19
>>8
事務スペースの前に立った。
大きい半月型の机を2つ組み合わせて区切られたスペースで、
中心には書類や文具を収めた円筒状の棚が置かれている。
机の上には、最近運び込んだ本のリストや、改築工事の日程表などが散乱している。
見たところ書類の日付は新しく、ほこりも溜まっていない……『司書』は普段はここで業務をしているのだろうか。
10
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/17(水) 22:51:11
>>9
「以外とだらしない?」「それとも誰かが荒らした?」
「どっちでも良いか」
散乱した書類にざっと目を通す。
何か、ヒントになりそうな物は無いだろうか?
また、一度書類を机の端っこに固め、何か埋れている物が無いかも確かめる。
こういった所にこそ、秘密のスイッチでもありかねない。
11
:
『All You Wanted』
:2013/04/18(木) 22:53:12
>>10
いくつかの書類に、インクでサインがされているのを確認した。
署名は全て同じ名前と筆跡で、『Michel Richer』。
『カタッ』
また、書類を整理していると、下敷きになっていた紙に引っ張られて側の写真立てが倒れた。
写真の中には、書斎の椅子に腰かけたままこちらに視線を向ける老婦人の姿があった。腰ほどもある長い白髪を後ろで束ね、ベレー帽を被っている。
その手には羽ペンが握られており、これから手紙でもしたためる様子だった。
これが『司書』本人か、それとも関係者だろうか。
12
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/19(金) 07:23:10
>>11
「リッチャー……ああ、此処の名前」
「で、写真」「成る程」
そういえば『司書』の姿形、名前は今まで知らなかった。
これは有益な情報かもしれない。
もっとも、これが『司書』だとは限らないが、まあ何も知らないよりは良い。
「あとは」
写真立てをもう少し調べてみる。
何か別の写真とかが重ねて入っていたりはしないだろうか?
13
:
『All You Wanted』
:2013/04/19(金) 21:58:19
>>12
収められていたのは1枚だけだった。
写真の裏に何か書かれているといったこともない。
14
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/19(金) 22:05:25
>>13
「まあ、そうか」「脱出ゲームのやり過ぎかな」
「じゃあ」
書類にも気になる物はなさそうだろうか?
なさそうなら文具棚を開けて、中を見る。
武器になりそうな物、他に何か使えそうな物は無いだろうか?
例えばハサミ、カッターナイフ、針金や、鍵のような物など。
「やっぱり、脱出ゲームくさい?」「いかんいかん」
15
:
『All You Wanted』
:2013/04/19(金) 22:45:07
>>14
文具棚の中を改める。
筆記用具に加えて、カッターや接着剤など本の修繕に使う道具があった。
さすがに鍵は別の場所で管理しているらしく見当たらなかった。
「なぁにかお探しィィ〜〜〜〜?」
物色していると、後ろから声をかけられた。
振り返ると、ビーズをいくつも編みこんだ黒いドレッドヘアの黒人女性が立っていた。
ラメ入りのボディコンワンピースに鰐皮のハンドバックと、不夜城の娼婦のような格好だ。
ここは逢い引きの場としても使われると聞いたことはあるが……。
「ンッン〜〜〜?
………………」
16
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/20(土) 07:42:29
>>115
「さすがにそこまでズボラではない」「か」
「当たり前だ」
で、カッターの一つでも拝借しようか、どうか。と考えていると声を掛けられた。
振り向き、ざっと頭から踵まで、姿を見る。知人では無い。
「それも当たり前か」「こんにちは」
「人探し。骨が折れるわ」「貴方は? 本でも読みに? それとも人待ち?」
もしかするとメイド募集のライバルかもしれない。
ポケットの中のバタフライナイフの、冷たい感触を確かめる。
17
:
『All You Wanted』
:2013/04/21(日) 00:39:31
>>16
「両方かしらぁ
前から読みたかった本を探しに来た気もするし
お客を待ってたかもしんないしぃぃ―――」
女は「うーん」と頭を振ってとぼけた。
そして馴れ馴れしく肩に手をかけて『ハートレビュー』の顔をじろじろと見る。
職業柄なのか自然な動きで、かわす間も無い。
「今夜のお相手を物色中ってワケじゃあないわよねえ
ココの紙束をあさってたみたいだしィィィ?」
18
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/21(日) 15:09:11
>>17
「とぼけるわね」「別に咎めやしないけど」
「それと、馴れ馴れしい。私は客じゃないのよ」
肩に置かれた手を鬱陶しそうに振り払う。
初対面の女に馴れ馴れしく触れられるというのは、無論良い気分はしないのだ。
表情は変化しない。悟られない為、というより、平静を装う為だ。
「あいにく、そういうのじゃないわ」「もっと大事な『糸』」
「私を引き釣りあげる、『カンダタの蜘蛛の糸』」
「『司書』を探してんのよ」
「ちょっと、用事でね」「貴方、何かご存知無いかしら」
19
:
『All You Wanted』
:2013/04/21(日) 19:14:39
>>18
「………ハァァッア〜〜〜〜なっるっほどねええ
やっぱあんた『も』ってワケよねええ
ここのご主人サマの召使い志願ってのはぁ」
女はハンドバックから一枚のチラシを取り出すと、顔の前でひらひらとちらつかせる。
それは『ハートレビュー』が持っているものと同じ、メイド募集を謳うものだった。
「アタシも探してるんだけどどーもうまくいかないんだよね
でさァァ〜〜それなら1人より2人の方が効率良くないィ?
こんな広いトコを自分だけでシラミ潰しなんてバカのやることォ〜〜〜
1+1=4よぉ お互いに手がかりくらいは協力しましょうよお」
女は表情をコロコロと変えながら、そう提案してきた。
確かに、この館の中を1人で探索するとなると、並大抵の労力では済まない。
お互いにライバル同士ではあるようだが、一時同盟を結ぶのも一つの手だろう。
20
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/21(日) 22:21:51
>>19
「それはそうか」「当たり前だ」「……構わないけど」
「生憎だけど」「わたしは『何も知らない』」
「それでもいいの?」
「私が貴女なら、『よくない』」「……けど。どうする?」
一ミリも表情筋を動かさずに、ハートレビューは独特の口調で話す。
ミント色の瞳が『女』の持つチラシを射抜く。
「もっとも」「貴女も何も知らないなら」
「それで納得」
「どうなの?」
バタフライナイフの重みを、一層強く感じている。
持ち掛けた相手にとって無益な取引ほど、警戒に値すべき物は無いからだ。
21
:
『All You Wanted』
:2013/04/24(水) 18:29:44
>>20
「あんたってすっごいオリコーサンンン〜〜〜ッ
だけどアンタに期待してんのは情報なんかじゃあない
今来たばっかだからカウンターを調べてたんだろうしねぇぇ………」
女はそこで一息吐くと、急に(多少だが)真面目な顔つきになった。
「協力者が必要な『ワケ』がある
実は手がかりのアテはあるんだけどアタシ1人じゃあ無ッ理ィィィ
アンタとアタシの2人がいないとどうやっても手が届かない所にある
もちろん手がかりをゲットした後からは競争だけど………どおする?」
22
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/24(水) 18:51:58
>>21
「すると」「貴女は前から?」
「となると他にも?」「ねえ、どうなの」
「他にはいないの?」「ライバルは?」「それともいなくなった?」
「答えてくれると嬉しい」
「……ともかく」
かつ、と一歩前に出る。そして、手を差し出した。
「その話、乗る」「ハートレビュー。よろしく。」
「……握手」「嫌ならしなくてもいい」
「それじゃ、連れてって」「手かがりの所まで」
23
:
『All You Wanted』
:2013/04/24(水) 19:28:28
>>22
「アタシは『パラ・モア』
よろしくお願いなのよねぇぇ」
女、『パラ・モア』は『ハートレビュー』と握手を交わすと、その手を握ったまま歩き出す。
カウンターを抜けて館内の奥に向かうようだ。
「アタシがここを調べたのは一週間くらい前か
いいかげんちっとは上等な暮らしがしたいと思ってよぉ〜〜〜
珍しくシューチュー力ってのを使ってやってるワケ
一昨日だかにもトロそーな女が来たけどアイツはどうしたかなァァァ」
やがて、2人は1つの本棚の前にたどり着いた。
大型ブックケースに収められた、どこかの異国の辞書がぎっしり並んでいる。
少なくとも、ふらりとやってきた利用者が興味を持つような棚には見えない。
24
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/24(水) 21:29:50
>>23
「一週間」「か。長い」「本当に長い」
一週間掛かっても『一人では無理だった』という事か。
その『トロそうな女』もまあ気になるにはなるが、優先順位は低い。
「なんで」「その女は誘わなかったの?」
「トロそうだから」「かしら」
などと、気になる事はとにかく聞く。
何か何気無い一言が、意外なヒントや可能性を産むかもしれないから。
「ここ?」「で」「何が必要?」
「推測するけど」「『肩車』とか? 本棚の『上』?」
25
:
『All You Wanted』
:2013/04/24(水) 22:07:00
>>24
「その日だけ一緒に組んでやったわあぁ〜〜
あいにく成果は無かったけど
ここはあの女と別れた後に見つけたわ」
『スコココココッ』
そう言いながら『パラ・モア』は棚から本を纏めて抜き出し、床にばら撒いていく。
しかしどれもブックケースの中は空で、本は入っていなかった。
「そうやって頭使う子って好きよぉ トロ子とはえらい違い
でもここはまだ肉体労働は必要無ぇ―――ッ
クソ頭が痛くなる本がギッシリに見えるけど殆どカラッポ
何でか? 動かすには軽くなくっちゃあいけないでしょうがよ〜〜〜」
ダミーのケースを取り除き、最後に残ったのは、最上段右の赤い本と、最下段左の青い本。
その2冊だけは本棚に固定されているらしい。
26
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/24(水) 23:25:28
>>25
「そう」「じゃあ」「諦めた」「……かしら?」
「まあいいわ」
曖昧に数回頷く。特に意味も無さげだ。
「何も出ない」「何も。」
これは、褒めてもーーという事だろう。
本がポンポン抜き出されていく様子を眺めている。手伝う気もない。
「成る程」「読めた」
「同時に動かす」「……かしら?」「推測だけど」
最下段を任されよう。
移動してしゃがみ込み、青いケースに指先を近付ける。
27
:
『All You Wanted』
:2013/04/26(金) 22:37:35
>>26
青のブックケースの下には僅かな隙間が開いており、スライド式で前後に動くようだ。
確認している間に、『パラ・モア』は棚をよじ登って赤のケースに手をかける。
「こーゆー仕掛け作るなんて『司書』ってヒマ人よねええぇ〜〜〜
メンテナンスも仕事内容に入るのかしらあ
まあいいわ せーので押すわよぉ」
28
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/26(金) 22:48:28
>>27
「せーのは」「貴女が言うの?」
「私?」
こちらは『準備』出来ている。
あとは『バラ・モア』の合図で、滞りなくブックケースを動かす。
「ほんと」「よくやる」
「案外お茶目?」「なのかも」「会ったら分かるか」
29
:
『All You Wanted』
:2013/04/26(金) 23:11:35
>>28
『カチリ』
『・・・ズズズズ』
ケースを押し込むと同時に、本棚が引き戸のように動いた。
その裏に隠されていた通路が2人の前に姿を現す。
「………………やっぱりってかさァァ〜〜〜〜〜〜」
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
まず目に飛び込んできたのは、隠し通路に入ってすぐ目の前にある壁だ。
いや、改めて見ると正確には壁ではなく、高さ2mを優に超える石製のブロック。
それが段々に積み重なって作られた、巨大な『階段』だった。
たったの4ステップの『階段』だが、この建物の3階にまで届きそうな高さだ。
険しい道程の先には、重々しい鉄扉が見える。
「クソみてーにイヤな性格したヤツだわ」
30
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/26(金) 23:19:19
>>29
「協力」「ここも、協力?」「そうかも」
「『肩車』」「……」
肩車で片方が上に上がる。もう片方は取り残される……『却下』
引き上げるというのもあるが、『信用』と『腕力』が足りない。
「どうする」「考えよう」
もはや『壁』ではないのか? 階段だとは思いたくも無い。
バタフライナイフの切っ先で、『壁』を突つく。
「どうしよ」「面倒だな」
31
:
『All You Wanted』
:2013/04/26(金) 23:49:12
>>30
『ガキャッ』
ナイフを突くと、石の欠片が零れ落ちた。
どうやら正真正銘ただの石階段らしい。
『司書』は何を考えてこのような巨人専用の階段を作ったのだろうか。
「……………………」
「アンタがアタシを肩車できるなら、アタシがアンタを引き上げて『やってもいい』
本を積み重ねるって手もあるけどメンドクサイわぁぁ〜〜〜〜〜〜
それに真の問題は上った先のあの扉でしょうよお
ここも2人で突破しないと後が続かないしィィィィ」
あくまでも『パラ・モア』は手がかりまでは協力していくつもりのようだ。
たしかに彼女の方が体格が良く、引き上げるには向いているように思えた。
しかしライバル同士、完全な信頼には欠けるという問題もある。
『パラ・モア』に乗るか、別の方法をとるか。
32
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/27(土) 00:38:06
>>31
「・・・・・」「そうね」
「それでいいわ」
「さあ」「乗りなさい」
壁の前にしゃがみ込む。現状他の手段が無いので、仕方が無い。
バタフライナイフは折り畳み、ポケットにしまう。
「さあ」「こう見えて」
「力は弱くない」
33
:
『All You Wanted』
:2013/04/27(土) 19:52:03
>>32
「あんがと」
『グンッ』
『パラ・モア』が『ハートレビュー』の上にまたがって段をよじ登ると、
次に『ハートレビュー』を引き上げる為に手を伸ばす。
この調子で行けば扉の前までは問題なく行けるだろう。
『グィイイ』
「そういやあさぁ〜〜〜〜〜〜アンタなんでココに来たのぉ?
せっかくアタシの店なら売れっ子になりそうなお顔なのにィィィ
どっか他でお仕事してたぁ?」
34
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/28(日) 01:44:50
>>33
立ち上がり、手を掴む。そのままおとなしく引き上げられよう。
「私?」「そうね」「二択」
「身体を売るか」「メイドになるか」
「後者の方が、魅力的」「だから。」
引き上げられたら、次の『壁』に歩いて行き、しゃがみ込む。
まるでマシーンのように、淡々と。
「前は」「『お嫁さん』」
「夫が死んだから」「無職」「かしら。」
35
:
『All You Wanted』
:2013/04/28(日) 19:35:21
>>34
「あっらぁぁ〜〜〜〜そうなのぉ
噂の『司書』サマに親近感ンンン?
未亡人のオバーチャンって聞くしねぇ」
『グンッ』
『グィイイ』
「もしアタシが勝ったら前者のお仕事紹介したげるわ」
多少の時間と体力を使ったが、やっとのことで『パラ・モア』を鉄扉の前まで送り込めた。
『パラ・モア』は扉の様子を横目で確かめつつ、最後の段から『ハートレビュー』に手を差し伸べる。
36
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/28(日) 20:19:33
>>35
「かも」「まあ」
「そうかも」「分からない」
再び『バラ・モア』の手を掴み、引き上げられよう。
さて、これで『手がかり』は終わりだ。
「ふう」「疲れる」「……わね」
「あとは、扉」
無事に引き上げられたなら、扉へと近付いて行く。
37
:
『All You Wanted』
:2013/04/28(日) 20:38:57
>>36
『ガシイイッ』
「………………」
『パラ・モア』が『ハートレビュー』の手を力強く握る。
あとは最後の段の上まで引っ張ってもらえばいい。
しかし、『パラ・モア』の視線はまだ扉に注がれたままだった。
「………………ねえ、アタシさっき言ったよねえ?
『手がかりまでは2人で協力していく』ってさぁぁ〜〜〜〜
見た感じこの扉も開けるのに一手間いりそうだわ
つまり扉の先まではアタシはアンタが必要だし、アンタもアタシの力が必要
ちょっとした確認よぉ そこんところはダイジョーブよね♥」
『・・・・・・』
38
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/28(日) 22:09:21
>>37
「そうなる」
ミント色の瞳が、僅かに輝きを鋭くする。
『睨む』ような目付きだ。ほとんど無表情に近いのだが・・・
「『裏切る』のは」「咎めない」「でも」
「『許さない』」
手を、此方からも強く握り、また、空いた手でその手首を掴む。容易には離せないようにする。
そして『バラ・モア』におとなしく引き上げられるのではなく、『こちらから引き上がる』……
これならば『バラ・モア』が『ヘタな事』をすれば、彼女は『引きずり落ちる』
『信頼』などあるわけがない。我々は『ライバル』だ……
39
:
『All You Wanted』
:2013/04/28(日) 22:50:16
>>38
『グァシッ』
「あら」
『パラ・モア』の手に強くしがみ付き、自ら階段を登ろうとする。
こちらから力を加えてやれば、たしかに『パラ・モア』も簡単には動けない。
だが、
『ズニュルウウンッ』
『・・・?』
高層ビルの天辺から飛び降りる夢のような、奇妙な浮遊感と脱力感。
確かに『パラ・モア』の手首を掴んでよじ登ろうとしたはずだが、
力の入れ方を忘れてしまったのか、思うように体を動かせない。
本当に自分の体はここにあるのか?という気すらしてくる。
『ダプッダプッ』
『ハートレビュー』はまだステップに足を付けたままだ。
足も感覚が不安定で、ほとんど膝を折った状態になっている。
…………しかし、それでも腕は依然として一段上にいる『パラ・モア』に掴まれたままだ。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
『体が軟体生物になってしまったかのように、目の前の自分の腕が異常に伸びている』。
40
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/29(月) 02:10:51
>>39
「な」「これは」「なに?」
「貴女の」「仕業っ」
奇妙……だ! こんな事が出来る面白人間になった覚えは無い……
つまり『バラ・モア』の仕業だ。しかし、なんだ?
「くっ」「許さない」「『バラ・モア』」
「面妖な」「くそっ」
なんだこれは、どうすればいいのだ。
腕に力を入れようとする。本当に出来ないのか? なんだ、これは。意味が分からない!
「くそ」「貴女」「こんなっ」
なんという女だ、『バラ・モア』!
この奇妙な『現象』を引き起こしたのがこの女なら、一矢報いる事すら絶望的だ!
とりあえず、手を離したい。離せばこの現象が解決する、かも。
41
:
『All You Wanted』
:2013/04/29(月) 20:07:36
>>40
「ダメダメダメダメダメよぉ〜〜〜
これでアンタはアタシのもの………
もうどうやってもアタシの言うとおりにするしかないの」
『ダポッ』
『ベダアアァンッ』
もがく『ハートレビュー』を『パラ・モア』は引き上げ、扉の前に乱暴に横倒しにした。
その時、自分の体が床一杯に広がる奇妙な感触がした………事実、『ハートレビュー』の体は衝撃で平らに潰れている。
『夏の日差しでドロドロに溶けたアイス』のように、あるいは『冷やして固める前のゼリー』のように、
『ハートレビュー』の外形を形作る『輪郭』が失われ、スライム状の体に変化しているのだ。
うまく力を入れられなかったのは、突然の状態変化についていけなかった為だろう。
「フゥゥ〜〜〜〜〜〜………とっっってもキレイだわぁぁ……
とってもとってもとってもとってもとってもぉぉぉ♥」
『キラッ』
見ると、『パラ・モア』は手に光るものを握っている………『ガラス細工』だ。
『ハートレビュー』の姿を精巧に象った、手に収まる程度の透き通った『彫像』。
『パラ・モア』は『ハートレビュー』を見下ろしながら、その『彫像』を慈しむように撫でまわす。
42
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/29(月) 21:54:20
>>41
「っ」
まず、声は出るのだろうか? 動き回る事は可能か?
なにせ『まったくもって意味が分からない』状況なのだ……試さなくては。
「変態め」「その『彫像』」「何!?」
とにかく『バラ・モア』から逃れる為、暴れ回る。
暴れる事が出来るならーーだが。
43
:
『All You Wanted』
:2013/04/29(月) 22:27:06
>>42
『ドッシイィッ』
「オイタはダメよぉハートちゃん」
声は出せる。体も(まだ不慣れではあるが)動く。
だが『パラ・モア』は『ハートレビュー』の胸元に片膝を乗せ、動きを封じてきた。
そして目の前に『彫像』をかざす。
「『ミロのヴィーナス』が何であんなにキレイなのか知ってるぅ?
芸術家は皆それぞれの『美の器』ってのを持っているの
それ自体で完成された『器』の中に自分の『魂』を注ぎ込むの
命懸けの『魂』で『器』が満たされた時に万人が感動する輝きを生むのよ」
「あらゆるものは『器』と『魂』で出来ているっていうのがアタシの持論なのよねぇ〜〜〜
でッ! コイツがアンタの『器』でッ アンタは零れ落ちちゃった水みたいなもんよぉ
だからヘタに動くのはやめてよねぇぇぇ〜〜〜
せっかくキレイなのに落として壊しちゃったら台無しなんだからぁ」
44
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/04/30(火) 23:33:07
>>43
「馴れ馴れしい」「『ハートレビュー』」「勝手に」
「区切らないでっ!」
軟体になった事は把握したーーなら、それを活かした『人間の関節ではありえない攻撃』を仕掛ける事が出来る。
そう思って、『バラ・モア』の背中に蹴りを入れようと画策していた時。
「……意味が」「分からない」
「『器』」「『魂』」「言ってる意味が」「分からないわ」
そんな超常的な事を『ありえない』とは言えない。
現に今、自分がそうなのだ。生殺与奪を握られた状態を自覚し、おとなしくする。
45
:
『All You Wanted』
:2013/05/01(水) 20:57:37
>>44
「あっあ〜〜〜〜そんなムズカしく考えなくてもいいのよぉ
アンタはもうアタシの言うとおりに黙っていればいいの
メイドになりたいんだったら「道具」とか「家具」の気持ちも分からないよダメよぉ」
そう言いながら『パラ・モア』は『ハートレビュー』の手をとった。
目の前の鉄扉は中央で二つに区切られており、それぞれを横方向にスライドさせて開閉するタイプのようだ。
とられた手は、そのまま扉の横にある人の口をモチーフにした『鍵穴』に持って行かれる。
「早速アンタにはここの『カギ』になってもらうわ
歯磨き粉をひりだすみてーに狭い穴でもグニグニ指を突っ込められる
さ! はやく開けてちょうだいなぁぁ〜〜〜」
46
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/05/02(木) 19:47:54
>>45
「……」「覚えていろ」
とりあえず、逆らっても無駄だろうし、何より『勝てる』とも思っていない。
『バラ・モア』に従い、鍵穴に指を突っ込み、開錠したい。
47
:
『All You Wanted』
:2013/05/09(木) 23:21:35
>>46
『ガチャ…』
指を鍵穴に押し付けると、肉が穴の形にぐにゃりと変形し、そのまま押し通った。少し指を曲げると、ぴんが持ち上がって鍵が開いたようだ。
『・・・・・・』
扉の奥は、ワンルームマンションより少し手狭な小部屋だった。今開けた扉を除く前左右の3方向が本棚で囲われており、部屋の真ん中には机があり、読みかけの本や雑多な民芸品が山積みになっている。
「さ、進むのよ
こんな偏屈が何か罠をしかけてるかもだしぃぃぃ」
『パラ・モア』は『ハートレビュー』を小突いて先導を促す。
48
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/05/10(金) 00:08:51
>>47
少し便利だが、それ以上に、気に食わない身体だ。
兎も角、先に進む必要があるのは事実、『バラ・モア』に逆らえないのもまた事実。
このクソッタレな肉体のこと、耐久性は人間以上か?
・・・・・仮にそうでも、無意味に傷付けるのはごめんだ。
「本」
『読みかけの本』に近付き、題名を見る。
引っかかる所が無いなら、机の上を物色しよう。
49
:
『All You Wanted』
:2013/05/11(土) 22:48:32
>>48
読みかけの本は、表紙を上にして開かれた状態で置かれていた。
色あせた厚表紙本で、タイトルは、『Nella Fantasia』。
満点の星空の中、三日月に腰かけてうたた寝をする少女が淡い絵柄で描かれている。
「あっあぁぁ〜〜〜〜〜コレってカギじゃあないのぉ?
番号が振ってある紙もあるしマチガイねぇぇ――――ッ
あとはチョチョイとアタマ使ってゴールまで行けってことよねぇ」
『パラ・モア』は本よりも、机の端に無造作に放置されていた鍵束に目を付けたようだ。
意味不明な数字の羅列が書かれた用紙と一緒に手にして、鼻息を荒くしながら見比べる。
もはや『ハートレビュー』は用済みと言わんばかりで、目もくれない。
50
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/05/12(日) 23:10:19
>>49
なんて腹の立つ女だ。こんな女にメイドが務まるのか?
いやそんな事は良い……どうすればいい?
「……」
相手の隙を突いて反抗するにしても、相手にはあの『正体不明の力』が有る。
まして今の私は、あいつに支配権を奪われている……どうする?
……どうしようも、ないか?
本を手に取り、そのページを読んでみる。何かあるかもしれない。
ああ読みかけなら、勝手にページを変えるのはまずいか?
ページ左下辺りに書いているであろう、ページ数は記憶しておこう。
51
:
『All You Wanted』
:2013/05/14(火) 23:00:40
>>50
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
男は『星』と『星騎士』に対峙し、凄まじいラッシュを繰り出す。
『光』が止む前に放たれていた『星』を完全に捉えきることはできず、体を抉り飛ばしていったが、両者とも勢いは止まらない。
次に『星』が瞬く前に―――この一瞬の攻防で決着がつく。
「『ブレイクビート』………『フラッシュ』
……………僕よりも君の方が魂の『輝き』が勝っていたということか
この『決闘』は僕の……負けだな………なに、敗北も次の勝利の糧となるのさ
また巡りあうことがあったら教育係のポストも考えておこう
やれやれ………悔しいけど、良い『授業』だった―――」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本の中身は、ペンで直接丁寧に綴られた物語と、水彩の挿絵だった。
冒険小説だろうか、ある男と王子との決闘のラストシーンが描かれている。
敗北して倒れ伏した王子と、どこからともなく現れ、やれやれとため息をつきながら歩み寄る少女。
少女が王子に手を差し伸べたところで、文章は途切れ、残りは白紙となっていた。
机の上に筆記具があるあたり、読みかけというより書きかけなのかもしれない。
「よく見たらカギに目玉とか太陽とかのマークがあるじゃあないのぉ
ンンンゥ? でもこの数字とどういう関係ィィィ?
こーゆーのって使う本人はキッチリちゃんと本当に覚えてるのォォォ?」
『パラ・モア』は鍵を引っ繰り返したり、手近な本に何か挟まっていないかと探したり、格闘を続ける。
52
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/05/15(水) 00:47:36
>>51
冒険小説? ・・・というよりは、バトル?
しかも王子や騎士なのに、『殴り合い』で決着?
・・・水彩の挿絵とは、何かギャップがある。
というより、想定していた『司書』の人柄と・・・いやいや、想定はあくまで想定、大切なのは事実。
「・・・・・」
本のページを捲り返していく。
全て読むのには膨大な時間が要るだろうし、挿絵だけでも見ておこう。
ラストシーンがあるなら、その前もあるはずだ。
それと、今開いているページに指を挟んでおき、後から開き直せるようにしておく。
53
:
『All You Wanted』
:2013/05/15(水) 23:01:01
>>52
ざっと見た所、物語の舞台は登場人物によって移り変わるようだった。
ある者は図書館の中で「文字の怪物」と戦い、ある者は下水道で怪異に遭遇した。
いずれも仮想世界をもとにした短編で、挿絵にも空想的・幻想的な描写が多分に含まれている。
特に目を引いたのが、多くの登場人物が従えている、超常的な『能力』を持った『像』だった。
たとえば、『王子』の傍に立つ『星騎士』は、体の各所に宝石を埋め込んだ騎士の姿をしており、
殴りつけた場所から『星』を発生させるという『超能力』を発現することができた。
ヴィジョン スタンド
そのような、生命エネルギーが作り出すパワーある『像』を、作中では『立ち向かう者』と表現している。
「マッジッでイラつくわぁぁ〜〜〜〜〜クソックソッ………」
『・・・・・・』
また、ほぼ全ての章において、表紙に描かれている少女が登場していることが確認できた。
挿絵においても、特に細やかに描かれているようだ。
実際に戦ったりすることは無いが、物語の中心的人物であるらしい。
54
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/05/21(火) 14:59:57
>>53
「『立ち向かう』」「『者』」
「・・・・・」
何にせよ、この『少女』が主人公らしい……
らしい、が……特にヒントらしき物でも無いか?
・・・『バラ・モア』が何か言っていたな。
太陽? 目玉・・・この本、特にその挿絵に『そういった物』は出て来ないだろうか?
「・・・・・」
しかし弱った事に、仮にそれで何か分かっても、今の自分は『全て』を奴に握られている。
せめて『器』とやらを取り返したいが、奴は今どんな様子だ?
55
:
『All You Wanted』
:2013/05/22(水) 21:31:58
>>54
『パラ・モア』が言うようなマークや数字は、本の中には無かった。
『ハートレビュー』も『パラ・モア』が苦戦する様子を横目で見ることができたが、
何かの符丁というよりは、ただの落書きの羅列にしか見えなかった。
無造作、しかもご丁寧に解読表「らしきもの」と一緒に置いてあった鍵だ。
実際にどこかで使えるものなのかも疑わしい。
「他になんか無いのォォォ〜〜〜〜〜?
………『ハート』ちゃんも『タコ』みてーに手動かして探すんだよォォォ」
そんな疑問はお構いなしに、『パラ・モア』は今度は部屋の側面の本棚を漁りだした。
『ハートレビュー』に背を向けたまま、適当に本を引っ張り出しては、床に投げ散らかしてを繰り返す。
奪われた『器』は、左手に提げているハンドバッグの中だろう。
『コトン』
軽い何かが倒れたような音。
見ると、机の上にあった民芸品の中の『親子の人形』が倒れていた。
父と母、そして娘を模した3つの丸い木彫りの人形だ。
今倒れたのは両親の人形らしく、残っているのは娘の人形だけ。
絵の具で可愛らしく着色された娘の笑顔が、『ハートレビュー』に向けられている。
56
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/05/23(木) 14:36:21
>>55
「今」「やる所」
こんな山のような量の本の中にヒントがあるとして・・・そんなもん捜すのが面倒だ。
それよりはもっと、何か・・・何かあるのでは?
本を漁るのは最終手段として、他の物を捜そう。
「・・・」
・・・人形が倒れたのか。
親子の人形を手に取り、机の上に立てておく。
「・・・」「何よ」
娘人形の視線・・・少し不気味だ。
だが、もしかするともしかするかもしれない。手にとってみよう・・・
57
:
『All You Wanted』
:2013/05/23(木) 22:33:16
>>56
『スカッ』
人形をとろうとした手が空を切る。
………その場から動かないはずの『娘人形』が、伸ばした手をすり抜けて横にずれていた。
位置を見間違えたとか、跳ね飛ばしてしまったとかじゃあなく、勝手に動いていた。
『ピョンッ』
『クルクルクル・・・』
そして、『娘人形』はその場でひとりでに飛び跳ねて、『ハートレビュー』の手に乗り移る。
まるで誰かがごっこ遊びをしているかのように、『ハートレビュー』の手を舞台として
『娘人形』はいきいきと踊っている。
58
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/06/01(土) 23:24:43
>>57
「・・・・・・」
「アハン?」
ちょっとばかし、理解出来ない情景。
『人形』は一人でに動く物だったか? いや、それは無いだろう・・・
では、如何なる怪奇現象か? ポルダーガイストか?
怪奇と言えば『バラ・モア』の異能だが、どうやら質が違いそうだ。
「・・・」
娘人形を少し放置してみよう・・・何かを指し示してくれるやもしれん。
ただし、見失う訳にはいかない。目でその軌道を追う。
また、残り二体の人形を拾っておこう。
59
:
『All You Wanted』
:2013/06/02(日) 21:27:39
>>58
『ギッ』
机の前の椅子がひとりでに軋んだ………見えない何かがどいたかのようだ。
それと同時に『娘人形』も『ハートレビュー』の手から離れ、
『パラ・モア』がいるのとは逆の本棚に浮遊しながら向かっていく。
60
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/06/02(日) 22:19:26
>>59
「?」
椅子? ……やはりポルダーガイスト現象だろうか・・・?
あり得ない、とは言えないのだ。十二分に、『あり得る』のだ。
「・・・」
椅子も気になるが、娘人形はより気になる。
後を追おう・・・何かヒントが得られる、かも?
61
:
『All You Wanted』
:2013/06/02(日) 23:11:33
>>60
『ズズ・・・ズ』
『娘人形』が本棚の前にたどり着くと、1冊の本がまたしてもひとりでに抜き出され、
『ハートレビュー』の前に差し出された。
ハードカバーの表紙で、全面に銀紙か鏡を貼りつけたような特殊加工が施されている。
ギラギラと光るカバーの中に、『器』を失った為に歪んだ『ハートレビュー』の顔がくっきりと映し出されている。
しかし、映し出されているのはそれだけだ。
普通の鏡なら、この部屋の景色も含めて全ての光を反射させているはずなのだが、
『ハートレビュー』の姿だけ切り取って合成したかのように、他の景色は何も映し出されていない。
62
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/06/03(月) 00:14:33
>>61
「・・・!」
不可思議。この一言だ……しかし、こんな姿にされていたか。
……嫌な気分だ。じつに。
「・・・」「これが」「ヒント」
「かしら?」
本を開く、1ページ目から。
なにか、なにか大切な……極めて大切な、何かがあるのでは?
63
:
『All You Wanted』
:2013/06/05(水) 00:05:06
>>62
『パラ・・・ラララ・・・』
『バララララッ』
本をめくると、勝手にページが捲れていった。
………いや、『ハートレビュー』自身が、自分の手で読み進めているのだ。
その動きは普段の自分の読書からは考えられないほど荒々しく、速い。
それほどまでに、『ハートレビュー』は本の中に『のめり込まされていた』。
┌────────────────────┐
│これは、『彼女』が『呪い』に打ち勝つ物語。 ....│
└────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────┐
│全ての始まりは、『彼女』が協会に祀られていた『鏡』を割ってしまったことだ。 ..│
│友達とふざけて遊んでいた際に、勢い余って倒してしまったのだ。 ..│
│もちろん、その「あやまち」はすぐに神父様に正直に告白したし、神様にも懺悔した。 │
│だが、『鏡』の中にいた『魔物』は許しはしなかったようだ。 .│
└─────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│数日後、大工だった父が現場で足を踏み外す事故で転落死した。 ......│
│ショックでふさぎ込んでしまった母は、食べ物を受け付けなくなってしまい衰弱死。 .│
│学校の友人や先生は、間も無く流行した伝染病で相次いで病死。 │
│次は田舎の祖父母、その次は近所のおばさん、更にペットの猫。 .│
│『彼女』を知る者は、数か月もしないうちに皆いなくなってしまった。 ......│
└────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────┐
│まるで自分自身が「毒りんご」になってしまったかのよう――― .....│
│全てを奪われてしまった『彼女』を支配していたのは、 ..│
│恐怖でもなく、絶望でもなく、クソッタレな『運命』への『怒り』だった。 │
└──────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│「ここまではあんたのシナリオどおりなんだろう………え?神様 ......│
│ そして最後に私が抹殺され………『運命』への「敗北者」として名前も残らない .│
│ だけどそうはいかない ....│
│ 私の体と心、頭の先から足の先まで、髪の毛一本から血の一滴まで全て私のものだ .│
│ 私自身を好きにできるのは私だけ。誰にも『奪わせない』」 ..│
└────────────────────────────────────┘
64
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/06/05(水) 18:04:32
>>63
「・・・・・・」
捲る、捲る。ページを捲る。
今やハートレビューの心は、其れだけに注がれていた。
「だれにも」「奪わせない」
復唱したのは、無意識だ。
その言葉は現在のハートレビューにとって、一種啓示的な響きを孕んでいた。
「誰にも」
・・・ページを、捲る。
65
:
『All You Wanted』
:2013/06/05(水) 20:23:47
>>64
┌───────────────────────────────┐
│それからの彼女の人生は、呪われた『運命』との闘争に費やされた。 .│
│誰にも助けは求めない。誰からの助けも受け入れない。 .....│
│「自分の『手綱』は自分で握る。」―――自分にそう言い聞かせた。 │
└───────────────────────────────┘
「ン?何読んでんのよソッレェェ」
『パラ・モア』がこちらに気づいたらしく、後ろから声をかけてくる。
わざわざ構ってやる必要は無いだろう。
┌────────────────────────────────────────────┐
│町外れの森の中に打ち捨てられた廃屋で自給自足。 │
│ワーグナーの音楽は聞けないが、木漏れ日を浴びながら落ち着いて読書したり絵を描ける空間だ。 .│
│誰にも姿を見られず、声を聞かれず………そこで暮らしているという事自体気づかせない。 .│
│『彼女』だけの「結界」だ。 .│
│自身の『呪い』に巻き込まない為に、何よりも、自分自身という存在を『奪わせない』為に。 .....│
└────────────────────────────────────────────┘
「チョットォォォォ〜〜〜〜〜?もっしもしぃぃぃ?
どこかで耳落としちゃったのォォォ?」
苛立った様子で近づいてくる。
『なぜテメーの言う事をいちいち聞かなくっちゃあならないんだ?』
┌────────────────────────────────────────┐
│『彼女』は『鏡』を忌避して暮らした。 ...│
│『鏡』に姿を映すことは、「鏡の向こうの世界」に自分が『奪われる』ことを意味する。 .....│
│窓ガラスはわざと汚していたし、川から水を汲む時だって目いっぱい体を水面から離した。 │
│野鳥や小動物の瞳すら例外ではない。 .│
│『彼女』を支配できるのは『彼女』自身だけ。 .│
└────────────────────────────────────────┘
「………なぁ、『それ』はどーゆー意味だ?
『お互いに協力しましょうね』って約束をよォォォ………忘れてねーわよねえ」
背後。
『「協力」?
コイツがその手にもっているのは自分のものだ………『奪われた』ものだ』
┌───────────────────────────────────────────────┐
│『彼女』はそうして自分一人の力で最後まで生き抜いた。 │
│最期は自ら家に火を放ち、骨も残さない徹底ぶりだった。 │
│本当に『呪い』があったにしろ、ここまで偏屈な生涯を送らなければならなかったのか? .│
│その答えを知るのは『彼女』だけだろう。 .│
│しかし、『彼女』の本質であった異常な『独立精神』と『負けず嫌い』は、ただ負けて死ぬことを許さなかった。 .│
│『奪われる者』で終わる人生では、死んでも死にきれなかったに違いない。 ...│
└───────────────────────────────────────────────┘
「テメーも「トロ子」みてーにバラバラにされてーのかッ!
答えろクソ女ァァァァァ――――ッ!!」
『プツン』
肩に手をかけられる。
『やかましい』
66
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/06/07(金) 04:09:08
>>65
「・・・」
ブン殴って、黙らせてやりたい。ああ、ああ。
……そう、ブン殴る。何が難しい? 何が悪い・・・この女に対して。
一発だ。一発叩き込んで・・・『黙らせる』・・・
「・・・」
ーーだが、そうしたとして、『器』はどうなる?
仮に防がれたら・・・どうする? あの摩訶不思議な力で。あり得る。十三分に。
そもそも効くのか? この体の打撃が。
だからーー『殴らない』
振り返りもしないーー『蹴る』だけだ、後ろに。
無反応のフリで苛立たせ、右の踵を振り上げ、下腹部を蹴る。それだけだ。
蹴り上げた後、そのまま身を翻し、その場で『バラ・モア』を押し倒す。
柔軟性と、蹴りによって生じるであろう隙を突いてーーだ。
67
:
『All You Wanted』
:2013/06/07(金) 21:32:56
>>66
「ハッ!」
『ビシャアアッ』
『ズガアァァン』
『パラ・モア』の油断か、『ハートレビュー』の躊躇の無さか。
反応する間も無く―――『パラ・モア』の下腹部に鞭のような「しなり」を持った『蹴り』が叩き込まれた。
苦痛に顔を歪める『パラ・モア』を、すぐさま床に押し倒す。
『器』が入っているハンドバッグも、衝撃で手放された。
「グ……おおお」
68
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/06/14(金) 00:15:11
>>67
「・・・それは『芝居』?」
「本気で」「苦しい?」
軟化した身体は、人間を抑え込むにはちょうどいい・・・(はず)
全身を使って体重をかけ、首を締め上げる。
「貴女の『異能』」
「『分からない』から」「……怖かった」「嫌な思いも」「したけど」
「・・・『それだけ』」
「かしら?」
器を奪い、軟体化させる『力』
・・・それだけなら、じつに取るに足りない。
軟体の状態になった私に対して、何ができる? ・・・何も、できないんじゃあないのか?
試してやる。首絞めは、本気で『落とす』勢いだ。
69
:
パラ・モア『ミザリー・ビジネス』
:2013/06/14(金) 20:47:32
『ギリッ』『ギチッ』
「ク…ア」
「(こ…このクソ女ァァァ………!
『器』を奪ったのに………惨めで醜い姿にしてやったのにィィィ)」
「(もう一度分からせてやるッ
アタシが『奪う者』でッ テメーは『奪われる者』だってことをなァ〜〜〜!!
『それだけ』だと? ナメやがってェェェ………!)」
『ギャンッ』
「(『ミザリー・ビジネス』ッ!)」
70
:
『All You Wanted』
:2013/06/14(金) 20:48:41
>>68
『ボゴォッ』
全体重をかけて、『パラ・モア』の首を締め上げる……と、突然顔面に衝撃が走った。
拳でブン殴られたような痛みを感じながら、後ろに突き飛ばされる。
『パラ・モア』の手は『ハートレビュー』をどかそうとしていたはず。何故………?
71
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/06/16(日) 01:00:52
>>70
「・・・・・・!?」
な、何を・・・『何をされた』?
「くっ」
なんとか体勢を立て直しつつ、状況を把握したい。
『なんだ』? 『誰の仕業』だ? 考えなくては。浅はかだった。
有力な考えは次の二つだ。
1.『バラ・モア』のような異能の持ち主が他に居て、そいつが『透明人間』か何かである。
2.この現象も『バラ・モア』の異能である。
1は可能性が低い・・・そんな奴がいるなら、私を協力者にする必要がない。弄びたかっただけ、という可能性もあるが・・・
だとすると2か? 然し、器とやらを奪う異能と、この現象・・・繋がりが見えない。複数の異能を併せ持っているのか?
・・・待てよ。
『バラ・モア』の異能が、人の姿と異能を合わせ持つ『立ち向かう者』だというのなら、説明出来・・・いやいや、あれはフィクションだ。現実に持ち込むのは・・・
「・・・」
・・・結論、考えてもわからない。
とにかく、状況に対応せねば。顔の痛みはどうだ、まだ私は、立ち上がれるのか?
72
:
『All You Wanted』
:2013/06/16(日) 21:54:05
>>71
『ドドドドドド』
泥に足をめりこませたように、拳の形に顔面が凹んでいるようだが……問題は無い。
心の底から自然と沸き起こる『パラ・モア』への怒りが、痛みを無くしてくれる。
むしろ問題なのは―――
「アタシの『精神力』………『ミザリー・ビジネス』
欲しいものを何でも『奪って』アタシを最高の気分にしてくれるわァァァ………」
―――『パラ・モア』の傍に立つ、半透明の『人型』の『像』。
真っ白な体の隅々まで黒いタトゥーを刻み込んだ、女性の姿を模した『異形』だ。
これが、『ハートレビュー』の『器』を『奪い』、顔に拳を叩き込んだ『能力の正体』。
本の中の空想上の存在だったはずの『立ち向かう者』は、まさに目の前のコイツなのか。
「ま!アンタには見えねェェェ触れねー理解できねぇ〜〜〜ッ
どうしようもないってことなのサァァ―――ッ」
そして『パラ・モア』は傍に落ちてるハンドバッグを悠々と拾い上げる………
『ピタ』
「………?」
ハンドバッグを掴んだ手が止まり、『ハートレビュー』と交互に見比べる。
73
:
ハートレビュー『一般人』
:2013/06/16(日) 22:47:32
>>72
「『何かしら』」
――――見える。
奴の『ミザリー・ビジネス』が確かに見える。
『見えない』だと? 奴は何を勘違いしているんだ?
「『ミザリー・ビジネス』」
「其れが」「貴方の」「精神」「成る程」「ドス黒くて」
・・・勘違いしているのは、私なのか?
『立ち向かう者』・・・それはこの空間において、奴だけの物なのか? ・・・本当に?
違うんじゃないか?
「――気持ち悪いわ。黙って頂戴。」
それなら、応えて欲しい。
私の怒りに。
私の『精神』に。
74
:
『All You Wanted』
:2013/06/16(日) 23:34:40
>>73
「………………」
『ドドドドドドド』
「………………まさか
アタシの『ミザリー・ビジネス』を………いや」
『ドドドドドドド』
「おかしいでしょうがよォォォ………『いつの間に』………テメェェェェッ!?
何で『ソレ』を持ってやがるんだよォォォォ――――ッ!!」
『コロ・・・』
『パラ・モア』が指摘するまで気づかなかった………。 スプーン
『いつの間にか』、『ハートレビュー』の手に握られている、不思議な光を放つ巨大な『匙』。
その皿部分に、奪われたはずの『ハートレビュー』の『器』が乗っかっていた。
『パラ・モア』を押し倒した時のあの一瞬で、無意識のうちに『やった』のか?
「そいつをッ! 返しやがれェェェェ〜〜〜〜ッ!!」
『ガオンッ』
『パラ・モア』が『ミザリー・ビジネス』に腕を振り上げさせながら襲い掛かってくる。
だが『この能力』………『立ち向かう力』はもう既に『心で「理解」している』。
75
:
『All You Wanted』
:2013/06/16(日) 23:36:53
サイケデリックな光彩を持つ、全長2mの『スプーン』の『スタンド』。
『本体』を『掬い取る』能力。
『像』は常に『本体』を認識しており、『本体』に向けて『変形』・『伸長』を行うことができる。
本体自身の肉体に限らず、所持品や、声や体臭といった無形のものまで対象とすることができ、
対象の周囲ごと抉り取るように『掬い取った』り、先端部をフォーク状に『変形』させて
同時に複数を対象にして『掬い取る』など、その挙動は本体の意思次第であり、超精密。
『像』を操るのはあくまでも本体自身の手による。
『サイコ・ファッジ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:D(A)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:C
76
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/06/17(月) 00:39:16
>>74
「『サイコ・ファッジ』」
「名前よ」「私の精神の」
「『パラ・モア』」
「これで」「条件は」「同じ」
『サイコ・ファッジ』を振るう。
器を放る。『パラ・モア』へと向けてだ。
掬い取る能力ーー存分に、振るわせて貰おう。
「返して」「もらうわ」
そして、今投げたばかりの『器』に向け『サイコ・ファッジ』を勢い良く振るう。
『パラ・モア』ごと『えぐり掬い取る』事が理想。
もしそれが失敗しても、『サイコ・ファッジ』のスピードと精密性をもってすれば『器』は確実に再回収可能だろう。
77
:
『All You Wanted』
:2013/06/18(火) 22:49:35
>>76
『ドヒャアアァッ』
あえて、取り返した『器』を手放す。
『パラ・モア』は『ハートレビュー』の行動の意味を理解できないようだったが―――血迷ったわけではない。
たった今理解したこの『能力』ならば、『ハートレビュー』自身の全てを手中に収められるッ!
『ガオンッ』
『ズパァシュ』
「!…………………」
『ドバァッ』『ドクドク』
問題無く『サイコ・ファッジ』の中に再び『器』が収まった。
同時に、『ミザリー・ビジネス』の腕の肉が『抉られ』、『パラ・モア』も同じ場所に傷を負った。
『精神力』が具現化である『像』とその『本体』………どちらかが傷つけば、もう片方も同じダメージを受けるらしい。
仮に『サイコ・ファッジ』が叩き折られれば、『ハートレビュー』の『利き手』も折れるという事は、感覚的に理解できた。
「アタシの『ミザリー・ビジネス』と同じ『能力』なのか………その『スプーン』よォォォォ
ちょっとタイミング悪すぎで焦っちゃったけどさぁ〜〜〜〜〜〜〜ッ
『奪われたものは奪い返す』しかねえわよねェェェェ」
『パラ・モア』は後ずさりしながら机の傍の椅子に手をかける。
『ハートレビュー』は入口側の壁の前におり、『パラ・モア』とは間に机を挟んでおよそ3メートルの距離。
78
:
『All You Wanted』
:2013/06/18(火) 22:52:03
┏━━━━━━━┓
┃□□■■■□□┃
┃■パ□□□□■┃
┃■□◆◆◆□■┃
┃■□□□□□■┃
┃□ハ□□□□□┃
┗━┓□□□┏━┛
┗□□□┛
‖扉‖
■…本棚
◆…机
□…木製の床板
79
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/06/25(火) 19:05:08
>>77-78
『条件』は同じ――改めて、『確認』した。
ゆえに、此処からだ。
スタンド使いとしては奴の方が恐らく上手。
ゆえに、立ち回る必要がある。
「・・・・・・」
「貴女は」「もう」「何も」
この部屋の中に、『掬い取れ』そうな『私』はあるか?
それを理解出来るか、出来ないかを理解したい。
「奪えない。」
・・・・・・どちらにせよ、口の中に『唾液』を溜めておきながら、右側へ少しずつ移動する。
かなり美しくないが、『サイコ・ファッジ』を最大限利用するためなので仕方ない。
80
:
『All You Wanted』
:2013/06/25(火) 23:07:26
>>79
『クンッ』
『サイコ・ファッジ』が『ハートレビュー』自身に向かって僅かに『しなった』。
能力の対象となるものがある方向に『変形』することで、その『ダウジング』も可能というわけだ。
しかし、今の所この部屋にあるのは『器』と、『ハートレビュー』自身の体と、持ち物だけということは「理解できた」。
それ以外を利用するには、何らかの形で『マーキング』が必要になるだろう。
「違うねェェェ………いい気になってるようだけどさァァァァ
Misery Business
またすぐに「悲惨」のドン底に叩きこんでやるわッ!」
『パラ・モア』が手をかけていた椅子から、『椅子のガラス彫像』―――『器』が引きずり出された。
同時に、『器』を失った椅子はドロリと型崩れし、『ミザリー・ビジネス』の手に吊り下げられる。
『ブオアアァッ』
『グニュォオ〜〜〜〜ンッ』
そして、『ハートレビュー』の移動を妨げるように、横合いから椅子が『鞭』のように『伸びて』襲ってくるッ!
『器』は無生物からも『奪う』ことができ、更に勢いよく振り回せば、このような強引な変形もできるのか。
81
:
『All You Wanted』
:2013/06/25(火) 23:08:30
┏━━━━━━━┓
┃□□■■■□□┃
┃■パ□□□□■┃
┃■□ヽ◆◆□■.┃
┃■□□ヽ□□■.┃
┃□□ハ□□□□┃
┗━┓□□□┏━┛
┗□□□┛
‖扉‖
■…本棚
◆…机
□…木製の床板
ヽ…椅子の鞭
82
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/07/04(木) 00:07:12
>>80-81
「………」「ドン底?」
「くだらないわ」
「くだらない・・・」
鞭のようにしならせる。確かになかなかの発想。
しかし、鞭という武器の都合、軌道を急に変えるのは困難。
なら、見極める。
椅子の『鞭』が狙う位置が腰より高いようなら、素早くしゃがんで回避する。
低いようなら、なるべく『パラ・モア』に離れつつ、『サイコ・ファッジ』でガードする。
83
:
『All You Wanted』
:2013/07/05(金) 21:48:52
>>82
『ガッキッィイン』
『椅子の鞭』を『サイコ・ファッジ』で防いだ。
『ミザリー・ビジネス』の手元の『素早さ』はかなりのものだったが、椅子はそれなりに重い。
レスラーがパイプ椅子を楽々投げ飛ばすようにはいかず、対応する余裕ができたようだ。
「あげるわ」「ソレ」
『ズギュン』
『ハートレビュー』のガードと同時に、『パラ・モア』は抜き出した『器』を『鞭』に挿入した。
ゼリーの中にスプーンを差し込むような気安さで、『器』が『鞭』の中に一瞬で沈み込み、
『ギュィイアア〜〜〜ッ』
スゴイ勢いで『椅子の鞭』が、元のただの『椅子』に『変形』した。
引っ張られていた輪ゴムが弾き飛ぶのと同じく、『パラ・モア』の手元から離れた『椅子』がこちらに吹っ飛んでくる。
84
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/07/21(日) 23:59:13
>>83
「チッ」「便利な」
「能力………ね。」
何にせよ、今は『サイコ・ファッジ』で防いでいる。
つまり、何もしなければ椅子が私に当たる事は無い、はずだ。
だが、何もしないのは癪だ。
「………」
「ペッ」
唾を吐き捨てる。椅子の飛んで来る方向を狙って。
別に椅子に当たる必要は無い。アバウトでいい。
そうすれば、その唾に向け、『サイコ・ファッジ』を振るう。
それにより、椅子が私に辿り着く前に、撃ち落とす。
85
:
『All You Wanted』
:2013/07/24(水) 22:15:10
>>84
『バッキャアァッ』
吐き捨てた唾の後を追って、手を動かさずとも『サイコ・ファッジ』が『伸びる』。
その軌道上を飛んできた椅子は『サイコ・ファッジ』に巻き込まれ、砕けながら床に叩きつけられた。
穂先で保持されている『ハートレビューの器』が、唾液にまみれる。
「アンタのその『スプーン』さァァ〜〜〜〜〜〜〜
自由自在に変形できるってわけじゃあないのよねぇぇぇぇ
『器』や『唾』をわざわざ放り出すってことはさァァァァ」
『パラ・モア』は『ハートレビュー』との距離を測りながら、横の本棚の陰に半身を隠す。
『ハートレビュー』の能力はどの程度までやれるのか?見定めているのか。
まだ『サイコ・ファッジ』の『変形』の射程内ではあるが、目標となる『本体』の一部が無い。
『パラ・モア』を直接叩くには、その的を近くに設置する必要がある。
86
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/07/24(水) 22:29:56
>>85
「厄介ね」
穂先から器を回収しておこうか?
いやだが、回収したとして、何処に持っておくのか? それが問題か。
そして、あの『パラ・モア』の能力。
利便性ではあちらが上だ。こちらの長所は何だ? ・・・パワーだ。
「・・・」
保持している器を再び投擲。狙いは『パラ・モア』だ。
この際に、付着している唾液は飛び散り、的を増やすだろう。
そして『パラ・モア』が何かアクションを起こすようでも、違っても・・・『サイコ・ファッジ』は器に向けて伸びる。
器を回収・破壊などされるより、こちらが早い筈だ。
奴が何もしなくても、何かしても、間違いなく『パラ・モア』周辺に的を増やせる筈だ。
87
:
『All You Wanted』
:2013/07/27(土) 22:37:34
>>86
『ドシュウゥッ』
『サイコ・ファッジ』を振るい、『ハートレビューの器』を『パラ・モア』に向けて飛ばす。
その勢いで、唾液も床や横の本棚に飛散した。
目前まで迫ってくる『器』に対し、『パラ・モア』は余裕綽々といった表情で、傍の『本棚』に拳を叩き込んだ。
『ドゴドゴドゴドゴォ』
「『ミザリー・ビジネス』」
『ズギュッ』 『―――ニュルゥウン』
『ミザリー・ビジネス』の連打を浴びた『本棚』から『器』が『奪われた』。
チョコレート板が溶けるように、『本棚』も頑丈な外郭を保てなくなり、自重と本の重さに耐え切れず崩れ落ちる。
倒れ込む方向は、連打で押されたことで、『パラ・モア』から見て前方だ。
『本棚の津波』は、放った『器』も、唾液も、『ハートレビュー』自身も全て飲み込まんと迫ってくる。
『サイコ・ファッジ』で『パラ・モア』を抉っている余裕は、無い。
88
:
『All You Wanted』
:2013/07/27(土) 22:40:29
┏━━━━━━━┓
┃□パ■■■□□┃
┃■↓□□□□■┃
┃■↓□◆◆□■.┃
┃■→□□□□■.┃
┃□→ハ□□□□┃
┗━┓□□□┏━┛
┗□□□┛
‖扉‖
■…本棚
◆…机
□…木製の床板
ヽ…椅子の鞭
→…本棚が倒れる方向
89
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/07/27(土) 23:17:42
>>87
「ッチ………」
悲しいかな、やはり単純な戦力では勝てないようだ。
つまり何かしら策を弄する必要がある。
………苦手なことだ。頭で考えるのは得意でない。
「あー」「もうッ」
本棚の津波に飲み込まれない位置へ逃げよう。
右か左か前か後ろか、とにかく逃げやすそうな方向だ。(つまり、動く距離が短そうな方向。)
そんなもの無いのなら、もうどうしようもないが。
ああ、『サイコ・ファッジ』で器だけは回収しておく。
これはスピードを考えれば可能だろうし、何なら逃げながらでも可能だ。
90
:
『All You Wanted』
:2013/07/29(月) 22:28:47
>>89
『ビダァアア ア ア ンッ』
水風船をぶちまけたような、凄まじい音を立てながら『本棚』が床に倒れ込む。
『器』を失ったそれは、まるで水たまりのように薄く広がった。
ハートレビューは、咄嗟に『本棚』とは反対方向に逃げて、ギリギリ難を逃れることができた。
放った『ハートレビューの器』を再び引き戻した為、『パラ・モア』に損害は与えられなかったが。
「無駄無駄無駄無駄ァ〜〜〜………
そのちっぽけな『スプーン』でアタシの『ミザリー・ビジネス』は敗れないわァ
それとも諦めてアタシのお人形にされちゃうぅぅう〜〜〜〜〜?」
『パラ・モア』はハンドバッグを片手に、床に広がった『本棚』の上に屈みこんで手をつけた。
『ハートレビュー』は、『サイコファッジ』に『器』を保持した状態で、『本棚』の外にいる。
さっき飛散した『唾液』は、床と『本棚』に挟み込まれた状態で、『パラ・モア』の前あたりにあることを感じる。
91
:
『All You Wanted』
:2013/07/29(月) 22:31:39
┏━━━━━━━┓
┃□□■■■□□┃
┃●パ□□□□■┃
┃●●□◆◆□■.┃
┃●●●□□□■.┃
┃●●●ハ□□□┃
┗━┓□□□┏━┛
┗□□□┛
‖扉‖
■…本棚
◆…机
□…木製の床板
●…『器』を奪われ、床に広がった本棚
92
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/08/19(月) 17:19:54
>>91
「小癪な」
確かにあのスタンド能力は強い。
だが私の『サイコ・ファッジ』も弱くない。
が、マトモにやり合っては負ける。
「・・・」
『サイコ・ファッジ』から器を回収し、手に取る。
狙い目は『本棚』の唾液か?
しかしただ伸ばすだけではどうにもなるまいか・・・
モノは試しだ。
一度やってみて、試そう。
『サイコ・ファッジ』を本棚下の唾液まで、フォーク状にして伸ばす。
93
:
『All You Wanted』
:2013/08/19(月) 20:37:39
>>92
『ズニュッ・・・』
『サイコ・ファッジ』から回収した『器』が、徐々に手の中に沈み込んでいく。
同時に、今まで確固とした形を持たず不安定だった体が、枠組みの中に納まっていく感覚がある。
どうやら、このまま『器』を完全に沈み込ませれば、元通りの体に戻るらしい。
『ズシュゥ―――ッ』
「その『器』はもうアタシのモノだ……また『奪って』やるだけよぉ〜〜〜」
『サイコ・ファッジ』を操る『ハートレビュー』を前に、ハンドバッグから何かを取り出そうとする『パラ・モア』。
94
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/08/19(月) 22:56:00
>>93
「・・・」
「もう」
「奪わせない」
『サイコ・ファッジ』は速い。
そして、力強い。
本棚、床ごと唾液を突き刺し、絡め取るだろう。
その鉾先を操る。
・・・そう、自分に戻って来るように、だ。
これにより鉾先は床や本棚を『ほじくり返し』、その破片をパラ・モアに叩きつけるだろう。
また、その際唾液が僅かでも跳ねパラ・モアに付着すれば・・・
「?」
しかし、サンドバッグ?
油断はするまいが、何をする気なのだろう?
95
:
『All You Wanted』
:2013/08/20(火) 21:55:12
>>94
『ギャルッ』
『バゴォオッ』
「うぉ…!」
唾液が付着している部分を『サイコ・ファッジ』で絡め取り、抉り出す。
『パラ・モア』の目の前で破片が弾け飛び、顔面を引っ掻いっていった。
破片についていた『唾液』もちょっぴりだが……その傷口に付着したはずだ。
『キラッ』
破片から身を守る為に出した『パラ・モア』の手の中に、何か光るものが見える。
ハンドバッグから抜き出したもの………鋭く平たい形をした、何かの『器』………!
96
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/08/23(金) 00:36:48
>>95
「『良』し。」
これで奴は『サイコ・ファッジ』の的となる。
・・・とはいえ、油断はするまい。
どうやら、敵も何か、仕掛けてくるようだから。
「・・・」
『サイコ・ファッジ』を一旦戻す。
このスプーンは防御にも使える。
いや、このスプーンしか防御手段はないだろう・・・
「ペッ」
自分の足元に唾を吐きかける。
97
:
『All You Wanted』
:2013/08/23(金) 22:18:17
>>96
「わかってねぇ〜〜〜ヨォォ〜〜〜ハートちゃんさぁぁぁ
アタシの『ミザリー・ビジネス』は『奪う』だけじゃあない……
アンタの手に『器』が沈み込んでいるよーに……この『器』も………」
『ズギュンッ』
『ハートレビュー』の手の中に、『ハートレビューの器』が完全に潜り込んだ。
これで体がようやく元の鞘に収まったようだ。もう何の不自由も無い。
『ドギュン』
それに対し、『パラ・モア』は手にしていた『器』を足元に投げつけた。
『器』は一瞬にして、『パラ・モア』と『ハートレビュー』の間に広がる『本棚』に沈み込む。
『ズズズズ』
『ドギャアァアッ――――ッ』
『本棚』が2人の間で急激に膨らみ、真っ直ぐ立ち上がる。
『器』を挿入されたことで、形を取り戻したのだ………しかも、これはもはや『本棚』では、ない。
『ハートレビュー』の前に立ちはだかるのは、『木製』の、鋭い刃を持った巨大な『ナイフ』。
『器』を取り戻せば、確かに今の『ハートレビュー』のように形が戻るが………入れたのが『別の器』だったら。
『ドドドドドド』
「『本棚』を『ナイフ』に整形したッ! ブッた切れろォォォォォ〜〜〜〜ッ!!」
『ミザリー・ビジネス』が拳を叩き込み、『本棚ナイフ』を『ハートレビュー』に向けて押し倒す―――。
98
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/08/27(火) 01:08:31
>>97
「『サイコ・ファッジ』」
「意地を」
「底を」
「真価を」
「私に」「見せて」「頂戴。」
『サイコ・ファッジ』を操作。
穂先スプーン状に。
掬うは『パラ・モア』に付着した私の唾液。
馬鹿正直な攻撃ではない。
私、パラ・モア、本棚。
――この三つを結べば『直線』に近い現状。
『パラ・モア』へと伸ばしつつ微調整してやれば、本棚を巻き込み、超パワーで押し返せる(はず。パス精BBA)
押し返すのが無理でも、明後日の方向に逸らせる筈だ。
99
:
『All You Wanted』
:2013/08/27(火) 21:52:00
>>98
『ゴオ オ オ』
『ドギュウウゥ――――ッ』
『ハートレビュー』の首を刈り取らんと迫る『本棚のナイフ』。
それに対し、『パラ・モア』を狙って伸びる『サイコ・ファッジ』が激突する。
『 ゴ ッ 』
『―――ズリュッ』
『スプーン』とした『穂先』……その「楕円」の形が、真正面からぶつかった『ナイフ』の軌道を逸らした。
方向をずらされた『ナイフ』は、『ハートレビュー』の真横を掠め、そのまま床に倒れ込む。
そのまま真っ直ぐに突き進む『サイコ・ファッジ』は―――
『バギョォオッ』
「あぼっああぅああッ!!」
『パラ・モア』の顔面を容赦なく抉りとる!
歯と肉片を盛大に弾け飛ばしながら、『パラ・モア』は仰向けにぶっ倒れた。
「ハァァアアア〜〜〜〜………まっ! 待ってッ! ストップ!
ハートちゃん…………い いやッ! 『ハートレビューッ!』」
100
:
ハートレビュー『サイコ・ファッジ』
:2013/09/01(日) 16:10:05
>>99
「ふ」
「ざまみろ。」
『サイコ・ファッジ』を戻しつつ接近する。
無論接近に意味はある。
・・・どんな意味があるかは、これから決まる。
「スタンドを」「解け」
「『パラ・モア』」
「降伏しろ」「私に」「武装(スタンド)を解け」
「今すぐ。」
『サイコ・ファッジ』を突きつけながら、だ。
いざとなれば一撃叩き込める。
101
:
『All You Wanted』
:2013/09/01(日) 21:37:50
>>100
「ちょっ ちょっと落ち着いてくれよォォォ
わかったってばッ! 解除した!」
『パラ・モア』は『ハートレビュー』を慌てて手で制しながら『スタンド』を収めた。
蛇口を捻ったように鼻から血をボトボトと垂らしている。
「わ 悪かったよぉぉ~~~~
もうそれ以上はやるな……歯も何本も折れちまったしよォォォォ
ちゃんと協力するからさァァァ………反省した!マジでな……
ここの『お宝』を山分けして仲直りってことにしましょうよお」
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