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ニュース速報2

136江草乗(管理者)★:2008/12/07(日) 08:33:47 ID:???
池田信夫氏がこういうことを書いていますね。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/17de6035d7ab9d812f49ca078b2a8987

[中級経済学事典] マネーストック
2008-12-06 / Economics
欧米の中央銀行が、リスク資産を買う「非正統的な金融政策」に相次いで踏み切った。日本の経験からいうと大した効果は期待できないが、やってみる価値はあろう。いま欧米の置かれている状況は、金融機関の仲介機能が崩壊した非正統的な不均衡状態だからである。同じ意味で、財政政策という非正統的なマクロ政策も、一時しのぎの役に立つ可能性はある。しかし日本の不況は、「円安バブル」の崩壊で輸出産業が打撃を受けた正統的な不況だ。日銀が社債やCPを買うのは、欧米の非正統的政策へのおつきあいだろうが、大した効果は見込めない。こういうとき「日銀が通貨供給を増やせばデフレが止まる」という人がいるが、通貨を供給するだけでインフレになるなら簡単だ。こういう人の頭には、おなじみの貨幣数量方程式があると思われる:

 MV=PT

このMは市中に流通する通貨の量だが、中央銀行の供給する通貨(マネタリーベース)M1を増やしたらP(物価水準)が上がるとは限らない。いくらM1を増やしても、通貨性預金を含むM2は民間の貨幣需要で決まり、Mが上がってもV(流通速度)が下がるとPは上がらない(Tは取引量)。こういう誤解を防ぐため、今年から日銀はM2+CDをマネーストックと呼ぶようになった。最近の金融理論の「新しいコンセンサス」では、マネーストックは経済活動の水準で決まる内生変数で、中央銀行がコントロールすることはきわめて困難だと考えている。これは日本の経験でも裏づけられる。
世界の中央銀行のコンセンサスでも、目的関数として使われるのは物価上昇率や金利であり、マネーストックではない。インフレ目標は、この意味で正統的な政策だが、これはインフレを抑制する目標であり、日本で一部の人々が騒いだ人為的インフレはナンセンスである。今週、Rogoffが人為的インフレ政策を提案して、多くの経済学者を驚かせた。


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