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愛「へー……3人の名前に因んでるのかぁ」

1名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 03:10:35 ID:6SrrO8Rc
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1572862705/

↑これの改造版

基本りなあいだけどモブが喋りまくる
設定もスクスタの遥か前に勝手に組み上げたのほぼそのまま

287名無しさん@転載は禁止:2024/04/20(土) 18:48:58 ID:pE3pKmD6

───あの時は本当に申し訳ありませんでした!

───許してくれなんて言える立場じゃないのは分かっています!

───でも……このまま何も言わないで終わるのだけは駄目だから……だから!

.

288名無しさん@転載は禁止:2024/04/20(土) 18:49:35 ID:pE3pKmD6

璃奈 「って感じで」

男子J「うわー……うわ本当? 格好悪いじゃん俺……」

璃奈 「そ、そんな事はない、と思うけど」

男子J「……でも、その上で謝らせてほしい。本当に申し訳なかった」

璃奈 「ううん、お、大事にはなっちゃったけど、でも今は平穏に学校生活出来てる。だから、も、もう良いんだよ」

璃奈 「それより……ひ、1つ訊きたいんだけど、ね」

男子J「うん?」

璃奈 「……」ポソポソ

男子J「え?」

璃奈 「わ、私みたいな……表情の無い子が、あ、アイドルやる、って……変か、な」ポソポソ

男子J「───別に変とかないでしょ」キッパリ

璃奈 「!」

.

289名無しさん@転載は禁止:2024/04/20(土) 18:50:02 ID:pE3pKmD6

男子J「確かに、そういう前例は無いかもしれないし、最初の内は何か言われる、と思う」

男子J「でも、表情が上手く出せない事がアイドルを……だけじゃない、他の何にしても……表舞台を志しちゃいけない理由にはならないと思う」

璃奈 「……」

男子J「先の見えない選択肢は不安かもだけど……」

男子J「少なくとも天王寺さんがアイドルやる事は変じゃない。それだけは本当」

璃奈 「……そう」

男子J「そうだよ」

璃奈 「……そっか」

男子J「なんて俺如きが偉そうに講釈垂れたけど……はい、回答としては以上、です」

璃奈 「ううん、ありがとう。す、少し気が楽になったかも」

男子J「本当? ……なら、うん。良かったかな」

男子J(あれ、何でこんな話になってんだ……まあ、いいか)

璃奈 「……」

璃奈 「し、正直わたし、五十嵐……部長先輩にスカウトされた時……全然、わ、訳が分からなかったの」

男子J「どういうこと?」

.

290名無しさん@転載は禁止:2024/04/20(土) 18:50:30 ID:pE3pKmD6

璃奈 「だって……そうでしょ。わ、わたし、顔の事、が無く、ても、性格は明るくないし……そ、そんな可愛い訳でも、ない」

璃奈 「声だって、小さいし……」

男子J「いくらなんでも卑下し過ぎだと思うけど」

璃奈 「……」

男子J「俺の主観、天王寺さんは容姿的には優れてると思うし、さっきも言ったけど別にアイドルやって変だな、なんて思わないよ」

璃奈 「そう、かな」

男子J「そうだよ、変じゃない変じゃない。……ぶっちゃけちょっと見たい気もするな、天王寺さんのアイドル姿」

璃奈 「……嘘」

男子J「いや割とマジで」

男子J「うんまあ、いきなりで戸惑うのは分かるけどさ……少なくとも五十嵐先輩っていう、天王寺さんの適性を見出した人が確かに居るんだから……やりたいって気持ちがあるなら、信じて進むのも悪い事じゃ思うよ?」

璃奈 「適正……」

璃奈 「わ、わたしに、本当にあったのかな、そん、なのが」

男子J「無いのにスカウトされるとは考えられないでしょ(笑)」

男子J「それに五十嵐先輩の実家って───」


───ランチタイムの終了時刻です。各自、次の授業の準備を……

.

291名無しさん@転載は禁止:2024/04/20(土) 18:51:05 ID:pE3pKmD6

男子J「……」

璃奈 「……」

男子J「そういう感じで」

璃奈 「締まらないなあ」

男子J「はは、ごめん」

璃奈 「へへ」

璃奈 「でも、うん……じゃあ、考えてみる、よ。考えて……も、もしそうなったら、頑張って、みる」

男子J「そっか」

璃奈 「うん」

男子J「じゃあ、また後で」

璃奈 「うん、またね」

.

292名無しさん@転載は禁止:2024/04/20(土) 19:00:44 ID:pE3pKmD6

-虹ヶ咲学園-


瑞希「ハローハロー」👉ツンツン

部長「え? ……あっ!?」

瑞希「よっ! 遅くなったけど入学おめでと。おうおう、たった数年で伸びたね身長」

部長「み、瑞希先輩!? ……ですよね!? どうしてここに!」

瑞希「ふふっ歩夢ちゃんに劣らず良い反応。今日は東雲学院バスケ部として来たんだよ、これから合同練習」

部長「あ、ああ……なるほど。バスケ部でしたね、そういえば」

瑞希「聞いたよ、何か面白そうな事やってるみたいじゃん? スクールアイドルだっけ」

部長「あ、あはは……僭越ながら部の舵取りの方を」

瑞希「見たよ公式チャンネルのMV。……いや予想より六段くらい上のクオリティ行ってて、ちょっと口開いちゃった」

瑞希「あの曲って殆ど全部、君の作詞作曲なんでしょ? ……初めて会った時は全然そんな感じしなかったけど、君って大概ヤバい子だったんだね……」

部長「き、恐縮っす」😅

.

293名無しさん@転載は禁止:2024/04/20(土) 19:09:02 ID:pE3pKmD6

部長「というか先輩、歩夢に会ったんですか」

瑞希「一応さっきね。何かスタイル良い人と歩いてたよ」

部長(果林先輩かな)

瑞希「声掛けた途端に悲鳴上げて逃げられたけど(笑)」

部長「……ん、まあ、そうでしょうね。先輩があんな事すれば誰でもそうなりますって」

瑞希「ふふふ、やっぱバスケだね。バスケは全てを解決する。歩夢ちゃんもバスケの神に掛かればあんなもんよ」

瑞希「すっかり明るい性格になってくれて、特訓した身としては鼻が高くなっちゃう」

部長(代わりに別のトラウマが生えてきたわ)

瑞希「いやあ、何か思い出しちゃうな。あの頃は4人で本当に楽しかった」

部長(後でメンタルケアしといた方が良いかな)

部長「それで、あいつの方には会ってないんですか?」

瑞希「あいつ? ……ああ愛の事。愛は……今は会わなくてもいいかな別に」

部長「え、どうしてです」

愛 「ビデオ通話を含めれば今も週2くらいで会ってるし」

部長「……なるほど」

.


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