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ニュース速報2
473
:
江草乗(管理者)★
:2009/12/18(金) 01:43:45 ID:???
<日経>◇JFE、豪炭鉱権益20%取得 500億円投資
アジアの鉄鋼会社による原料権益の取得が相次いでいる。JFEスチールは17日、鉄鋼原料用石炭(原料炭)の炭鉱の権益20%を取得すると発表した。金額は約500億円で、原料の安定調達を進める。台湾の鉄鋼会社、中国鋼鉄も日韓の鉄鋼会社などがブラジルで進める鉄鉱石事業に参加することを決めており、資源メジャーの寡占化などに対応、権益確保を急ぐ動きが広がってきた。
JFEは年内に豪州東部のクイーンズランド州にある炭鉱の権益を、地元の資源会社Qコール(同)から開発費を含めて500億円で譲り受ける。埋蔵量は3億トンで2012年に操業を始める予定。フル稼働すれば大型高炉の効率操業に適した高強度の原料炭を中心に年1000万トン生産する。JFEはうち年200万トンを引き取る。
JFEグループにとって原料炭権益への投資は8件目だが、調達できる規模は年間使用量の10%に当たり過去最大。自社権益で賄う比率は5%から15%に高まり、世界の鉄鋼会社でもトップクラスになるという。原料炭と、現在15%の鉄鉱石の両方で自社権益比率を30%程度まで引き上げていく考えだ。
一方、台湾の中国鋼鉄は新日本製鉄やJFE、住友金属工業、伊藤忠商事など日本勢6社と韓国のポスコが昨年末に共同で、権益の40%を取得したブラジル南東部の鉄鉱石鉱山に参画する。住金と伊藤忠から権益を0.5%ずつ獲得する。
鉄鋼原料を巡っては世界的に資源メジャーの寡占化が進展。日本向けは鉄鉱石で約6割、原料炭は高品質なものに限れば7割強を上位2社が握っており、価格交渉力が強まっている。さらに粗鋼生産が増加する中国による原料炭と鉄鉱石の輸入も高水準を維持。原料の安定調達や価格交渉力の回復のため、日本などの鉄鋼会社にとって資源メジャー以外から権益を獲得する必要性が高まっている。
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