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鏡 果南「え、誰このイケメン」��2
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前スレ989の続きから
鏡 果南「え、誰このイケメン」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1515893471/
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果南「あの、国木田さん……」
花丸「はっはい!」
果南「訛ってるの、わざわざ直さなくていいよ。いちいち面倒くさいでしょ?」
花丸「え?でも……」
果南「俺、そういうの気にしないから。友達と話すときと同じでいいよ?」
花丸「でもそんな、先輩は上級生ですし。それに、男の人に訛ってるの聞かれるの恥ずかしいし……///」
果南(うーん…マルにとって私は知らない人だしまだ時間かかるかな…)
果南「とにかくぶつかったのはごめん!また何か埋め合わせするから!」
花丸「埋め合わせだなんてそんな!」
果南「それじゃあ!」バッ
花丸「あっ」
花丸「行っちゃった…」
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ピロン♪
果南「ん?ラインだ。」
↓鞠莉
✴>(松浦?今週の土日暇かしら?)
✴>(よかったら一緒に乗馬で遠乗りにいかない?)
果南(遠乗りかぁ…)
>>586
1.行く
2.行かない
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1
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1
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(行くよ)<
✴>(ホント!?嬉しい!)
✴>(明日朝8時に迎えに行くわ!寝坊しないでね!)
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〜夜〜
ー松浦家ー
果南「ん?千歌からラインだ。」
🍊<(おにぃ!明日曜ちゃんの誕生日プレゼント買いに行こうよ!)
果南「………」
果南「あっ!今何日だ!?」ダッ
果南「4月15日!誕生日明後日!しまったぁ……色々あったから忘れてたぁ……」
果南「どうしようこれ……………」
>>589
1.鞠莉の予定を蹴って一緒に行く
2.ちょっと用事が…(理由を話す)
3.ちょっと用事が…(特に言わない)
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3
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3
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なぜ今w
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36時間更新せずパソコンの前で待機していたのかもしれない
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たまにいるな
しばらく経ってからレスする奴
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3
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こっちも進むだろうし待とうやw
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(ごめん千歌!実は用事があって………)>
🍊<(えぇー!来れないのー!?)
(ほんとごめん!)>
(曜に今度埋め合わせするからって言っといて!)>
🍊<(残念だけど用事があるんなら仕方ないね……)
🍊<(分かった。よーちゃんには伝えておくよ)
果南(ちょっと罪悪感……)
果南(でも鞠莉と先に約束しちゃったし……)
もし仮に、先に曜との予定を入れていたら、私はどちらを優先していたのだろうか、とふと思った。
果南(そんなの…………)
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4月14日
〜ダイビングショップ〜
ピンポーン
果南「ん、鞠莉かな?」
ガチャッ
果南「あっ、鞠莉おはよう。」
鞠莉「おはよう松浦。楽しみすぎて寝られなかった?」
果南「そんな、小学生じゃないんだから」
鞠莉「私は全然眠れなかったわ!」ニコッ
果南「え…………」
鞠莉「なーんて、冗談だけど」
果南「そ、そうだよね」
果南(あんまり笑顔で言うもんだから、ちょっと信じちゃった)
鞠莉「でも、楽しみにしてたのはホントよ?」
果南「っ………///」ドキッ
果南(なんだこれ……)
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その後鞠莉が用意した乗馬服に着替え、ヘリに乗り、馬が待つ遠乗りのスタート地点へと到着した。
鞠莉「着いたわ。さ、行きましょ?」
果南「うん。」
「おい、あんた。」
果南「え?」
鞠莉について自分もヘリを降りようとしたら、当然後ろから運転手に声をかけられた。
「お嬢様が遠乗りするなんてよくあることだからあまり心配はしてないけど、今回は男のあんたがいるんだ。しっかり守ってやれよ。」
果南「それは、はい。分かってます。」
「それと、くれぐれも変なことするんじゃないぞ。」
果南「へんなことって……そんなことしませんよ!」
「お嬢様はオーナーの大切な一人娘なんだ。色んな意味で傷つけるんじゃないぞ。俺はどうなっても知らんからな。」
そう言って運転手は扉を閉めて上昇を始め、いつしかヘリは星屑ほど小さくなっていった。
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鞠莉「ね。」
果南「え?」
鞠莉「さっき何話してたの?運転手サンと」
果南「えーと…」
>>601
1.守ってやれってさ
2.変なことはするなって
3.いや、特には…
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2
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2
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向こうに書いたやつ即刻荒らされて草も生えない
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2
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果南「変なことはするなってさ」
鞠莉「えー…しないのー?」
果南「いやっ…しないよっ!」
鞠莉「マリーは別に松浦なら構わないけどなー♪」
果南「まーたそう言うこと言う……」
果南「いくらわ……俺が相手だからってあんまり年頃の男子をからかっちゃ駄目だよ?本気にしちゃうから。」
果南「ほら、いくよ?」
鞠莉「ハーイ♪」
鞠莉(あながち冗談でもないんだけどなぁ……)
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パカラッパカラッパカラッ
鞠莉「どぉ果南?馬の乗り心地はー?」
果南「うん、だいぶ良い感じ!」
鞠莉「その子もとっても賢いから、あまり馬に乗ったこと無くても大丈夫なの!」
果南「うん、バランス感覚が凄くとりやすいよ!ちょっと姿勢崩れても、向こうから私に合わせてくれるんだ!」
鞠莉「でしょー?」
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果南「あー、でも鞠莉みたいにスピードはあんまり出ないんだよね…どうしたらいい?」
鞠莉「んー…そうね。松浦は初心者だし……あ、丁度良いわ。」
鞠莉「この辺り、何も無い広い野原だから、しばらくここで練習しましょう?」
鞠莉はそう言うと、素早く馬を停止させ、要領よく地面に降り立った。
果南「鞠莉ー!どうすれば止まるんだっけー!?」
鞠莉「手綱を体全体で後ろに引いてー?そんなに強くでなくていいからー!」
果南「こうー?」ギュゥゥ
言われたとおり手綱を後ろに引くと、馬は前足を少し上げた後ぴたっとその場に停止した。
果南「わ、すごーい……おりこうさんだ。」
鞠莉「さっすが松浦、上手いじゃない。」
果南「え、そうかな……」
鞠莉「おりこうさんだって思うなら、馬を褒めてあげて?喜ぶから。」
果南「うん。こう、かな……?」
横で鞠莉が馬を撫でているのを見て、私も乗せてくれた馬の顔を手で撫でてあげた。
『ヒヒーン!』
果南「わっ、怒っちゃった!?」
鞠莉「あはは、違うわよ!その逆!撫でられて喜んでるの!」
果南「え?そうなの?」
言われてみれば、馬の方からもスリスリと顔に擦りつけているし、確かにそんな気がしなくもない。
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果南「鞠莉凄いね。馬の気持ち分かるの?」
鞠莉「分かるわよ?ずっと一緒にいるんですもの!」
鞠莉「馬は言葉は喋れないけど、目と目を合わせるだけでお互いの気持ちが分かっちゃうの!」
果南「へぇ、そりゃすごいね」
鞠莉「マリーはあんまり言葉で説明するのは得意じゃないから、人より馬と喋る方がもしかしたら得意なのかも。こう、直接肌を重ねて伝え合うっていうか……」
鞠莉「あ、そうだ、松浦も私を抱きしめてくれる?」
果南「えぇ!?なんで!」
鞠莉「人でも直接触れ合えば、気持ちが通じ合えるカモ。松浦が考えてること、当ててあげる♡」
>>609
1.ハグする
2.照れくさいのでやらない
3.バカらしい……
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2
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1
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ここは平和ね
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果南「分かった」
鞠莉「え?」
予想外だったのか、少し驚いた表情の鞠莉を引き寄せ、そのままやや強引に、なおかつ優しくハグをした。
鞠莉「オ…オゥ……///」
普段していたハグとも違う、わかり合えた際にしたハグとも違う。かすかに熱を含んだハグ。
こちらの鼓動が速くなっていくのが分かる一方、鞠莉の鼓動も、密着している分ハッキリと感じる。自分の心臓の音、向こうにも聞こえてるかも…
果南「どう?鞠莉………///」
鞠莉「…………え?」
果南「何か分かった?」
鞠莉「え、えーと、そうね……気持ちいい?とか?」
果南「それハグしてるからでしょ?そうじゃなくてこう、もっと、私の考えてることが分かる、とか…」
鞠莉「うーん、そうね……」
鞠莉「…………………」
鞠莉「ドキドキしちゃって、ちょっと分からないカモ……///」
果南「………それ言ったら、俺も……」
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鞠莉「じゃあ今度は私から、ギュゥゥゥゥゥゥ♡♡」
鞠莉は、甘い声を出しながら私を強く抱きしめ、全身全霊で私に好きを流し込んだ。
鞠莉「〜〜〜♡♡」
確かに、言葉で伝えるよりもずっとハッキリ伝わってくる。
嫌と言うほど(嫌じゃないけど)鞠莉が私のことを好きだということが感じ取れる。
果南「鞠莉、鞠莉の気持ち当ててみようか?」
鞠莉「うん」
果南「俺のことが、大好き?」
鞠莉「だいせーいか〜い!よく分かったわね♡」
果南「そりゃ分かるよ…」
こんなにもまっすぐに好きを伝えられたら……
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おっ!
-
鞠莉は私のことが好き。
じゃあ私は?
鞠莉はこんなにも好きを伝えてくれているのに、私はどうなんだろう。
分からない。好きって、なんなんだろう。私と鞠莉の好きはどう違うのだろう。
私は、鞠莉の好きに答えた方がいいのだろうか。
>>616
1.鞠莉が可哀想だ。答えてあげよう
2.いや、まだだ………
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2
-
2
ダイマリ3Pルートが見たい
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いや、まだだ。
私はまだ、本当の意味で鞠莉を好きになってはいない。
そんな状態で鞠莉を受け入れても、かえって鞠莉を傷つけるだけだ。
果南「そっ、それよりっ!」
鞠莉「oh……」
ハグを中断し、ぐぐっと鞠莉を引き離したその時、
手の先にふにっと柔らかい感触。
果南「え?」
果南「あっ、いやっ……」
待って、弁明をさせて。別にわざとじゃなくて、ただ引き離そうとしただけで、
たまたまちょっと当たっちゃっただけで。
色んな言い訳が思い浮かぶが、口をぱくぱくさせるばかりで、なぜか声に出すことができない。
そうだ、こんな時こそ直接触れ合って伝えれば……って寧ろ逆効果だ。
鞠莉「松浦…… おっぱい好きなの?」
果南「がっ……!」
そうこう考えてるうちに、鞠莉の方から突っ込まれてしまった。
いや、好きか嫌いかで言えば当然好きだけれど!そういう問題じゃなくて!
これじゃあわざと触ったみたいじゃないか!
と、とにかく、誤解を解かないと……!
>>619
1.大好き
2.鞠莉のおっぱいが好き
3.わざとじゃないから……!
4.もっと触ってもいい?
5.な、なんの話…かな〜ん?
6.ごめん
7.いや、別に
8.マルの方がよかった
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3
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3
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ここの果南はやっぱり基本誠実
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8
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9.おっぱいが好き
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果南「わざとじゃないから……!」
鞠莉「うん………」
昂揚するわけでもなく、こちらをからかうわけでもなく、鞠莉はじっとこちらを凝視した。
き、気まずい……
果南「まっ、鞠莉!」
鞠莉「なに?」
果南「乗馬、ここで教えてくれるじゃなかったっけ?」
鞠莉「あっ、そうだったわね。そうしましょうか。」
何かいつもと違う感じだったな。
寧ろ全力でからかってくれた方が気が楽だったかも知れない。
果南(なんか、変な感じ……なんだろう、この違和感。)
-
その後鞠莉から乗馬のコツについて、じっくり教えてもらった。
鞠莉は説明中特にふざけることもなく、説明も要点を捉えていて、初心者でも分かりやすく、ついでにウィットにも富んでいた。
果南(言葉で説明するのは得意じゃないって言ってたけど、滅茶苦茶うまいじゃん)
もしかしたら、鞠莉がいうあまり得意じゃないというのは、私達凡人からするとかなり上手、ということなのかもしれない。
鞠莉、小さい頃から英才教育受けてそうだもんな…と勝手に想像して納得する。
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気がつくと、辺りはもう真っ赤に染まり、日が暮れようとしていた。
鞠莉「暗いところを走らせる訳にもいかないし、今日はここまでにしましょうか」
果南「ごめんね。俺が初心者じゃなかったらもっと遠くまで行けたかもしれないのに…」
鞠莉「何言ってるのよ!私は松浦と一緒にいるだけで嬉しいわよ!」
果南「うっ、ありがとう……」
鞠莉は特に恥ずかしげも無くストレートに好意を伝えてきた。
なにが言葉で説明するのは得意じゃないだ。絶対嘘だね。
大体鞠莉にはアメリカの血が流れているんだ。ストレートに意思を伝えるのは当たり前だ。
その時ふと、昔見た洋画を思い出した。ストレートに男性が愛を伝えるシーンを思い出し、一人で勝手にむず痒くなる。
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鞠莉「さ、日が暮れるまでこの広い野原を走りましょ!」
果南「あ、うん!」
早速鞠莉に続いて馬に跨がると、鞠莉の馬はまるでジェット機のように早々と走り出した。
果南「はやっ!」
鞠莉「ほらー!松浦もはーやくー!」
果南「ちょっ、待ってよ!」
負けずとこちらも馬に跨がり、馬を走らせる。しかし、到底鞠莉の馬には追いつかない。
鞠莉「松浦ー!もっと腰を動かして体重かけてー!」
果南「大丈夫なのー!?スピードそんなに出してー!」
鞠莉「だーいじょーぶー!」
こちらが安全面の心配をしているのに、鞠莉はあっけらかんと返す。
鞠莉「やりすぎってくらいまでスピード出しちゃって!」
果南「………よぉし!」
鞠莉を信じて、体重をかける。
それをもっとスピードを出せという合図だと受け取った馬は、どんどんスピードをあげていく。
果南「わわわっ!」
今まで体感したことのないスピードになってぐらつき、少し恐怖を感じた。
でも、少しだけだ。まだいける。
鞠莉に追いつくために、もっと体重をかけてスピードをあげる。
やっと鞠莉に追いついき、横顔を確認したそのとき、
鞠莉「…………あはっ!」
果南(………………!)
鞠莉は、笑っていた。
心から嬉しそうな顔で。
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心から笑っていると一目で分かる子どものような純粋な笑顔。そんな鞠莉の笑顔を最後に見たのはいつ以来だろう。
思い返せば1年生でAqours以来鞠莉には散々悲しい顔をさせてきた気がする。
果南(鞠莉……)
果南(うん……よし)
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鞠莉ちゃん可愛いなぁ…
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いいぞ
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あくあくAqoursですわ
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鞠莉には報われて欲しいわ
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鞠莉「ふー……やっぱり何も無い広い場所を思いっきり馬で走るのは最高に気持ちいいわ!この子も喜んでる!」
ヒヒーン!
果南「…………」
果南「鞠莉、いい顔してるね」
鞠莉「そう?」
果南「うん、心から笑ってる。好きだな、その顔」
鞠莉「そう?ありがと!」
果南「………」
駄目だ。もう我慢できない。
馬を降りて、スタスタと鞠莉の方へ足を進めていく。
鞠莉「え、松浦?どうしたの、急にこっちに来て…」
果南「鞠莉」
鞠莉「ちょっ、wait!そんな急には……」
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あく
-
|c||^.-^||おほー
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ハグッ
鞠莉「んっ……!」ビクッ
果南「鞠莉、」
>>637
1.前の世界のことを隠さずに話す
2.あくまで男体化のことは避けつつ、前の世界の鞠莉のことを話す
3.なにかとマズそうなので夢として前の世界の鞠莉のことを話す
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3
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3
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この果南男になっても割とハグ魔だな
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果南だしな
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書いてみて改めて分かる鞠莉の扱いづらさ
どこかつかみ所が無いうえに金持ちキャラだから動かしづらい…
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鞠莉って動かしにくいのか
金持ちキャラって便利なイメージ
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果南「この間見た夢の話なんだけど、聞いてくれる?」
鞠莉「………うん」
こんなこといきなり言われても困惑するだろうけど、鞠莉は優しく頷いてくれた。
果南「その夢の中ではこことよく似てるけどどこか違ってて、そこでは鞠莉が1年の頃留学しちゃったんだ」
果南「その理由はね、鞠莉自身は私とダイヤと一緒にいたいって行ってたのに、留学なんかどうでもいいって行ってたのに」
果南「私達なんかと一緒にいるより留学した方が鞠莉の将来のためだって勝手に決めつけて、無理矢理に近い形で送り出しちゃったんだ」
鞠莉に伝わるか、自分がうまく伝えられているかは分からない。それでも私は話を続ける。まるで過去の過ちを自分自身に言い聞かせるように。
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ごめん>>643 訂正
果南「この間見た夢の話なんだけど、聞いてくれる?」
鞠莉「………うん」
こんなこといきなり言われても困惑するだろうけど、鞠莉は優しく頷いてくれた。
果南「その夢の中ではこことよく似てるけどどこか違ってて、そこでは鞠莉が1年の頃留学しちゃったんだ」
果南「その理由はね、私達なんかと一緒にいるより、留学した方が鞠莉の将来のためだって勝手に決めつけて、私達が無理矢理に近い形で送り出しちゃったから」
鞠莉に伝わるか、自分がうまく伝えられているかは分からない。それでも私は話を続ける。まるで過去の過ちを自分自身に言い聞かせるように。
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果南「ごめん。私達って言ったけどダイヤは私に付き合わせただけ。悪いのは私なんだ」
果南「それでね、ある時鞠莉は帰ってきちゃうんだ。せっかく送り出したのに、って怒っちゃった」
果南「それからいろいろあって、お互いに思いを吐き出し合って、そこでやっと気付いたんだ。留学は鞠莉のためになるって思って勧めたことだけど、そのせいで鞠莉はとても辛かったんだって。鞠莉が望んでたことじゃ無かったって」
果南「鞠莉は私とダイヤと一緒にいたかった、留学なんかどうでもいいって言ったんだ」
鞠莉「………当然じゃない」
鞠莉が小さく呟いたのが聞こえたが、話を続ける。
果南「それに気付いてからは、鞠莉に悲しい思いをさせてきた分、一緒にいて鞠莉を幸せにしようって思った」
果南「ここでも一緒だよね。ちょっと前まで思春期で恥ずかしいとかで鞠莉と距離を置いてた。多分寂しかったと思う」
鞠莉はギュゥと抱きしめる力を強くしながら、小さく頷いた。
果南「さっき馬に乗って思いっきり走ってた鞠莉の笑顔、凄く輝いてた。宝石みたいだった」
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果南「私、鞠莉の笑顔が好き」
果南「もっと近くで見ていたい」
果南「ずっとずっと見てみたい」
果南「今まで寂しい思いをさせてきた分、幸せにしたい」
果南「だから鞠莉」
ハグしている鞠莉を引き離し、対面に持ってくる。
鞠莉は泣くのをぐっと堪えていて、綺麗な顔は今にも崩れそうだった。
果南「これからはずっと一緒にいよう」
鞠莉はおさえていた何かが堰を切ってあふれたように泣きだした。
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果南「はい、どうぞ」
鞠莉「ありがとう……」
鞠莉が持ってきたポットで作ったホットコーヒーを手渡すと、少し口で冷ましてから喉に入れた。
あれから鞠莉はずっと泣いていて、やっと落ち着いたところだ。
今も借りてきた猫のように大人しく、少し調子が狂う。
鞠莉「びっくりした……」
果南「え?」
鞠莉「急にあんなこと言うから……」
果南「それは、ごめん……」
鞠莉「あれってさ、やっぱり……」
鞠莉「プロポーズよね!」
果南「」ブフーッ
果南「ケホッケホッ!」
余りに突拍子のない言葉に、口に含んだ飲み物を吹き出すというお馴染みの動作をしてしまう。
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きたー!
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鞠莉「あれ?違うの?」
果南「いや、あれは!」
そこまで言った時、頭の中で自分が言った言葉がリフレインした。
『ずっと一緒にいよう』
『ずっと一緒にいよう』
果南「あぁ………」
自分としては本当にそのままの意味だったのだが、確かに男女でずっと一緒にいるとなると結婚の意味になってしまうかもしれない。
チラッと横目で鞠莉を見てみる。
鞠莉「…………………///」キラキラ
果南(どうしよう。なんて言おうか……)
>>651
1.いや、違わないです///
2.いや!ずっと一緒にいたいのは本当だけど、結婚とかはまだ……
3.そんなつもりは全然無かった
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2
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やったぜ
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あのセリフは完全にプロポーズだわ
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果南に好きになって貰うっていってから墜ちるの早かったな
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よかった これで解決ですね
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久々に選択式ギャルゲーやってて思ったけど、会いに行った後なんでもない会話とかだけで終わったりするのとかちょくちょく挟んでみたいなって思ったり
考えてるのはガッチリ展開が進むのが殆どだから数回会っただけ(数日)で墜ちるチョロインっぽくなってしまいそうだ
まぁ果南だからで済みそうな気がしなくもないけど
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数日はちょろすぎるかもね
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梨子は最初から一目惚れしてたっぽいし、鞠莉ダイヤも初期から好感度マックスっぽいしまだセーフかな……
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鞠莉は幼馴染だし問題ない
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果南だと鞠莉が1番攻略難易度低そう
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開幕プロポーズでエンディング
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善子楽しそうなんだよな
色々ワケありみたいだし
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善子は難易度高そう
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もともと果南と接点少ないしね
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善子はすぐには懐かなさそう
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花丸ちゃんも気になる
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善子のエロに期待できる
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果南「いや、違わないです///」
意味合いは違うかも知れないけど、まあ同じようなものだろう。変に否定するのも鞠莉に悪いので、声のボリュームを落としつつそう呟いた。
鞠莉「Wow!やっぱり!?嬉しい!」
果南「………」
鞠莉は好きな玩具を買って貰った小さな子どものように無邪気に喜んだ。
そんな鞠莉に対して、可愛いと思う以外の感情が、確かに自分の中にあった
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鞠莉「でもこの間私のことを好きになってもらうように頑張るっていったばっかりなのに、もうプロポーズされちゃうなんてびっくりしちゃった!」
鞠莉「ねぇ、いつマリーのこと好きになったの?」
果南「え! えーと…実はまだ好きとかはよく分かんなくて…」
鞠莉「Whats?」
果南「鞠莉とずっと一緒にいたいっていうのはホントなんだ!さっきのもちゃんとしたプロポーズのつもり。鞠莉といるとドキドキもする。」
顔を赤らめながら、早く動く心臓を抑えながら必死に言葉を紡ぐ。
果南「でも好きっていうのが何なのかは…」
鞠莉「それが好きってことなんじゃないの?」
果南「これが?」
鞠莉「そう。」
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果南「likeじゃなくて、love?」
鞠莉「一緒にいるとドキドキする。相手のある部分や動作に惹かれる。相手の体に触れたい。」
鞠莉「単に友達として好きならこんな感情は抱かないでしょ?」
果南「うん………」
脳裏にふと曜と千歌が思い浮かぶ。
彼女達は好きだが、妹みたいなものだし、確かにそういった感情は抱かない。
鞠莉「マリーと一緒にいるとドキドキする?」
果南「うん……」
いつの間にか日は墜ち、辺り一面が真っ暗になっているせいか、余計にドキドキさせられる。
鞠莉「マリーの体に触れたい?」
そういって鞠莉は自分の手を胸の真ん中に置き、ギュッと服を掴んだ。
女性ということを強調しているような豊満な肢体。これで首を縦に振らない男はいないだろう。
ドクンドクンとどど鼓動が速くなっていくのを感じる。
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果南「鞠莉……」
鞠莉へとのばそうとした手が置いておいたカップにガッと当たり、コーヒーが地面にぶちまけられたことでふと我に返る。
果南「あ……」
果南「と、とにかく!好きっていうのは分かった!」
なんだか自分が凄くイケないことをしていることを自覚して恥ずかしくなり、照れ隠しに立ち上がり大声で叫び、換気した。
鞠莉「照れてるの?」
果南「…………///」
それも鞠莉にはお見通しだった。
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夜。ここではシャワーは無いので、軽く背中を濡れタオルで拭くことになったのだが、これがなかなか難しい。
白人の血が入っている鞠莉の背中は、とても白くて柔らかく、丁重に扱わないと壊れてしまいそうだった。
それに、鞠莉の肌にタオル越しとはいえ直接触れるということでまたしても鼓動が太鼓をハイスピードで叩いていたので、イマイチ上手く出来ない。
鞠莉「松浦?もっと強くお願いしていい?」
果南「あ、ごめん…!」
ゴシゴシ。
ゴシゴシ。
強くといっても、やはり加減がやめられずいつもの力の1/3も出せないでいた。
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ある程度背中を拭いたところで、今度は腕を垂直に挙げ、体の側面を拭くように催促してきた。
そして露わになる鞠莉の脇。
一緒にスクールアイドルをしていた時でさえ、こんなにマジマジと脇下を見ることなんて無かった。
果南(いやいや、ただ脇の下の汗を拭いてるだけだよ……)
別に変な行為をしているわけではないのに変な気持ちになってしまう自分に自己嫌悪しつつ、無心で汗拭きを続行した。
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果南「はい、終わったよ」
鞠莉「じゃあ、次は前をお願い」
果南「え?いや、後は」
鞠莉「後は自分で、なんて言わないわよね?」
果南「それって、いやいや……」
後ろは自分では届かない。側面も、まぁ……必要は無いだろうけど催促されるままにそのまま流れで拭いた。
でも前は流石に必要無いだろう!
果南「自分で拭きなよ!」
鞠莉「えー?もうMary疲れて腕が動かない!」
果南「この……」
さっき自分で腕を挙げてたでしょ…
鞠莉「もしかして恥ずかしがってる?」
鞠莉に図星を突かれ思わずうっと声を漏らしてしまう。
というか絶対分かってやってる。こちらの反応を見て楽しんでいるのだ。
鞠莉「えーできないのー?ただ体をタオルで拭くだけよ?」
語尾にハートマークが付いているような気さえしてきた。多分最初からからかわれていたのだ。
果南(………)
>>678
1.その手にはならないと拒否する
2.そのまま拭いてやる
3.寧ろ正面から拭いてやる
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2
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2
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果南「分かったよするよ…」
大丈夫だ。鞠莉も言ってるようにただ体をタオルで拭くだけだ。いくらその…胸に触るとしても、恥ずかしがる方がおかしいのだ。そう思うこにした。
果南「……………」
まずはお腹の方から拭いていく。背中より柔らかく、なおかつ無駄な肉が無く、完璧なプロポーションだ。
果南「鞠莉、体引き締まってるね」
鞠莉「そう?ありがとう。一応、スタイル維持には気を遣ってる方かな。運動もよくするし」
鞠莉「それに、馬に乗るのって、意外と筋肉使うから」
果南「うん、今日よく分かったよ」
鞠莉「揺れる馬の背中の上で投げ出されないように姿勢を維持して体をホールドするのは、主に足の力と体感の筋肉がいるから」
鞠莉「だからMaryは腹筋と太もものパワーには自信アリよ?」
そういって鞠莉が少しお腹に力を入れた部分を拭くと、確かにさっきまで柔らかかったお腹とは思えないほど堅くなっていた。
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さて、残るはいよいよ……
鞠莉「はやく拭いてくれなきゃ風邪ひいちゃうわ?」
ここからでは鞠莉の表情は見えないが、恐らくにやついていることだろう。
大丈夫。自分の胸なら何万回と拭いてきたんだから。それと同じこと。
ゆっくりと胸の上にタオルを運んでいく。
あくまで力を入れずに、そして丁寧に鞠莉の大きな胸を拭いていく。
力を込めていないので、胸を触っている感触は殆ど無い。しかしそれなのに胸を触っているという事実だけで顔が赤くなってしまう。
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しかし、直接触らずに済むのも鞠莉の大きい胸では限界があった。
鞠莉「ねえ、胸を持ち上げて下の方拭いてくれないかしら」
果南「うっ……」
片方で持ち上げて拭くので、片方はタオル越しでは無く、直接胸に触ることになる。
果南「………」
鞠莉「それとも、Maryの胸に触るのは嫌かしら?」
果南「それは違うけど…」
鞠莉「ふふっ」
果南「あ」
即答だった。まるで寧ろ胸を触るのが好きみたいに。
ここまで来たら腹をくくるしかない。
私はまず左手を平手にし、それを下から持ち上げた。
果南「…………///」
ドッシリとした重量感。プルプルと感じる柔らかさ。他人の胸を触るのは初めてなので、凄く恥ずかしい。
鞠莉「……………」
果南「……………」
鞠莉「そろそろ影になってたところ拭いてもらえるかしら?」
果南「あっごめん」
-
左が終わったら、今度は右手で胸を持ち上げる番。さっきと同じ要領でなるべく無心になろうとする。そう意識しても煩悩だらけだが。
鞠莉「ねぇ」
果南「え?」
鞠莉「1つ気になったんだけど」
鞠莉「松浦って、普段自分のこと『私』って言ってたっけ」
果南「え」
昂揚していた気分から一転、体温が一気に下がり、冷や汗が走る。
果南「わ、私って言ってた?」
鞠莉「うん。いっつもそんな感じだったかなって」
果南「そ、それは…」
鞠莉は鋭い。変に疑われると、そこから芋づる式に自分のことがバレてしまうかもしれない。
そう思ってるからこそ、一人称は意識して男らしいものにしていたつもりだったが、まだ日も浅いので時々前のままで喋ってしまうことがよくある。おそらく先程は思いのままを吐き出したので、意識する余裕もなく素が出てしまったのだろう。
果南(ちょっとまずいかな……)
自分が知っている人が、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた幼なじみが、ずっと思いを寄せてきた人が実は別人になっていたと知ればどうなるか、想像に難くない。
鞠莉「松浦?」
果南「あ……」
鞠莉にとっては何気ない会話だったのだろう。手を止め、なかなか返答をしない私に違和感をもったようだ。
果南(えぇと……)
今は鞠莉はあまり深く考えていないかもしれない。ただ一人称がたまに『私』になった程度だ。別に男でも私は使うし、今の自分の摩訶不思議な状況にまでは辿り着くまい。しかし……
速く、なんとかしなければ……
もう鞠莉を悲しませたくない。
>>684
1.ほら、鞠莉お嬢様だし……?
2.誤魔化して胸を揉みしだく
3.執事さんみたいな?
4.もう少しうまい言い訳を考える
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