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「あなたは昔から男の子だよ?」√愛

1名無しさん@転載は禁止:2020/08/02(日) 01:49:40 ID:QrE97KRo
春。
出会いと別れの季節、春。

それはここ、虹ヶ咲学園にも当然訪れる。
三年生は卒業して、新入生が新たに加わる。

それは今までもあったことだし、今更戸惑うこともない。

たった一つだけ、あることを除けば。

歩夢「──どうしたの? 今日は朝からなんだか調子が悪そうだけど……」

「あ、あぁ……いや、なんでもないよ、歩夢ちゃん」

歩夢「ならいいんだけど……何か困ってることとか、悩みごとがあったら、なんでも相談してね!」

幼馴染みの上原歩夢ちゃん。
自分で言うのもなんだけど、可愛い女の子だと思う。そんな子が幼馴染みだと……羨ましがられるんだ。

そう──特に、今は。

歩夢「そういえば、今日は身体測定があるんだって。『女子』は更衣室使うみたいだけど、間違って入っちゃだめだよ〜」

自分が──女の子から、男の子に変わってしまっている今は。

☆☆☆

「はぁ〜〜〜なにがなんだか……」

まさか眠りから覚めたら男の子になっちゃってるなんて……いや、わけわかんないよ。
わけわかんないけど、仕方ないから順応する。

わかっていることは、歩夢ちゃんとは変わらず幼馴染みであること、自分のことは僕と呼ぶ事、そして一番驚いたのは、ここではスクールアイドル同好会が存在しないこと。

スクールアイドルという文化自体はあるようだけど……。

先生「はい、身長169センチ、体重は57キロね」

「ご、57……」

先生「ん? どうしたの?」

「いえ……」

女の子の体のときを、かんがえるとちょっとショックだったけど、別にこれくらいが普通、というかちょっと軽いらしい。

むしろ身長はもう少し欲しいくらいだね、なんて言われた。

(むしろ、視線が高くなって変な感じ)

まさか歩夢ちゃんを見下ろす日が来るとは思わなかった。

(でも、なにはともあれ、だよね)

どんな理屈、ファンタジーで私が男の子になってしまったのかはわからないけど、普通に日常を送らないと。

もしかしたら、そのうち元に戻れるかも……しれないし。

「え〜と、となると気を付けないといけないことは……」

うっかり女子トイレにはいらない、男子のちんちん見えても動揺しない、僕っていうこと、男の子っぽく過ごすこと。

165名無しさん@転載は禁止:2020/09/08(火) 23:59:59 ID:zzyYW1b2
それから交互に歌い、三時間程度。

愛「次最後にしよっと〜……これ」

そう言っていれたものは、 愛ちゃんが好きだと言ったバンド、MY FIRST STORYの「花」-0714という曲。

愛「これの歌詞に7月14日に〜……ってあるけど」

愛「あたし達が付き合うって決めたのも、7月14日だったんだよ? なんかエモいね」

侑「そう言われると確かに」

でも、そう言われると、それはそれで少し照れ臭くもなる。
この歌が、どストレートなラブソングで、結婚式ソングとしても使われるらしいから……。

愛「愛って言葉、たくさん出てくるとなんだか勝手に自分とかさねちゃうんだよね」

166名無しさん@転載は禁止:2020/09/09(水) 00:06:47 ID:o9aBRRVA
☆☆☆
カラオケ店を出る頃には、もう高校生が外にいるには注意されてしまう時間だった。

愛「んっん〜……良い時間だった!」

侑「愛ちゃん、歌すっごく上手かったね」

愛「侑こそ良い声してたよ。次はデュエットとかしたいなあ〜……っと、いけないいけない。さすがにそろそろ帰んないとね」

侑「だね。……だいぶ遅いし、家までおくるよ」

愛「おっ、彼氏力高いぞ。定番の言葉とはいえ、ちょっと今の嬉しくなっちゃうね」

はにかみ、思ったことを次々に言っていく。
こうして、一緒にいるとよくわかる。本当に、笑顔が絶えない女の子だ。

167名無しさん@転載は禁止:2020/09/09(水) 00:10:27 ID:o9aBRRVA
また明日に。
テンポ早めで。

168名無しさん@転載は禁止:2020/09/09(水) 01:02:50 ID:oKbAORIc
カラオケ行くぐらいの金の余裕はあるんか

169名無しさん@転載は禁止:2020/09/09(水) 05:52:25 ID:o9aBRRVA
分かり難くてすみませんが、一応借金やらの問題はさらっと解決させてます。

170名無しさん@転載は禁止:2020/09/09(水) 12:45:10 ID:LRDIB9pI
>>138
の描写がそうってこと?
悪いけど全然分からなかった

むしろ悪い方向に進んで行ったり、愛さんが詐欺するのではないかと思ってた

171名無しさん@転載は禁止:2020/09/09(水) 15:51:48 ID:VGNEuwkU
えーあの描写で俺は普通にわかったぞ

172名無しさん@転載は禁止:2020/09/10(木) 23:44:12 ID:JHIAkZg2
侑(これから楽しくなりそうだ)

もちろんその日々は、楽しいものとなる。
想像の、何倍も越えて。

☆☆☆
夏休みの突入して、最初の朝。
インターホンがなる。まだ朝もだいぶ早い時間だ、誰だろう。

愛「やっほー」

侑「あいちゃん!」

173名無しさん@転載は禁止:2020/09/11(金) 00:18:39 ID:3VTebttI
侑「どうしたの? ……って、その荷物は、さては」

愛「プール行こう! チケットならなんと既にここにあるのだー!」

四十秒で支度した。

☆☆☆

侑(しかし……プールか)

ということは、愛ちゃんも水着だ。
競泳水着じゃなくて、プライベートの。
……いったいどんなのを着てくるんだろ。

愛「おっ待たせ〜」

振り替えると、そこには──

侑(おわっ……)

ゆるめのパレオの水着。フルーツ柄で少し独特。
しかし肌を解放した愛ちゃんの防御力(?)は下がっているはずなのに……とてつもない攻撃力(?)を得ている!!

174名無しさん@転載は禁止:2020/09/11(金) 00:32:34 ID:3VTebttI
胸! 腰のくびれ! おしり!

なんだ……モデル……?

周りの人たちもすれ違い様に愛ちゃんを見ている。そりゃそうだ。

愛「む。黙ってばかりじゃ、愛さんも困っちゃうなぁ」

侑「あ……と」

侑「すごい、可愛い……」

愛「ふふ、ありがと!」

……この子が、自分の彼女だという事の重大さを考え直した方が良い気がしてきた。

愛「さ、いこ! 時間は有限!」

手を引かれて、あっちへこっちへ。
楽しかったんだけど、なんだかずっと愛ちゃんのことばかり見ていた。

175名無しさん@転載は禁止:2020/09/11(金) 00:47:44 ID:3VTebttI
また明日に。
土日で結構進めたいですね。
虹は全員かなり気に入っているのでモチベは高いです。

176名無しさん@転載は禁止:2020/09/11(金) 00:53:31 ID:/cwwlV3k
楽しみや

177名無しさん@転載は禁止:2020/09/11(金) 02:09:58 ID:Ud7xize2
きっとライブの余韻で更新できないと思います!
ライブもこれも楽しみ

178名無しさん@転載は禁止:2020/09/11(金) 15:24:56 ID:UIgU5WMY
週末に色々情報来そうだよね
ここの更新も楽しみにしてます

179名無しさん@転載は禁止:2020/09/11(金) 18:47:25 ID:Nc85lphw
モデルが羨ましがる体系だからなぁw

180名無しさん@転載は禁止:2020/09/13(日) 02:28:49 ID:V6IB53lA
日曜夜再開。
おそらく初体験までは。

181名無しさん@転載は禁止:2020/09/13(日) 05:08:31 ID:4law/WYs
きたー!!

182名無しさん@転載は禁止:2020/09/14(月) 00:24:00 ID:.RkakNeQ
正直、今日何をして遊んだか覚えていない。
ただひたすら、自分の彼女に見惚れてしまっていた。

侑(こんなの……そりゃみんな好きになるよね)

この調子だと、私が愛ちゃんに惚れ込むのは時間の問題だということは、誰が考えたって当然だと言える。

愛「んっんー! 今日はよく遊んだ!」

愛ちゃんは大きく伸びをして、息を吐き出す。

愛「侑はどうだった?」

183名無しさん@転載は禁止:2020/09/14(月) 00:40:34 ID:.RkakNeQ
侑「めちゃくちゃ楽しかった!」

愛「よかった〜。なんか、あたしが連れ回してばっかりな気がしたから」

侑「ううん、それでいいんだよ。愛ちゃんがしたいことが出来れば」

愛「でも、次は侑がしたいことがしたいな」

侑「僕のしたいこと……」

愛「うんうん、何でも言ってごらんよ」

184名無しさん@転載は禁止:2020/09/14(月) 01:16:37 ID:.RkakNeQ
侑「……じゃあ」

侑「きょうは愛ちゃんともっとお喋りがしたいな」

愛「お、いいよ〜」

それからは私たちは日が暮れるまでお互いの事を話した。

次の遊びの計画をたてたりして、その日はそれで解散とした。

☆☆☆

愛「今日は面白かったなぁ」

侑は、何から何まで誉めてくれる。
水着からスタイル、果ては笑顔さえ。
さすがに照れ臭くもなった。

でもそれが嫌というわけもない。

愛(そう考えたら、あたしは侑になにも……)

これはいけない。あたしも何か侑のいいところを。えーと。

愛「優しいし、あたしのために怒ってくれるし、清潔感もあるし、可愛気があって一生懸命……」

いっぱいあるな。

185名無しさん@転載は禁止:2020/09/14(月) 01:29:23 ID:.RkakNeQ
愛「……ふふ」

思っているよりも、あたしは侑の事を見ていたみたいだ。

☆☆☆

愛「ゲーセンに来た!」

侑「愛ちゃんは普段何で遊ぶの?」

186名無しさん@転載は禁止:2020/09/16(水) 12:48:38 ID:N5sCEXNs
まだかなまだかな!!

187名無しさん@転載は禁止:2020/09/20(日) 17:07:23 ID:9coHii2U
おそらく夜に。

個人的に早くくっつけ過ぎたと若干の後悔。付き合うまでのもじもじした関係が好きだったもので……。

188名無しさん@転載は禁止:2020/09/20(日) 21:18:17 ID:8jL1a5mE
やり直す?

189名無しさん@転載は禁止:2020/09/20(日) 23:17:05 ID:JTmcnS7s
思いきって途中からやり直すのでも良いんじゃない?
作者さんのベストな形のが読みたい

後自分もくっつく前のお話は好きw

190名無しさん@転載は禁止:2020/09/21(月) 00:06:59 ID:LTZbXbgQ
推しだからってところがあるけど
個人的には書き手側の納得いく終わり方をして欲しい

191名無しさん@転載は禁止:2020/09/21(月) 00:19:23 ID:jjD3j87Y
あとから回想形式とかでもいいしね

192名無しさん@転載は禁止:2020/09/21(月) 19:30:25 ID:c9z6KtT2
一先ず続きを書いていきます。やり直しだけはしませんね、それはそれでもやもやするので……。

193名無しさん@転載は禁止:2020/09/21(月) 23:51:53 ID:c9z6KtT2
愛「そうだねぇ、なんでも好きだけど……あ、最近は割りとあれかな」

そう言って指差したのは、いわゆるダンス系のゲームだ。
なるほど、確かに。まだ見てはいないけれど、きっと上手くて、ギャラリーが出来ている光景が目に浮かんだ。

愛「でも今日は侑と遊びたいから……あ、あれやろうよ」

侑「シューティング?」

194名無しさん@転載は禁止:2020/09/22(火) 00:07:36 ID:OYG881p.
愛「結構おもしろいよ。心拍数測りながらやって、ビビっちゃったかどうかもわかっちゃうの」

侑「へえ……確かにおもしろそう」

とはいえ、あれも何年も前からある……それにゲームセンターにあるようなものだし、そこまで怖くは……。

☆☆☆

ゾンビ『ガァァッア!!』

侑「おわっ」

愛「あははっ声出てるよ!」

195名無しさん@転載は禁止:2020/09/24(木) 00:20:00 ID:zll39uqs
明日に再開。
やっぱり基本的に全員ちょろめです。
三人目はエマの予定です。

196名無しさん@転載は禁止:2020/09/24(木) 00:52:58 ID:F09xaSCI
次エマさんか、楽しみ
今のところ公式で比較的あなたちゃん好き好き勢ではない子が来てる感じなのかな

197名無しさん@転載は禁止:2020/09/24(木) 20:29:44 ID:zll39uqs
すごく嫌なことがあったので反動でめちゃめちゃイチャイチャさせます。

198名無しさん@転載は禁止:2020/09/24(木) 23:38:17 ID:zll39uqs
愛「どれ、そんなにドキドキしてるのかな」

愛ちゃんが胸に手を当ててくる。
薄着の肌だと、手の温もりが少し伝わってくる。……それと、手も小さいことも。

愛「あはは、めちゃめちゃドクドクしてるー」

それが愛ちゃんのせいだとは、言えなかった。

199名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 00:03:27 ID:Z0ttcsP2
☆☆☆

その後はまた、プリクラ撮ったりホッケーしたり、果てはリズムゲーム……そして、やっぱりこれは外せなかった。

愛「愛さんの相性診断! あいだけに!」

お互いの名前とさまざまな項目を入力して、相性度を計るあれだ。

200名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 00:25:52 ID:Z0ttcsP2
侑「こういうの、初めてかも」

愛「実はあたしもこれはやったことないんだよね。さてさて、どんなもんかな〜」

幾つかの質問に答えて、相性度が出たのだけど──

侑「20%……」

お世辞にも、いやお世辞でも高いと言えば皮肉にさえなりそうな数値だ。

侑「あはは、でも結局機械のだしたものだし……愛ちゃん?」

正直、意外だった事だ。

愛「ん〜……」

こういう物で、真剣になるタイプだとは思わなかった。

侑(ちょっとふてくされてる……)

ちょっとキュンとしてしまった。

201名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 00:31:51 ID:Z0ttcsP2
侑「……納得いかない?」

愛「んー……だってそりゃ……20は嘘でしょ」

侑「じゃあ愛ちゃん的には、どれくらいの%?」

そこで愛ちゃんはにかっと笑った。

愛「100じゃないと、今一緒にいないって!」

202名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 00:32:22 ID:Z0ttcsP2
ここまで。
明日夜からアゲていきます。

203名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 01:08:12 ID:grMOJVHU
可愛い

204名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 21:24:03 ID:Z0ttcsP2
彼方が可愛くてやっぱり彼方を次にしたいのでそうします

205名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 21:52:17 ID:grMOJVHU
彼方ちゃんやったぜ

206名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 22:35:55 ID:HscVovlo
彼方ちゃんかわいい←わかる
でもエマさんもかわいい←わかる
ニジガクみんな超かわいい

207名無しさん@転載は禁止:2020/09/25(金) 23:01:13 ID:q65tCZbo
>>1は彼女と別れたんだな…

208名無しさん@転載は禁止:2020/09/26(土) 17:27:30 ID:JRUbyIzw
侑「えう、あ……そ、そっか」

当然のようにそう返されては、もう照れることしか出来ない。

愛「てゆーかさぁ」

侑「な、なに?」

愛「手くらいさ、繋ごうよ」

差し出される手のひら。
それをしっかり握りしめる。

愛「お、意外とごつごつしてる」

侑「意外だった?」

愛「ちょっとね。侑って中性的な感じだから」

たしかにそれはあるのかもしれない。
女の子だった頃と、基本的な顔のパーツはそこまで変わっていないし、髪もちょっと長くて……あぁ、あと背もそこまで高すぎないこともあるのかな。

愛「お化粧してあげたらめっーちゃ可愛くなりそう!」

侑「そ、それは遠慮しておくよ」

209名無しさん@転載は禁止:2020/09/26(土) 19:10:03 ID:aTathB/Y
あぁ^〜

210名無しさん@転載は禁止:2020/09/27(日) 12:55:30 ID:ELrmruew
嫌な事はお仕事関係です。

虹は全員可愛いから本当に迷います。正直なところ、次を未だに迷ってます。
夜再開。

211名無しさん@転載は禁止:2020/09/27(日) 13:43:36 ID:BfoGz7XM
気持ちよく分かる
見れば見るほどみんな可愛くて推しになっていく

いっちのやりたいようにやってください

212名無しさん@転載は禁止:2020/09/28(月) 01:19:48 ID:AQz4Oxa2
☆☆☆

愛「あ……花火もしたいなぁ」

すこし歩いていて、寄ったコンビニの中に花火があり、愛ちゃんはそれをてにとっていた。

侑「いいね、今日やっちゃう?」

愛「おーやろうやろう!」

213名無しさん@転載は禁止:2020/09/28(月) 17:37:07 ID:AQz4Oxa2
きっと私が言わなくてもやるつもりだったんだろうな。
可愛いやつめ。

愛「どこでする? 今時は公園とかだとダメらしいし」

侑「そうだね……僕んちの前でやろうか」

敷地内なら別に構わないはず。

愛「おっけーい、じゃ早速行こう!」

214名無しさん@転載は禁止:2020/09/28(月) 18:04:45 ID:AQz4Oxa2
☆☆☆

侑ママ「あら? あらあらあら、侑が女の子連れて帰ってくるなんて……」

愛「初めまして! 宮下愛って言います!」

侑ママ「学校での友達?」

愛「彼女です!」

侑ママ「あっ! そうなの? こんな可愛い子が……」

愛「ありがとうございます!」

侑「あ、愛ちゃん。そのへんで……」

ちょっと恥ずかしい。

215名無しさん@転載は禁止:2020/09/28(月) 20:20:00 ID:ELVeVGqA
堂々としてる愛ちゃんかっけぇッス

216名無しさん@転載は禁止:2020/09/29(火) 17:19:11 ID:0uDGj4IA
愛「よ〜しさっそく……」

意気揚々と袋を開けて、なかから様々な花火を取り出していざ始めようとした。
そんなときだった。


愛「ん?」

手の甲に小さな滴が落ちてきた。
次第にそれはだんだん強くなっていき──

☆☆☆

侑「通り雨かな。すぐやめばいいんだけど」

愛「むー。なんてタイミングが悪いんだ……」

とりあえず私の部屋でくつろぐことに。

217名無しさん@転載は禁止:2020/09/29(火) 17:25:18 ID:0uDGj4IA
愛「……」

愛ちゃんは私の部屋を見渡している。

侑「どうしたの?」

愛「あぁ……これが侑の部屋なんだな〜って」

愛「えっちな本とかもあるのかな?」

侑「な、ないよ!」

愛「え〜ほんとかな〜?」

218名無しさん@転載は禁止:2020/09/29(火) 17:40:51 ID:0uDGj4IA
愛ちゃんは楽しそうに笑っている。

……楽しそうにえっちな本を探そうとしている。

侑「ないって!」

愛「いやいや。彼氏の趣味を理解することのも彼女の役目!」

侑「だ、だから本当にないんだってば〜」

──いや、嘘なんだ。
本当はある。しかもそれはよりにもよってギャルもの。

どうしてそんなものがあるのかというと、クラスメイトに押し付けられたからだ。

余計な親切心というべきか、なんでも同じものを二冊も買ってしまったからやるよ、と。

侑(なんてこった……まさかこんなことになるなんて考えてなかったからたいして隠してもない!)

愛「ふんふ〜ん……お?」

そしてあっけなく見つかった。

愛「な〜んだやっぱりあるじゃん!」

侑「いやそのぉ……」

なんだろう、めちゃめちゃ恥ずかしい。

219名無しさん@転載は禁止:2020/09/29(火) 17:56:29 ID:0uDGj4IA
愛「ふむふむ……金髪ギャル?」

侑「あ、あはは……」

愛「……好きなの?」

侑「えと……」

侑「……はい」

愛「ふーん……」

220名無しさん@転載は禁止:2020/09/29(火) 18:03:39 ID:0uDGj4IA
愛ちゃんは本をぺらぺらとめくって一部をじっとみては次のページへ移動している。

愛「侑はさ」

侑「は、はい」

なぜか敬語になってしまう。

愛「あたしと、やっぱり……こういうことしたいの?」

侑「ぬぁ」

こ、これなんて答えるのが正解?
誰かたすけて……!

221名無しさん@転載は禁止:2020/09/29(火) 19:34:39 ID:gIe1uJHY
チョットマッテテー

222名無しさん@転載は禁止:2020/09/30(水) 17:29:43 ID:W8Yn6mFc
侑「いやっ、え〜と……その」

こういうことって、そういうことだよね。
世間的に言うえっちな事。
それを求めるのは普通なのかもしれないけど、ここでそうだと言うのは正しいのかな。

愛「どうなの?」

侑「……」

侑「……いずれ、は。したい、です」

223名無しさん@転載は禁止:2020/09/30(水) 17:51:38 ID:W8Yn6mFc
無難な答えのはず。
これでどうだ。いける、かな。
ガツガツしすぎてもないし、控えめでもない。ちょうどいいはず……!

愛「ふーん……」

えっ、それどういう反応?

愛「ねぇ侑」

侑「うん」

愛「キスしてみる?」

侑「はぇ?」

224名無しさん@転載は禁止:2020/09/30(水) 18:16:41 ID:W8Yn6mFc
思わず唇に目がいく。
キスってことは、あの唇に触れるということだ。
私の、唇が。

侑「そ、その……」

愛「なんていうかさ、そういうのに興味があるのは……あたしもそうだし」

愛「いや、ごめん。ていうか興味津々。……嫌かな、こんな女子」

侑「いっ、いやそんなことない! 良いと思うよ!」

愛「そっか……良かった」

225名無しさん@転載は禁止:2020/09/30(水) 18:17:50 ID:W8Yn6mFc
ここまで。
次更新でイロイロと。

226名無しさん@転載は禁止:2020/09/30(水) 22:19:29 ID:G8Bw0bGQ
まってました!

227名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 17:24:43 ID:y6Fw0yLY
雨の音が強くなっていく。
通り雨ではなかったみたい。まだ外には出られそうにない。

侑「……」

愛「……」

愛「良い?」

なにが、なんて言わない。
そうしたいのは、こちらも同じだったから。

侑「うん」

ベッドで隣同士に座る。
顔をあわせると、鼓動がはやくなる。
目をあわせられない。

侑「ごめん、目、閉じてくれる……?」

愛「うん……」

愛ちゃんは目を閉じる。
そして唇を少しだけ私の方へつきだす。
待っているんだ。

侑(心臓いたい……)

──思えば、そうだ。いつだって愛ちゃんは皆の人気者だった。

228名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 17:50:25 ID:y6Fw0yLY
誰もが好きで。
愛ちゃんも皆が好きで。
そこに隔たりも、贔屓もなかった。

──少し、やましい目線で言うなら、そのスタイルは男子からの評判は凄まじい。
出るところは出て、引き締まった身体。

他の男子生徒の、いわゆる妄想上での「オカズ」にされていることを知っている。そういう話題が出るし、聞かされる。

あの胸を揉みたいとか。
お尻を触りたいだとか。

数多くの男子がそういう欲望を持っていたはずだ。

侑(私は──)

その子を前にしている。
その子が唇を差し出してくれている。

私はこんなタイミングで、愛ちゃんの事を愛しく思ってしまった。
愛だけに。

229名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 18:10:27 ID:y6Fw0yLY
唇に触れる。
愛ちゃんはぴくっ、と震えた。でもそれもほんとうに一瞬だけで、唇を食んでくれる。

ぷにぷにしていて、瑞々しい。吸い付くようなそれに、思わず興奮する。
ほのかに甘い香りもする。これは愛ちゃん自身の香りだろうか、女の子独特の香り。

愛「ん……」

香りに頭をやられていると、不意に口内に侵入してくるもの。
愛ちゃんが舌をいれてきたんだ。

舌と舌が絡み合う。唾液の交換もして、混ざりあったそれを飲み込む。

侑(やばい勃起してる……)

言い訳して良いなら。
これで勃起するなというのも、無理な話だ。
こちとら身体は男子高校生。これでしないなら何でするんだ。

愛「ぷぁ……」

唇が離れるとき、唾液が糸をひいて、一本の橋のようになっていた。

視線が下に向く。

愛「う、あ……おっきくなってる」

侑「なるよ、そりゃ……」

230名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 18:55:19 ID:y6Fw0yLY
ここまで。
明日に再開。
もう次の子を迷いまくりなので、好みの子を書いてくだされば参考にさせてもらいます。

231名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 19:35:56 ID:M/p4RbGk
おほーーー!!!


彼方ちゃんか果林ちゃんが見たいです!

232名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 20:02:47 ID:ttvMFStQ
栞子ちゃん推しだけどフェス限かすみんが愛おしくてたまらない
なんだあのかわいい生き物!

233名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 22:14:20 ID:EFxCSMfA
かすみんの超甘々なやつを読んでみたいです…

234名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 22:52:25 ID:nfQYXgoo
しずくちゃん見たいわぁ
乙女らしさもあり、でもそれは演技なのか地のものなのか

235名無しさん@転載は禁止:2020/10/01(木) 23:18:55 ID:3kl8NhBA
モチベあるうちに歩夢書いた方がいいんじゃね

236名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 01:50:03 ID:2RMHzZpM
愛欲におぼれるかすみんがみたい

237名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 03:30:43 ID:i17Ma8lg
果林ちゃんのが読みたい
ゆうかり、あなかりは絶滅に瀕してる…

238名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 17:29:36 ID:cUUHTwHI
愛ちゃんの視線は私の顔と勃起したそれに交差している。

どうしたらいいのかわからない、といった顔だ。

愛「えっと、……どうしたらいい?」

侑「とりあえず脱ぐね……」

☆☆☆

愛「うわ……すご……」

直で眺めて一言。
さっきも言っていたけど、確かに「興味津々」の顔だ。

愛「触っていい?」

侑「うん」

両手で包まれる。
自分以外の手に触れる感覚はまた変わっていて、思わず力がはいる。

愛「あつ……それにかったい」

愛「……ねね、これさ。舐めたりしたら気持ちいいんだよね」

侑「えっ……でも汚いよ。シャワーも浴びてないし……」

愛「ううん、いいよ。……ていうか」

愛「してみたい……」

愛ちゃんは亀頭を咥える。
敏感な部分が暖かい口内に包まれる。

侑「ぅわ……」

侑(すご……私、愛ちゃんにこんなこと……)

愛「む……んむ……」

たどたどしいフェラ。
歯もあたっててたまに痛い時もある。
でもそれを指摘する気にはなれない。

それらを補ってしまえるくらい、いま私は興奮している。

239名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 17:49:06 ID:cUUHTwHI
侑「ぁ、愛ちゃん……っ」

愛「侑……きもちいい?」

侑「ぅんっ、良い……っ」

愛「良かった、……ほかにはどうしたらいい?」

侑「じゃあ……手も動かしながら……」

手でしごきながら口でもシテもらう。

侑(はぁぁ〜きもちい……)

240名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 17:52:35 ID:cUUHTwHI
侑(っていうかもう出そう……)

初めての刺激に身体が追い付かない。
もっともっとしてもらいたいけど……。

侑「愛ちゃん、でそう……」

愛「えっ……」

驚いた様子で顔を見上げる。
……は、早すぎるかな。私って早漏なのかな……

愛「もうちょっとまって……もうすこし舐めたい」

侑(っ……)

そんなこと言われたら余計出そうになる……。

241名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 18:02:51 ID:cUUHTwHI
侑「っ、く……!」

愛「んむっ、ん……ふ……」

すこし慣れてきたのか、スムーズになってくる。
唾液を啜る音も加わってクル物がある。
つまりは刺激もつよくなってくるわけで。

侑「あっ、愛ちゃんっ、でる……っぅ!」

愛「んむっ……!」

口内で射精してしまう。
温かい口の中での射精は腰が抜けそうになる。
なにより、精液を口の中にだしている、という事実が興奮できてしまう。……愛ちゃんには悪いけど。

愛「んっ、ぶ……えぁ……」

口を開いて、舌の上にたまった精液が見える。

愛「ほーひよう……」

おそらく「どうしよう」と言ったんだろうけど、さすがに飲ませるとかもできないし、ティッシュを渡してそこに吐き出してもらう。

つもりだったんだけど。

愛「んっ、ぐ……」

侑「えっ、飲んじゃったの!?」

愛「んぁ……」

証明するように舌をだす。そこにはもう、なにもなかった。

愛「なんか……これさ」

侑「うん……」

愛「……あは、は。えっちすぎ……」

侑「いやほんと……なんか、何て言えば良いかわかんない」

242名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 18:50:15 ID:cUUHTwHI
ここまで。
また明日に。

243名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 19:15:10 ID:vX5noif2
そんなこと許されないよ
早くして
アニメ始まっちゃうでしょ(ギンギン

244名無しさん@転載は禁止:2020/10/02(金) 20:59:08 ID:LAKyK8WI
えっろ

245名無しさん@転載は禁止:2020/10/04(日) 17:11:35 ID:5HW4O0jI
夜再開。

246名無しさん@転載は禁止:2020/10/04(日) 23:50:28 ID:5HW4O0jI
愛「……まだ固いね」

侑「愛ちゃん前にしたら一回じゃおさまらないよ……」

侑「……でも、その前に」

侑「今度は……僕がする」

☆☆☆

愛「うぅ、めっちゃはずいんだけど……」

侑「我慢だよ、そこは……」

スカートを脱いでもらい、下着だけに。

侑「……ちょっと湿ってる」

愛「ぅ……」

侑「僕のなめてて興奮したの?」

愛「そ、そんなこと……ぁっ……」

下着の上から指で筋をなぞるように触ると、愛ちゃんは小さく反応する。

侑「じゃあなんでもう少し濡れてるの……」

愛「しらな……ぃう!?」

言葉を遮るように、私は愛ちゃんの中に指をいれた。

侑「うっ、ぬるぬる……」

愛(は、はいってる……侑の指……)

侑「っ……前に、さ」

愛「う、ん……?」

247名無しさん@転載は禁止:2020/10/04(日) 23:55:04 ID:5HW4O0jI
侑「僕に対してスケベだとか、えっちだとか言ってたけど……」

侑「愛ちゃんの方こそ、スケベなんじゃないの……?」

愛「なっ、そ、そんなこと……ぁ……」

ゆっくりと手マンを始めていく。
指を曲げて冷静に──興奮マックスだけど──愛ちゃんの気持ちいいところを探っていく。

ここか?

愛「……」

ここか?

愛「……」

ここなのかな?

愛「……っぁ……」

侑「……」

248名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 00:01:51 ID:SHynvIns
侑(ここか……)

愛「ぅっ……?!」

女の子の頃自分でするとき、確かにここが気持ち良かった。
いわゆるGスポット。

侑(ぎゅぅ〜……と優しくおしてあげて……)

愛「ぁっ、ぁぅ……!」

結局のところマッサージに近いのかもしれない。
気持ちいいところを、重点的に確実に刺激する。

侑「愛ちゃん、気持ちいい……?」

愛「ぅ、うん……すごい……なんでこんな……っ」

249名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 00:36:57 ID:SHynvIns
☆☆☆

愛「ぅ、うん……すごい……なんでこんな……っ」

自分の大事なところから聞こえてくる、クチャクチャとか、にちゅにちゅとか。そんな音がなおさら胸の奥を熱くさせる。

一定の場所をぐっ、と押さえられると身体中にじわ〜とした甘い快感がじわじわとやってくる。

愛(自分でするのと、ぜんぜん、違う……!)

しびれるようで、歯の奥がむずがゆい。

あたし、今、侑に気持ちよくされてるんだ。

250名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 00:43:16 ID:SHynvIns
こんな、大きく股を開いて。

愛(あぁやっぱり恥ずかしい……でも……!)

それよりも気持ちいいが勝る。

侑「愛ちゃん……」

愛「ぁ……ん……」

手はとめず、キスを追加。
上も下も気持ちいい。
でも、恥ずかしいのは……。

愛「んん……!」

キスしながら声が出てしまう。
ただでさえ気持ちいいのに、キスまでされて。

脳に影響がありそうなくらい、いや違うかも。
頭が沸騰しそうなくらい、熱を帯びるあたしの身体。

そして──

愛(ぁ……)

さっき射精した侑のちんちんは、さっきよりもギンギンになっていた。
あたしが声を出すたびに、ぴくんと跳ねて……。

愛「っ、侑……」

侑「ん……」

愛「しよ……?」

251名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 00:51:24 ID:SHynvIns
侑「っ、でもゴム、ないよ」

愛「ぁ……」

そうだ。
あたしたちがセックスをするにあたっては、やっぱり必要になるもの。
そこは確かに理性と貞操観念をもって、きちんと用意するべきなんだろうけど──

愛「……っ、無理……いましたい……」

侑「っ……」

侑が生唾を飲む音が聞こえた。
生でする、その危険性と、きっと生でヤッたら気持ちいいんだろうなという迷い。

侑「あ、愛ちゃ──」

と、そんな時。

☆☆☆

侑ママ「侑〜?」

侑「っ!?」

愛「!?」

こんこん、とノック音に私と愛ちゃんは一斉にドアをみる。

やばい、と二人して急いで脱いでいたものを着ていく。

侑「なっ、なにー?!」

侑ママ「せっかくだから、愛ちゃんもご飯食べていったらどうかな〜って」

愛「ぁ、あっ! い、いただきます!」

侑ママ「じゃあ、もう出来るから降りておいでね、二人とも」

足音が遠くなる頃には、私たちの肝は冷えきっていた。
ついでに私の勃起もおさまってしまった(萎えたという)。

愛「……」

侑「……」

侑「い、いこっか」

愛「う、うん!」

252名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 00:55:56 ID:SHynvIns
☆☆☆

晩御飯をおえて、私は愛ちゃんを家まで送る。

愛「はぁ……それにしてもさっきのはどうなるかとおもったよ」

侑「うん……ほんとにね」

でも、ある意味よかったのかもしれない。
あのままだったら、間違いなく生でしちゃってた。

侑(でも……生殺しだよ……)

正直に言うと、あのままセックスまでしてしまいたかった。

愛「……」

侑「あ、ついたね……じゃあ愛ちゃん、また……」

愛「……ね、ねえ侑」

侑「?」

愛「次、さ。いつ会える?」

侑「え、と……あっ、そうだ。親戚のところにいったり、友達とかとの約束あるから……一週間後、というか夏休み最終日かな」

愛「そっか……」

253名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 00:59:47 ID:SHynvIns
愛「……じ、じゃあさ、最終日は……会おうよ」

侑「うん、もちろん。……なにかして遊ぶ?」

愛「……っ、い」

侑「え?」

愛「……ちゃんと、最後までしたい」

侑「っ、あ……」

愛「だからっ、その……予定、あけてて」

侑「……うん」

愛「あ……ははは! あ、あたし、なんかむっつりみたいだね! なんか、ガチっぽすぎて……」

侑「大丈夫、したいのは、僕だって同じだから……」

愛「……」

愛「じゃ、一週間後ね」

侑「うん、またね」

☆☆☆

こうして私たちは。
一週間後にすることを決めた。
だから私は帰り道、コンドームを買った。

254名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 01:01:44 ID:SHynvIns
今回はここまで。

やっぱり次は彼方にします。
あと彼方に関しては中盤から大学生に突入します。彼方でやりたいノリが思い付いてしまったので。

また明日に。

255名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 04:22:00 ID:tz6oW8NY
エロい…

女子大生彼方ちゃん…だと……!

256名無しさん@転載は禁止:2020/10/05(月) 14:28:19 ID:2ynrbuhs
ここで寸止めとは……やってくれますなあ(大好き)
初えっち、明言して決めた日にやるって滾るな……

次の彼方ちゃんも楽しみ。大学生ってことは半同棲みたいなこととか酒盛りとかするんかな?なんにせよ期待!

257名無しさん@転載は禁止:2020/10/07(水) 00:42:37 ID:rGQNJCkE
そして、その一週間後はすぐにやってくる。
その間私たちの性欲は高まり続けていた。

高校生の、等身大の性の欲求。
爆発させる日がやってくる。

☆☆☆

愛「──あ、いらっしゃい、侑」

侑「おじゃまします」

258名無しさん@転載は禁止:2020/10/07(水) 00:49:07 ID:rGQNJCkE
侑「誰もいないの?」

愛「うん。みーんな明日の夜まで帰ってこないよ」

侑「旅行だっけ。着いていかなくてよかったの?」

愛「まぁ、行かないっていった時は驚かれたけど、……だってこんなチャンスないじゃない?」

愛「邪魔が一切はいらない瞬間なんて……」

侑「……そうだね」

愛「……あ、お風呂はいる?」

侑「そうだね。……そうしよっか」

259名無しさん@転載は禁止:2020/10/07(水) 00:58:36 ID:rGQNJCkE
二人で一緒にお風呂に入ることにした。
今度は、あのときとは違って、隠すものもなく。

愛「ん……しょ」

侑「……」

全裸の愛ちゃんの姿。
隠すものが何もなくなると、そのプロポーションのすごさが一段とよくわかる。

愛「あは、どうせ全部見られるのはいいんだけど、そんなに凝視されると恥ずかしいかも」

侑「ご、ごめん。……すごく綺麗だったから」

お世辞でもなんでもなく、本当のことだ。
ほんとうに、綺麗な身体をしている。

愛「そ、そっか……へへ、ありがと」

☆☆☆

体を綺麗にした私たちは、そのまま裸のまま愛ちゃんの自室へ向かった。

人の家で裸でいることのイレギュラー感。いや、背徳感と言う方がずっと正しい。

愛ちゃんの部屋は、想像よりも女の子らしい部屋だった。
所々に好きなものや、友達との写真や……ん?

侑「あれ、これ……」

260名無しさん@転載は禁止:2020/10/07(水) 01:08:38 ID:HVEJ6GHk
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

261名無しさん@転載は禁止:2020/10/07(水) 01:26:07 ID:rGQNJCkE
愛「ん、どうしたの?」

侑「……CD」

そう、それは私が誕生日にとプレゼントしたアルバムCD。
それが二つある。
そのうちの一つには、「侑からのプレゼント」と書かれていた。

侑「これ……」

愛「あー……それ、かぁ」

愛「持ってたんだ、もう。実は」

侑「なっ……!」

愛「でもね」

愛「今ならあたし、こう言えるよ」

愛「侑がくれたものなら、なんでも嬉しいし」

愛「あたしの為に選んでくれたってことが、なにより嬉しい」

侑「ぁ……」

いかん、めちゃめちゃキュンとした。

262名無しさん@転載は禁止:2020/10/07(水) 01:42:40 ID:rGQNJCkE
愛「……」

侑「……」

キス。
今日、何度することになるかわからないキスの最初。

……あぁ、当初の目的だ。
これから、セックスをするんだ。

♡♡♡

愛「ぁ、うっ、ぁあっ……!」

侑「ここ気持ちいい……?」

愛「っ、うんっ、それ凄い良いっ……!」

Gスポットをじっくりほぐすように。

侑「すごい愛液……」

愛「あ、ははっ、愛、だけにっぃっ、ん……!」

まだまだダジャレを──まあまあ下品だけど──言う余裕はあるらしい。なら……。

愛「え……?」

指でのGスポット責めはやめず、クリトリスに顔を近づける。
唇に力をいれず、リップ音をならす程度で刺激する。
それでも。

愛「ぅ、ぁっ、やっ、ぁぁぅ……!」

実際ここは男性で言うところの亀頭と同じらしく、その感度は亀頭の数十倍だとか。

もしもそうなのだとしたら……こんなの堪らないんだろうな。

愛「はぁっ、あっ、やばいっ、これっ、イくぅ……!」

侑「! ほんと?」

愛「ほ、ほんとっ、ぅっあ……!」

愛ちゃんの足が閉じる。そのさいに太ももで挟まれてしまった。

侑(むぎゅ……)

愛「ぁ、はぁ……ふぅ……はぁ……」

侑「……イッた?」

愛「うん……めっちゃ気持ち良かった……」

侑「まだまだ……っ、愛ちゃん」

愛「ん……」

263名無しさん@転載は禁止:2020/10/07(水) 01:50:36 ID:rGQNJCkE
コンドームをつける。
もうお互いに準備万端だ。

侑「っ、いれるよ」

愛「うん……!」

わずかなゴムの壁。
それがあろうと、無かろうと伝わるものがある。

侑「ぅぁ…… 」

愛「んんんっ……!」

人体の温もり。
いれた瞬間にそれを感じた。
その甘い痺れのようなものは、すぐに脳まで到達する。

侑(きも、ちい……)

愛「っ、あ……へへ、繋がっちゃった」

侑「いたく、ない?」

愛「あんまり……それより、うごいてほしいかも」

264名無しさん@転載は禁止:2020/10/07(水) 01:54:43 ID:rGQNJCkE
それを聞いて、私はなれない腰振りを始める。
うまくいかないし、むしろダメな例で「へこ、へこ」という擬音がつけられてもおかしくない。
それでも。

愛「んっ、ん……」

なにかに耐えるような愛ちゃんの顔を見ると、頑張りたくなる。

侑(どうにかして……)

なんとか己の武器だけで気持ちよくさせてあげられないかと思っていたら。

愛「ぁっ……ぁ、んんっ……!」

何かのタイミングで愛ちゃんの声が大きくなる。

愛「な、なんか、すごいひっかかる感じが……」

侑「!」

そうか。
カリってところが、Gスポットにひっかかるというやつか。

侑(じゃあ……)

私はGスポットがあるその上からを手で優しく押さえながら出し入れをする。

愛「ぁっ、はぁぅ、ぁぅやばっぅ……!」

明らかに反応が違う。
やっぱりこれか……!


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