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ニュース速報2
477
:
ふみお
:2009/12/21(月) 19:35:28 ID:GV9W7oi.
これはまずいことになりました。私は出来高が少ない株で勝負しているので。
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東証アローヘッド特集:新システムで海外から参加者取り込みも 15時24分配信 ロイター
従来のシステムより売買スピードがおよそ100倍速くなるほか、売買の際の株価の刻みが細かくなるなど利便性が増し、日本株の売買をしてこなかった市場参加者が新たに参加するようになるとの期待感が高まっている。
<米系ファンドに新規参入の動き> ニューヨークを本拠地とするある大手ヘッジファンドが「東京オフィスを開設するようだ」と話題を呼んでいる。その理由はただ1つ。アローヘッドの稼動により、東京の株式市場で直接売買するメリットが大きいとみているためだ。
そのヘッジファンドは、運用資産残高280億ドル(約2兆5200億円)を持つ大手。同社の広報担当者はロイターの取材に対し「コメントは差し控える」と沈黙を守るが、東京進出を検討している海外のファンド勢は少なくないという。
現行の東証システムはスピードが遅く、超高速のプログラムトレーディングなどを行う市場参加者からすれば、時代遅れの代物だったが、今後は他の取引所や証券会社が運営する社内システムとの相関で、株価の格差を利用したアービトラージ取引などが活発にできるようになるという。
そんな新たな市場参加者を呼び込む新システム、アローヘッドとは、いったいどんなものか──。
<100倍の速さ> アローヘッドでは、市場参加者が売買の注文を出した後、取引が成立して受付通知が取引所から来るまでの応答時間が5ミリ秒(ミリ秒は1秒の1000分の1)に短縮される。東証から各ユーザーのコンピューター画面に表示される株価や気配値といった取引に欠かせない情報が表示されるまでの配信時間も、3ミリ秒しかかからない。現行システムに比べ「ざっと100倍の速さのシステムになる」というのが、証券界や投資家の共通認識。これまでのように値動きを人間の目では追えなくなり、新たな世界が形成される。
実は、ミリ秒級のスピードは、国外の主な証券取引所ですでに導入されており、東証は後発組。ロンドン証券取引所<LSE.L>や米店頭株式市場(ナスダック)など欧米の主要証券取引所は、売買を出してから約定して注文受付通知が来るまでの所要時間がすでに数ミリ秒の世界にあり、東証の宇治浩明・株式売買システム部長は、今回の新システム導入で「東証はそこに追いついた。世界トップクラスと言える」と自信を示す。
東証は、世界標準への脱皮を図るべくハードウエアにとどまらず、ソフトウエアも更新。約10年ぶりとなる抜本的なシステム投資のコストは、初期投資が130億円、今後5年間の運営コストを含めると総額300億円に上る大規模プロジェクトになる。
<値幅も小刻みに> 変わるのはスピードだけではない。スムーズな約定を促し、価格形成を円滑にするため、呼び値の刻みを細分化する。株価によって該当しない場合もあるが、呼び値の制限値幅や気配値の更新値幅は拡大し、売買しやすくする。
システムの高速化や売買制度の変更によって「市場参加者にとってさまざまなトレーディング手法・戦略を活用できる場になることが期待されるため、市場の流動性が増すのではないか」(メリルリンチ日本証券法人顧客グループ株式部の平林秀紀氏)と期待する声が出てきている。
フィデッサの松原弘・マーケティング部統括部長は「スタティスティクス・アービトラージという手法を得意とするヘッジファンドが、今後進出してくる可能性がある」と予想する。彼らは、1秒間に1000回などの高頻度の売買をしないと利益が出にくいトレーディングを行っているため、現行の東証のシステムでは遅過ぎ、日本のマーケットには参入していないとみられている。
しかし、アローヘッドで売買が高速化し、小口取引が可能になれば、彼らも東京で売買するようになるだろうというわけだ。市場参加者の拡大により「東証の売買高が2─3倍になっても不思議ではない」(大手証券)と、東京市場の流動性の向上を期待する声もある。
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