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オリキャラメインの小説を綴るスレ

92雅大と真理子のお宅拝見&いろいろ質問 2:2012/04/01(日) 21:20:30 ID:AOHm2V/UO
片づけ終わりで雅大の部屋に入るみゆきたち。
部屋にはギターがあり,
本棚の横には,お笑いや落語関係のDVDが並べられていた。
やよいが聞いた。
「あの2人(雅大の弟と妹),鏡音リンレンみたいな髪型してたけど,あれはあなたがセットしたの?」
「……」
バツが悪そうに黙ってしまう雅大。
真理子が言った。
「マー君ってボーカロイドとかも好きだからねぇ〜。
前にも私に初音ミクのコスプレとかさせてたし。」
「お,お前だって乗り気だったじゃねえかよ…!」
みゆきたちからジト目で見られて立場がなくなる雅大。
あかねが聞いた。
「あの2人,名前はなんていうん?」
「弟が孝大(たかひろ),妹が雅美(まさみ)っていうんだ。
俺の名前の文字が一つずつ名前に入ってる。
こういうこと言うのもなんだけど…
実は,俺とアイツらじゃ産んだ母さんが違うんだ…」
「!!!!!」
「ホントに。
俺を産んだ母さんは俺が生まれた数年後に亡くなっちまってさ。
アイツらは今の母さんと父さんの間に生まれた子なんだ。」
「そうだったんだ…」
「まぁ,今の母さんは俺のことをよく見てくれるし,悪いところがあればしかってもくれる。
アイツらも産んだ親は違うけれど,俺のこと兄として慕ってくれる,まっすぐに俺の目を見て話をしてくれる,
それだけで救われているんだ。
何も悪いことなんてないさ。」
「マー君…」
真理子が続けた。
「そうだね…
それに,こういう歌の一節があるよ。
『生まれたところや 皮膚や 目の色で いったい この僕の 何が わかるというのだろう』ってね。」
(それ関係あるのかなぁ…?)
「あとたー君(孝大)やまーちゃん(雅美)は私たちが出てるライブを見に来ては家に帰ってきてからいろいろダメ出しをしてくるの。
そのあと言うの。
『もう,しっかりしてよね,お姉ちゃん!』って。」
「?」
「『将来的にそう呼ぶことになるんだから…
お兄ちゃんのこと,これからもよろしくお願いします…!』とも言ってたわ。」
「そうなんだ…
こんなこと聞くのもなんだけど,2人はどこまでいってるの?」
真理子はちょっと照れながら,
「互いのはじめてを…もらい合うところまで。」
「!!!!!」
「そこまで行ってるんだ…!」
「それは責任とらなあかんわ…!」
いろいろ言われてさらに閉口してしまう雅大。

れいかが聞いた。
「ところであなたたちはお笑いもやってますよね。
うちの学校にも落語研究会がありますけれど,あそこにも漫才をやってる人たちもいます。
なぜそちらには入らなかったのですか?」
ちょっと間をおいて,
「入学したてのころ,新入生を呼び込むために落研さんが公演を行っててそれを見に行ったんだけど,
落語自体が伝統芸能だからなのか,
全体的に昭和の雰囲気だったんだよ。
なんか浅草の寄席の空気感が出ていたんだ。
俺ら中学生はみんな平成生まれなんだぜ。
平成生まれのやつが昭和の雰囲気出したところで違和感以外の何も感じないんだよ…!
とにかく俺らの目指すお笑いとまったく方向性が合わなかったから入らなかった…!」
やよいも聞いた。
「事務所に入って活動したりしないの?」
「事務所入っちまうと出られなくなる大会とかもあるからな…!
中高生であるうちはそういう大会に積極的に参加していきたいんだ…!
もちろん,地方で開催されるやつにも…!」
「へぇ〜。」
「夏休みに行われる大会に参加したらその時の様子などをレポート書けば自由研究としても提出できるし一石二鳥だぜ。
みゆき,
「(その手があるのか…!)」真理子が聞いた。
「どうしたのみゆきちゃん?」
「ううん…何でもない。」
「じゃあそろそろおいとましましょうか…」
家を出るみゆきたち。
歩きながら雅大たちのことを話している。
「あの2人…変わっているけど面白いよね?」
「ホンマやなぁ…」
「そんな2人も私たちと同じプリキュアの仲間なんだよね…!」
「これから楽しみですね。」

ゆっくりと帰るみゆきたち。

そんな彼らにこれからどんな物語が展開されるやら…?

ひとまず,終わり。




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