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中近東・アフリカ関連のイベント情報

1さーひぶ。:2005/04/10(日) 22:53:38
中近東(アラブ・イラン・イスラエル・クルド)やアフリカ関連の
イベントが近年なにかと増えてきたので、総合的に扱うスレッドを立てます。

映画・演劇・音楽などについてはそれぞれ別個に既存のスレッドがあります。

アラブ・中東の映画  http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/558/1026920718/l100
中近東・アラブの演劇 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/558/1110898467/l100
アラブ・中近東の音楽 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/558/1089293985/l100
中近東がらみのフィクション(欧米・アジア)
 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/558/1108135337/l100

2さーひぶ。:2005/04/10(日) 22:55:22
愛知万博が話題ですが、まったく行く気が起こりません。交通面はともかくとして、
「愛・地球博」と環境保全を謳っていながら、そもそも広大な会場建設そのものが壮大な環境破壊であるなど、
さまざなな問題点が指摘されているためです。土地の利権をめぐる黒い噂も絶えません。

とはいえ、せっかく日本の環境を破壊してまで、各国を招いて開催するのですから、
中東・アラブ諸国の「ナショナルデー」だけ紹介しておきます。
4月 1日 イラン   イラン文明の遺物や美術品など(了)
4月 7日 リビア   直径4メートルのパイプライン型オブジェ(了)
5月23日 イエメン  イスラム都市の街並みを再現
6月23日 チュニジア 地中海の街並みをパビリオン内に再現
7月 1日 モロッコ  木製や銅製の手工芸品や敷物など
7月 5日 ヨルダン  プールに再現した死海での浮揚体験
8月 2日 トルコ   伝統的なトルコ・イスラム建築作品
9月 2日 カタール    天然ガスを使った環境保護活動など
9月 9月 サウジアラビア 砂漠に住む人々の生活を映像で展示

3匿名さん@サラーム:2005/04/13(水) 21:42:15
7月22日のエジプトデーをお忘れにならないで〜

4さーひぶ。:2005/04/14(木) 18:31:47
エジプトが抜けていましたね。ほかにもあるかな?

5さーひぶ。:2005/04/18(月) 00:06:48
【アラビア文字書道展・アラブ風刺漫画展】
4月15日(金)〜24日(日)東京・赤坂の国際交流基金フォーラムで
「アラブ映画祭2005」が開催中ですが、上映ホール入口の手前の壁にて
アラビア書道と風刺漫画が展示されています。

〔アラビア文字書道展〕書家:ムハンマド・サイード・サッカール氏
同映画祭で上映の『葦の詩人』で採り上げられるイラク出身のパリ在住
の書道家サッカールさんによる作品4点です。
とても絵画的な作品で、幾何的な模様や豊富な色彩で彩られています。

〔漢字書道とアラビア文字書道のコラボレーション〕
アラビア文字書家:佐川信子氏(NHKラジオテキストに作品と連載を掲載)
水 墨 画 家:土屋秋恒(つちや・しゅうこう)氏

作品6点。同じ言葉を漢語とアラビア語の文字でそれぞれ組み合わせたもの
です。漢字は書体が全く自由であるのに対し、アラビア文字にはある程度の
決まった様式があるため、その対比はなかなか見物です。
>>6へ続く)

6さーひぶ。:2005/04/18(月) 00:08:28
>>5からの続き)

〔アラブ風刺漫画〕漫画家:Khalid Al Hashimi(バハレーン、1959〜)
作品10点くらい(数を失念)。イラク・パレスチナやインド洋津波など、
時事的な話題を扱ったカリカチュア(戯画)です。アラブでは、日本同様
このような戯画は多くのメディアで紹介されています。

・كارثة السونامي الآسيوية "Tsunami Catastrophe"
日本語起源「ツーナーミー(津波)」のアラビア文字に脱字がありますが、
アラブ人読者は気にしないと思います。津波を横目で見やる民族衣装の男の風刺。
・الانتخابات العاقية "Iraq's Election.." (ハムザがなくても気にしないこと!)
・!!مناهج تعليميه "Education Curriculums" (ターマルブータに点がなくても気にしないこと!)
 窓から顔を出す子供。鉛筆2本が鉄格子のように窓にはまって、牢獄のようになっています。
 教育カリキュラムが子供を苦しめている現状を風刺。どこかの国も同じですね。
・خريطة الطريق "Road Map" ロードマップの上でうめくパレスチナ人。

などなど、ピリリと効いた風刺画の数々。

7さーひぶ。:2005/04/18(月) 00:19:02
↑で書き落としたこと

>津波を横目で見やる民族衣装の男の風刺。
被害のあったインド洋、あるいはその縁のペルシア湾に面しているのに、
被害のなかったアラビア半島の国々は、インド洋沿岸諸国の被災に冷淡すぎ?

映画を観ずに、展示だけなら、観覧無料!(って、そんな人はいないだろうけど)

8さーひぶ。:2005/04/20(水) 00:07:21
〔アラブ風刺漫画〕 は、昨日から作品が入れ替わりました。

漫画家:Youcef Abdulki(ユーセフ・アブダルキー)(シリア、1951〜 ) 7点
・[حقوق المرأة](女性の権利)というプラカードを掲げながら、傍の女性を家事
 道具につないだひもでがんじがらめに縛り上げる男。
・「SADD..」(サッダーム)と書かれた足かせから解き放たれた(イラク人の)男が
 跳び上がった先には、「USA」と書かれた鋭利な刃つきの罠が・・・。
・[حوار حضارات] 食卓をはさんで「対話」をするアメリカ人とある男(イラク
 人?)。米人はまくしたててしゃべり、イラク人は口を糸で縫い塞がれて話せない。
・[...محاكمة صدّام](サッダーム裁判) 檻に閉じ込められたサッダームの前には
 戦争で殺された人々のシャレコウベがうずたかく山のように積まれている。
・[الديمقراطية الصاعقة](雷電の民主主義) 報道でおなじみ、
 布を頭からスッポリとかぶせられ、電線につながれ、電気ショックで拷問される
 アブーグレイブ監獄の囚人。

漫画家:Burhim Abdelhafid(ブルヒム・アブデルハフィド)(モロッコ) 3点
 日本語をご存知なのか、作品にはすべて片仮名で「ブルヒム」の落款がついています。
・[相撲] と漢字で題された作品。マワシの下にフリルのミニスカートをはいて
 軽やかに踊る相撲の力士。日本人にはあまり思いつかない発想でしょう。
・[العراق](イラク) 「イラク」と表示された大地の大きな割れ目に落ち込む
 「アメリカ」。そのアメリカにひもでつながれ、必死に逃げようとするイギリス、
 日本、イタリア、オーストラリア。ひもが切れて逃げ去るスペイン。傍らには
 傍観するUN(国連)の姿が・・・。なかなかよく皮肉って描かれています。
 (国名はすべてアラビア語と日本語で書かれ、「アメリカ合衆国」は略して
 و.م.الأمريكية という表記。)

9さーひぶ。:2005/04/21(木) 00:03:14
>>6
>الانتخابات العاقية "Iraq's Election.."

は、私の打ちまちがいで、

○ العاقية × ← العراقية

10さーひぶ。:2005/05/16(月) 00:07:26
【アフリカン・フェスタ2005】 http://www.africanfesta.com/

〔会場・期間〕
5月21日(土)12:00〜17:00
5月22日(日)10:00〜17:00
東京・日比谷公園の大噴水広場・小音楽堂(最寄り駅は東京メトロの内幸町駅)

今日、代々木公園で開催された「タイ・フェスティバル」に比べるとはるかに
こじんまりとしていますが、タイとちがって日頃の日本では買えないような物品
がいろいろ買え、アフリカ料理もおいしいですよん。

11さーひぶ。:2005/05/23(月) 00:21:01
【アフリカン・フェスタ2005】が21日(土)・22日(日)の両日、
日比谷公園の一角で盛大に催されました。http://www.africanfesta.com/

先週のタイ・フェスティバルには規模・人出ともとうてい及びませんでしたが、
アフリカと日本の心理的距離を考えると、これはかなりな盛況といってよいでしょう。
とくに2日目は日本人歌手によるアフリカ楽器コンサートもあってか、たいへん混雑
していました(今年の歌手は、もんたよしのりさん。昨年は白井貴子さんだったかな)。

出展ブースは例年とそれほどちがわないのですが、質・量ともに厚みを増している感じ。
アラビア語圏では、リビア・チャド・西サハラなどを除く国々がほぼ出展しており、
充実度を増しつつあります。モロッコやチュニジアは以前から力が入っていましたが、
今年はアルジェリア・モーリタニアが本格的に出てきました。エリトリア・ジブチはまだ
様子見か。エジプトは古代エジプト物(パピルスとか)に頼りすぎでアラブ色が薄いかも。
ただ、「アラビア文字カリグラフィー」教室のイベントでは、おなじみアルモーメンさん
が講師の通訳 兼 司会(?)をされていました。
料理の出店は、スーダン、続いてモロッコ・チュニジアが力を入れています。

サブサハラ(サハラ以南のアフリカ諸国)も健闘していて、日頃まったく縁のないような
ブラックアフリカの人たちと会い、料理や産物を知ることができるのは貴重です。
ただ、サブサハラは多様なはずなのに、どこのブースでも一刀彫が多くて、慣れない
とそれぞれの個性がややつかみにくい。(中東のケバブもある意味でそうかも)。
アフリカ支援の日本のNGO・NPOのブースもなかなか勉強になります。

日比谷公園はだんだん狭くなってきました。会場を借りるにも予算制限があるでしょうけど、
そろそろ代々木公園あたりの広い会場に移りませんか。時期早尚でしょうか、外務省さま。

12Tomoko:2006/03/07(火) 15:04:31
はじめまして。東京国際芸術祭、広報の角田智子と申します。
中近東のイベントをご紹介いたします。


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◆スレイマン・アルバッサーム・シアター【クウェート】
『カリラ・ワ・ディムナ−王子たちの鏡』
3月10日(金)−16日(木) にしすがも創造舎特設劇場
----------------------------------------------------------------

今年で第12回となる東京国際芸術祭(TIF)は、2月10日(金)
から3月27日(月)までの約2ヶ月の間、にしすがも創造舎を
中心に4ヶ所の劇場で公演を展開しています。
今回も当芸術祭は「演劇の社会性、思想性、政治性を問う」作
品を揃え、3月10日より、クウェートよりスレイマン・アルバ
ッサーム・シアターを招聘し『カリラ・ワ・ディムナ‐王子た
ちの鏡』を公演します。
舞台はアッバース朝創世記のバグダッド。現在もアラブ世界で
最も広く親しまれている寓話集「カリラ・ワ・ディムナ」をア
ラビア語に翻訳した作家ムカッファイの悲劇を通じて、現在ア
ラブ世界に生きる芸術家や哲学者が直面する問題が鋭く投影さ
れていきます。スレイマン・アルバッサームならではの、知的
でスタイリッシュな演出、洗練された舞台空間や美しいライブ
演奏の中に、詩的で暗示的なテキストが乱反射する・・・。そ
こにはいにしえのバグダッドから、戦禍の混乱が続く現在のバ
グダッドとアラブ世界が鏡面のように映し出されます。日本、
イギリス、クウェートの国際共同製作事業による世界初演です


一般料金:4000円 学生料金:2000円

3/10(金) 19:00~
11(土) 17:00~ ポスト・パフォーマンス・トークあり
12(日) 17:00~ ポスト・パフォーマンス・トークあり
13(月) 休演日
14(火) 19:00~
15(水) 19:00~
16(木) 19:00~

12日(日) ゲスト:宮沢章夫(劇作家・演出家)

会場:にしすがも創造舎特設会場

HP: http://www.tif.anj.or.jp/


お問い合わせ:東京国際芸術祭(TIF)        TEL.03-5961-5202
tif@anj.or.jp

13さーひぶ。:2006/03/08(水) 00:01:23
Tomokoさん、お知らせありがとうございました。

いちおう、↓の専用スレに告知しておきました。以後、演劇の話題はそちらでお願いします。

中近東・アラブの演劇
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/558/1110898467/

14chipo:2006/11/20(月) 16:39:52
東京工業大学で以下のシンポジウムが開催されるようです。
ゲストは、エジプト大使をはじめ、モーメンさん、本田先生、ウード奏者の常味さんなど、豪華な顔ぶれです。
アラビア語は通訳つきとのことなので、私も参加してみようと思います。他にも、ご興味がある方がいらっしゃると思いましたので、投稿させていただきました。


〜多言語・多文化とともに生きる(4)〜 公開シンポジウム
「アラブ世界 そこが知りたい! −日本との関わり・今とこれから−」トークとパフォーマンス

・ヒシャーム・バドル氏 (エジプト・アラブ共和国大使)
・本田 孝一氏 (アラビア書道家・大東文化大学教授)
・アブドーラ・アルモーメン氏(NHK-BS1アルジャジーラ放送同時通訳・NHKアラビア語講座初級講師・大東文化大学講師)
・常味 裕司氏 (アラブ弦楽器ウード演奏家・放送大学講師)

日   時:12月15日(金) 18:00〜20:00
場   所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西8E号館10F 会議室
使用言語:日本語・アラビア語(通訳あり)
参加方法:下記連絡先に事前にお申込みください。参加費無料。
申込み/お問合せ knohara@ryu.titech.ac.jp

主催 東京工業大学 留学生センター・外国語研究教育センター
http://www.ryu.titech.ac.jp/info/2006/061215OpenLecture4.jpg

15さーひぶ。:2007/08/28(火) 00:32:28
JICA地球ひろば「見たい、聞きたい、おしえて! 中東のこと」

国際協力機構(JICA、ジャイカ)が東京・広尾で展開する事業「JICA地球ひろば」。
7月31日(火)から9月9日(日)まで、誰もが中東の文化にふれることのできる
展示やイベントが催されています。
http://www.jica.go.jp/hiroba/feature/index.html

私も先日、アラブ料理を食べて中東音楽を聴くコンサートに行って来ました。
料理は、ファラフェルなどのエジプト料理。モロッコのビール「カサブランカ」
も飲みました。
料理の後は、日本でも知られるようになった民俗楽器ウードの奏者である
常味裕司さんらの奏でるアラブやトルコの音楽を堪能しました。

紹介がたいへん遅くなりましたが、まだしばらくやっていますので、興味の
ある方はどうぞ。どちらかといえば、中東についてあまり知らない人の方が
楽しめると思います。

16匿名さん@サラーム:2007/09/15(土) 20:20:32
10月6日〜7日に日比谷公園でグローバル・フェスタが開かれるそうなのですが、
中東関係の出展はないのでしょうか?
アラブ諸国ともなるとお金を持っていて国際協力とは関係が薄いということですかね?

17さーひぶ。:2007/09/18(火) 00:03:02
>>16
情報ありがとうございました。

うーん。この手のイベントはあちこちで行われているようですが、
少なくとも財力のある湾岸産油国の出展はあまり見かけませんね。
一口に中東諸国・アラブ諸国といっても豊かな国とそうでない国があります。

大使館だけでなく、途上国を支援している日本政府機関やNGOなども参加して
いることが多いので、支援を受けている裕福でない国々が参加する傾向がある
のかも知れませんね。

19さーひぶ。:2007/09/30(日) 00:34:30
【トプカプ宮殿の至宝展 〜オスマン帝国と時代を彩った女性たち〜】
http://www.tobikan.jp/museum/topukapu.html

もう先週のことですが、東京都美術館(上野)で開かれていた「トプカプ宮殿の至宝展」
が終わりました。盛況だったようです。
目玉は何といっても悠仁君の誕生祝いに貸し出されたという「金のゆりかご」。
さすがに黒山の人だかりでした。他にも金や宝石が散りばめられた至宝がずらり。
あらためて感じたのは、トルコは現代ではラテン文字を使ってはいますが、
現在でもイランと並ぶアラビア書道の中心地であるだけあって、オスマン時代
の流麗なアラビア書道の美が宮廷の至宝にもあふれているということ。
クルアーンや文書類はいうまでもなく、鉄・真鍮や金でできた旗や武具などにも
アラビア文字の彫刻が踊っていました。
私のおすすめは、金のアラビア文字で書かれたトランプ! 欧州のトランプの
ルーツになったものということでした。ファッションバッグに書かれたトゥグラー
(スルタンの花押)も「これがアラビア文字か?」と思えるほどアラブの書道とは
ひと味違うカリグラフィーだと感じました。

今後は10月6日(土)〜12月2日(日)まで、京都文化博物館で同じ展示があるようです。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special.html
http://www.asahi.com./topukapu/

20さーひぶ。:2007/10/11(木) 01:01:06
>>16-17
【グローバルフェスタJAPAN2007】 http://www.gfjapan.com/
に行って来ました。

思ったとおり、途上国支援協力関連のイベントでした。
10月6日は「国際協力の日」だそうです。参加者は、
・日本の政府関係機関(外務省、JICA、JBIC、ほか)、国連など国際機関、
・途上国の支援をしているNGOやNPO、
・支援を受けている途上国の大使館、etc.です。
特にNGOなどが非常に多く、途上国支援NGOの全国集会という印象でした。

アラブ諸国の大使館では、イエメン・パレスチナ・スーダン・チュニジア・
アルジェリアの5カ国。「アフリカンフェスタ」とちがって、イエメンと
パレスチナが出ていますが、アラブでは地域大国のエジプトとモロッコは不参加。
チュニジアは観光宣伝とおつきあい? それ以外はいかにも被援助国の集まりという感じ。
アラブの国とはいえませんが、アラブ連盟オブザーバーのエリトリアも参加。

貧しい国では、アフガニスタンのブースもありました。

>>21に続く)

21さーひぶ。:2007/10/11(木) 01:15:54
>>20の続き)

この手のフェスタの楽しみの一つが各国の料理ブースです。
【チュニジア】
何といっても「ブリック」。チュニジアで使う薄い皮の代わりに日本の春巻き
の皮で代用していました。卵とジャガイモとツナを皮で三角折りにして油で
挙げれば出来上がりです。トルコ起源の名物菓子「バクラワ」も定番。
【パレスチナ】
「ファラフェル」(アラブ風の丸いミニコロッケ)とサラダをピタ・パンで
包んだのもなかなかいけます。あと唯一の地ビール「タイベ」もやはり定番。
【エリトリア】
「インジェラ」という小麦の皮におかずを乗せたものを食べてみました。
エチオピア料理だそうで、アラブ料理とは趣きがちがいました。
【スーダン】は食べ損ねました。
【モロッコ】関係のNGO・NPOのブースがあって、牛ミンチのカバブを
売ってました。和製カバブでした。

日本医療協会などパレスチナ関連団体も参加していたようです。
コンサートステージではアフリカン・ダンスもやっていました。

他にもいろんな国・地域の展示ブース・料理ブースがあったのですが、時間に
余裕がなく、少ししか回れませんでした。アフリカンフェスタよりも一回り
規模が大きく、時間がないとじっくり見られませんね。
毎年やっているようですから、興味のある方は足を運んでみてください。

22さーひぶ。:2008/02/03(日) 23:24:46
【エジプトの小さなガラスの円盤 −中世イスラーム都市のくらし−】展

2008年1月26日(土)〜5月18日(日)
Small Glass Disks Manufactured in Egypt -Aspects of Urban Life of Egypt in the Islamic Period-

横浜の「横浜ユーラシア文化館」にて、上記の展示が開催されています。
ファーティマ朝がカイロ市(アル=カーヒラ)を建設する前までエジプトの
首都だったフスタート(الفسطاط‎)遺跡から発見された出土品などを紹介する展示です。
「小さなガラスの円盤」とは、磨耗する金属の代わりに天秤の重り
(グラス・ウェイト)やラヴェルなどに用いられた小さなガラス板のこと。
アラビア語の刻文がクーファ書体(クーフィー体)で刻まれています。
ほかにも、彩色された土器などの出土品やハーブなどが陳列されています。
ユーラシアの中継貿易中心地として繁栄したエジプトの生活をうかがい知る
ことができるというわけです。
この展示そのものは、それほど大きなものではありませんが、このほかにも
ユーラシア大陸のさまざまな遺物の展示を見ることができ、中東・イスラーム
文化と関連する文物もあります。
考古学やイスラーム史に興味がない人には、さして面白くないかも知れませんが、
講演やベリーダンスなどのイベントもあるようなので、訪れてみてはいかが
でしょうか。

横浜ユーラシア文化館 http://www.eurasia.city.yokohama.jp/
フスタート http://en.wikipedia.org/wiki/Fustat

23MITAKA:2008/12/09(火) 16:53:41
第178回アナトリア学勉強会「ビュキュルカレ遺跡における予備調査 (2008年)」

日時:2008年12月21日(日)午後3時より。
場所:中近東文化センター 小講堂
発表:「ビュキュルカレ遺跡における予備調査 (2008年)」
大村幸弘(中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所々長)

定期的に中近東文化センターで行われてきたアナトリア学勉強会。その第178回目は、中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所が開始した、トルコ共和国の古代遺跡ビュキュルカレ遺跡における予備調査についての報告。お話しは、アナトリア考古学研究所の所長、考古学者の大村幸弘氏。聴講は無料。申し込みは、会場となる東京都三鷹市の中近東文化センターまで。

お申し込み・お問い合わせ
中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所
〒181-0015東京都三鷹市大沢3-10-31
ホームページ:http://www.meccj.or.jp/Pages/main_frame.html
電話: 0422-32-7665 (直通)/7111(代表)
Fax: 0422-31-9453

24Mitaka:2009/11/22(日) 22:49:00
中近東文化センターの古代ヒッタイト語講座(初級・中級)

ヒッタイト語は、紀元前2千年紀のアナトリア(小アジア)で使用された、現在知られる最古のインド・ヨーロッパ語。本講座では、世界的なヒッタイト学者、吉田大輔博士の指導のもと、初級コースでは、ヒッタイト語の基礎的文法と楔形文字習得を目指し、後半は比較的簡明な楔形文字原典の読解に挑戦。中級コースでは、ヒッタイト語の基本的知識を有す方を対象に、歴史文書や神話文書、法典など、各種原典を読み、古代ヒッタイトの歴史と文化を解き明かす。

講師:吉田大輔(中近東文化センター)
会場:中近東文化センター・三笠宮記念図書館(2F)
ホームページ http://www.meccj.or.jp/Pages/main_frame.html
受講料:24,000円(学生18,000円)

講義日程(全12回)
時間:13:30〜15:00(初級コース)、15:45〜17:15(中級コース)
2009年 12月 6日(日) 13日(日) 20日(日)
2010年 1月 10日(日) 17日(日) 24日(日)
    2月 7日(日) 14日(日) 21日(日)
    3月 7日(日) 14日(日) 21日(日)

*申込締切:2009年12月4日
*受講希望者が定員に満たない場合開講されないこともあります。
*日程は都合により変更することもあります。

申し込み・問い合わせ
(財)中近東文化センター 古代語講座(担当:吉田)
〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-10-31
Tel.: 0422-32-7111 Fax: 0422-31-9453
E-mail: dyoshida@meccj.or.jp

25さーひぶ。:2010/06/20(日) 22:56:41
【シュロモー・サンド氏来日講演】

いま国際社会で話題になっている、ユダヤ教徒の学者によるシオニズム批判
の著書2冊の日本語訳が今年刊行され、著者も相次ぐように来日しました。

カナダ・モントリオール大学のヤコブ・M・ラブキン(Yakov M. Rabkin)教授の
『トーラーの名において─シオニズムに対するユダヤ教の抵抗の歴史』
(英題 A Threat from Within: A Century of Jewish Opposition to Zionism)
 菅野賢治訳、平凡社、ISBN 978-4-582-70287-3、税込5,670円(原著2006年)

テルアビブ大学のシュロモー・サンド(Shlomo Sand)教授の
『ユダヤ人の起源─歴史はどのように創作されたのか』
(原題 מתי ואיך הומצא העם היהודי?「いつどうやってユダヤ人は発明されたか?」
 英題 The Invention of the Jewish People「ユダヤ人の発明」)
 高橋武智監訳、佐々木康之訳、浩気社(武田ランダムハウスジャパン)、
 ISBN 978-4-270-00573-6、税込3,990円 (原著2008年)

の2冊です。ラブキン氏は4月に来日、サンド氏は6月に来日中(?)です。

両者に共通する考え方は、現代イスラエルを建国する原動力となった思想で
あるシオニズム(Zionism)はナショナリズムつまり政治的なイデオロギー
であって、ユダヤ教とは相容れないものである、ということです。

4月に来日したラブキン氏は歴史学者で、正統なユダヤ教の信仰と歴史学の
立場からシオニズムとイスラエルを批判しています。ユダヤ教の信仰によれ
ば、イスラエル国家は救世主(いわゆるメシア)がこの世に現われて建てる
ものでなければならず、シオニストという民族主義化した運動家たちが建て
てはいけないのだそうです。
>>26へ続く)

26さーひぶ。:2010/06/20(日) 23:39:50
>>25から続く)
今月に来日したシュロモー・サンド教授は、文献学・考古学・歴史学などの立場から、
「ローマ帝国によって故国を滅ぼされ、ユダヤ人は離散した」とか
「ホロコーストで迫害されたユダヤ人は2千年ぶりにイスラエルに帰還して建国した」
などというシオニズムの「神話」を痛烈に批判しています。
日本の教科書にも載っているような、このようなユダヤ人の歴史というものは
考古学や文献学などを駆使して見ると、根拠がなかったりするようです。
イスラエルを建国したアシュケナージーム(東欧系ユダヤ人)などが実は、
古代ユダヤ人とは血縁関係のない改宗者で、カスピ海岸にいたハザール人など
ではないかということは、以前から主張されていました。
(アーサー・ケストラー著『ユダヤ人とは誰か─第十三支族 カザール王国の謎』
宇野正美訳、三交社、ISBN 978-4-87919-102-1、税込2,018円、1990年、などを参照)
サンド教授によれば、現代イスラエルに来た他のユダヤ人も「改宗者」であると
のこと。さらに、ローマ帝国によって古代のユダヤ人が追放されたという記録はなく、
その末裔は実は、キリスト教やイスラーム教に改宗した現代パレスチナ人だというのです。

サンド教授は先々週から先週にかけて日本各地で講演をして回ったようですが、
私は先々週の6月11日(金)の東京講演(明治大)を聴講して来ました。
著書の日本語訳はまだ読んでいないのですが、講演はほぼ著書の内容だった
模様です。
質疑応答では、現在イスラエルでユダヤ教神殿の建設が計画されているとの
話が出ましたが、サンド氏によれば、神殿は救世主(メシア)が現われて
建てるものであって、シオニストが勝手に建ててはいけないのだそうです。
だが、イスラエル・パレスチナ問題はかなり厳しい情勢だとのこと。

しかし、従来はシオニズムやイスラエルへの批判をすると「反ユダヤ主義」の
烙印を押されたものでしたが、正統なユダヤ教徒が批判の声を上げることによ
って、国際社会の反応は少しずつ変わりつつあるようです。

シュロモー・サンド http://en.wikipedia.org/wiki/Shlomo_Sand
『ユダヤ人の発明』 http://en.wikipedia.org/wiki/The_Invention_of_the_Jewish_People
ヤコブ・M・ラブキン  http://en.wikipedia.org/wiki/Yakov_M._Rabkin


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