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日本の回天

1藤原肇:2009/08/31(月) 13:33:44
幸運にも『さらば暴政』が衆議院選挙に重なったことで、デタラメ政治が支配していた自公政治の破産宣告が出来て、自民党の壊滅的な敗北と公明党の没落が実現した。
この吉報を旅の途中のシンガポールで知ることになったが、中文の『連合総報』は「日本変天」と見出しに書いたし、「Strates TTimes」はLandslide Victoryなる見出しで、世紀の大変化について報じていた。
数年前に出したが売れなくて断裁されたが、正慶さんとの共著『Japan Revolution』のオリジナルな題名が、『日本回天の時代』だったことを思って、この瞬間を共に味わえなかったとはいえ、明日はアルプスの地で地球を眺め渡すことになるので、そこで正慶さんの冥福を祈ることにしたい。

95糸川先生尊敬します:2010/06/14(月) 20:55:58
確かにそう期待したいが、日本人はカプセルの中身を最初に確認する事が出来るのだろうか。心配です。

96T.N.:2010/07/14(水) 02:24:39
 郵政改革法案は5月28日、衆院総務委員会を通過、同31日衆院本会議で可決。この時点で6月16日の会期末
までに参院でも通過すると見られていたのですが、6月2日鳩山首相辞任表明。新首相の指名等で時間が無くなり、
廃案に。しかも菅新首相は参議院選挙まで1ヶ月という絶妙のタイミングで、党内で議論もしていない消費税増税を
言い出し、党首自身のほとんど利敵行為のような言動により、当然の如く選挙で惨敗。郵政改革法案の現状のままで
の成立は絶望的となりました。偶然なのか意図的なのかわかりませんが、巧妙に潰されたという印象です。
 日本が米国債購入という形で貢いでいる総額の厳密なところはわかりませんが、数百兆円ぐらいでしょうか。これ
に今後、ゆうちょ等からの分が加わればざっと1000兆円。一般会計の10年分程。猫の首に鈴を付けろというよ
うなもので、取立てはまず無理。これ程の規模の金銭の移動は、歴史に求めるなら、戦争賠償金ぐらいしかない。た
だし、平時に行われているのは、きっと頭のいい誰かが”豚は太らせてから食え”というのを実行しているのでしょう。

97T.N.:2010/07/15(木) 01:47:45
 現在、日本の国及び地方の長期債務残高が約800兆円。やがて1000兆円を越えるでしょう。奇妙に、日本
が米国に貢いでいると推定される規模とほぼ同じとなります。本来は国民の財産であるものを、国内と国外の寄生虫
が山分けしていると考えると、わかりやすいように思います。

98T.N.:2010/07/16(金) 00:49:49
 7月15日付asahi.comのニュースによると、”「国家戦略局」菅首相が断念 実権ない知恵袋組織
に縮小”とのこと。あまりにもわかりやすい形で、政治主導が御題目になりつつあります。
 就任直後からまるで政権党が代わったのかと思わせるような、驚きの発言を連発してこられた菅首相ですが、
今後は選挙に負けたという立派な理由ができたので、変質振りに拍車がかかりそうです。

99千々松 健:2010/07/31(土) 08:53:27
鳩山さんが首相の時は、社民党へのリップサービスが過ぎて、普天間基地移転問題で自爆してしまった訳であるし、また菅さんの場合は財務省へのフライングサービスとも言える10%消費税問題で墓穴を掘ってしまったと言ってよいだろう。
政権交代の先を読んでいた?「みんなの党」が今回の参院選で躍進している。衆・参のねじれ国会状態は朝顔などの自然界の弦巻に相似象であろうか? 二筋・三筋が縄文のように編みあげられてこそ丈夫に育つのかも知れませんね。

100T.N.:2010/08/25(水) 01:53:15
 「小泉純一郎と日本の病理」はAmazonでの中古価格が激変し、奇妙な動きをする本ですが(安いときで数百円、
高いときで一万円超)、昨日見たら中古最安値が14,800円でした。少し前、阿修羅掲示板に”夏休みの読書
週間 〜「小泉純一郎と日本の病理」〜”という記事が出たのですが、何か関係があるのでしょうか。ともかく、
この本を目障りと考える人々がいることは確かなようです。

101T.N.:2010/08/27(金) 00:43:26
 昨日、9月の民主党代表選に小沢一郎氏が出馬を表明したことで、当面はそれが焦点になりそうです。菅首相は
闘争心を剥き出しにしていますが、このぐらいのやる気を7月の参議院選挙に見せてくれればよかったのにと、解せ
ない気分です。マスメディアや検察はどう動くのでしょう。あたかも口裏合せをしたかのような発言が出てくるの
ですかね。

102T.N.:2010/09/05(日) 01:01:24
 9月2日、日本記者クラブ主催の民主党代表戦の公開討論会は、ネットで情報を読んだ程度ですが、異様な雰囲気
の内容だったようです。候補者が二人いて、本来は中立の立場である記者クラブが主催するわけですから
・双方に同じ質問をして、それぞれの答を伺う
・一方にだけ固有の質問をするのなら、もう一方にも同等の質問を用意し行う
のが基本かと思うのですが、もはや公平・中立を装うことすら放棄した一方的なものとなったようです。しかも、質問
する記者達と現職である一方の候補者の視点が、完全に検察と一致している。一体、これは何なのですかね。

103西條:2010/09/05(日) 19:10:39
佐藤優氏は講演で小沢v.s.検察・官僚の戦いを、ハブとキングコブラの闘い
という表現をしていますね。

http://www.youtube.com/watch?v=SVflH8DQVAc
http://www.youtube.com/watch?v=-QSMqPInY54&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=YwcjDeCtKKU&feature=related

104千々松 健:2010/09/09(木) 11:52:36
多剤耐性菌の院内感染での死亡例が増加しているという。インドやパキスタンで感染した疑いのある患者が、既に世界に散らばっているのではないかとヨーロッパで騒がれ出したので、国内でも関心が高まりこのところニュースとなっているようだ。
感染症は細菌により発症するが、それに対抗する抗生物質も色々な種類が開発されている。しかし細菌との生き残り競争で薬剤に対して耐性が発生する運命にあり、まさにイタチゴッコ状態にあるという。
細菌は自然の生命体であるから、あるバランスでもって生きて行く限りは人体に悪い影響は与えないものであるはずなのに、そのバランスが崩れるから悪さを発揮するのであろう。多種類の細菌同士も通常は共存をしているのであるから、何でもかんでも細菌を殺すという抗生物質の使い方をすれば、自然界のバランスが崩れて思わぬ禍に入り込むという理屈であろう。そこで、細菌と共生をする方向で考えれば、耐性の発生は抑制されるのではないだろうか。もしかすると、ハブとキングコブラという関係が参考になるやもしれない。

105T.N.:2010/09/15(水) 02:16:30
 9月14日、民主党代表選の結果、菅首相の続投が決まりました。時間は永遠にあるわけではないのに。遂に改革
が期待できる人間をその座に就かせること無しに、破綻を迎えるのですかね。

106T.N.:2010/09/16(木) 00:42:49
 9月15日のasahi.comに「菅氏続投歓迎72% 政治進む28% 朝日新聞世論調査」の記事。国民の意向
よりもマスメディアの意向の方がよくわかるような記事ですが、この中に小沢氏を民主党の要職に起用することに
ついて「起用しない方がよい」65%、「した方がよい」23%との結果があります。
 民主党代表選の結果を受け、菅が小沢のロボットになればなどと考えたのですが、そういうのも既得権益層には
気に入らないらしい。次の狙いは影響力排除ですか。

107T.N.:2010/10/03(日) 00:32:57
 10月2日のasahi.comの記事”中国は「あしき隣人」「法治主義通らぬ」 講演で枝野氏”から引用

”民主党の枝野幸男幹事長代理は2日、さいたま市で講演し、尖閣諸島沖での中国漁船の衝突事件に触れて「中国
との戦略的互恵関係なんてありえない。あしき隣人でも隣人は隣人だが、日本と政治体制から何から違っている」と、
中国を強く批判した。”
”枝野氏は講演で「中国に進出している企業、中国からの輸出に依存する企業はリスクを含めて自己責任でやってもら
わないと困る」と発言。さらに「中国は法治主義の通らない国だ。そういう国と経済的パートナーシップを組む企業は、
よほどのお人よしだ」とも述べた。”

 尖閣諸島沖の事件では中国は日本の対応を厳しく批判しましたが、日本の体制そのものを否定したわけではありませ
ん。中国を有力な市場と見て進出することは、世界中の国や企業がやっていることであり、日本の企業も国内市場だけ
ではとうていやっていけないから、進出しているわけでしょう。本来はそうした企業を助けなければならない立場の人
が、その責任を放棄し、現地で苦労している人々の努力を台無しにし、安全すら危うくしかねない発言を、どうして
平気で行えるのか。

108T.N.:2010/10/05(火) 20:44:15
 10月4日、小沢一郎氏が検察審査会の2度目の起訴相当の議決により、強制起訴されることになった件について、
阿修羅掲示板には既に多くの批判や疑問とする投稿がなされています。5日付の毎日jpの記事
”クローズアップ2010:小沢氏、強制起訴へ 検察起訴独占は「不当」”によれば、議決をした審査員の平均年齢
は30.9歳。前回の議決時の平均年齢が34.3歳であり、そのときでさえ平均年齢が異様に低いという意見があった
のですが、今回は全メンバーが入れ替わったのに、さらに低くなっています。審査員は少なくとも20歳以上であり、
かなり高齢の人も選ばれる可能性を考えると、平均年齢が30そこそこでは、審査員の半分以上が20代ということに
ならないか(例えば11人の内、4人を30、40、50、60歳と仮定すると、他の7人の平均は22.8歳)。
20歳以上の市民から無作為に選んでいるはずなのに、なぜ学生か新社会人のような集団ができるのか。
 またウィキペディアによれば、審査員には裁判官・検察官・弁護士等の司法関係者は選ばれないことになっています。
これだけ若く、法律の専門的知識もない人々が集められれば、助言者による誘導は容易でしょう。しかも今回の事例は、
一般庶民の感覚からはかけ離れており、判断が難しく、よけい助言者に頼らざるを得ない。
 毎日jpの同記事によれば、今回助言した審査補助員の吉田繁実弁護士は

”審査会では、共謀に関する代表的な判例として、傷害事件で現場におらず実行行為をして
いなくても謀議に参加すれば共犯と認定した「練馬事件」の最高裁大法廷判決(58年)を
紹介したという。”

とのこと。こんな判例を使って説明されれば、結果は見えています。

109T.N.:2010/10/13(水) 01:07:43
>108 10月12日付のasahi.comの記事”検察審若すぎた?事務局、平均年齢を訂正 小沢氏議決”によれば
審査会事務局が審査員の平均年齢を30.9歳から33.9歳に訂正したとのこと。10人分の合計を11で割った
ことによる誤りだそうで、とりあえずこの発表を信じれば

(33.9×11)−(30.9×11)=33

足し忘れた一人の年齢は33歳となります。
 ところが同日付の毎日jpの記事”検察審査会:小沢氏議決の委員年齢訂正 平均33.91歳”によれば、足し忘
れた審査員の年齢を37歳としている(もちろん37歳では計算が合わない)。

 ともかく小学生の算数レベルも怪しい連中が、この国を行方を左右しかねない。

110T.N.:2010/10/15(金) 22:39:07
>108、109 日経電子版10月13日付”検察審の平均年齢を再訂正、34.55歳に 小沢氏の起訴議決”
によると、東京第5検察審査会は13日、9月14日時点の審査員11人の平均年齢を34.55歳に再訂正。訂正前
は審査員就任時の年齢で計算していたとのこと。同記事によれば再計算した1回目の議決は34.55歳、7月に小沢
氏を「不起訴不当」とした第1検察審は50.00歳。鳩山前首相を「不起訴相当」とした第4検察審は52.36歳。

 再訂正した結果でも、小沢氏の2回の議決の平均年齢は異様に低く、なぜか完全に一致してしまった。善意に解釈
すれば審査員を選ぶ母集団の年齢構成が偏っている、悪意に解釈すれば恣意的な人選が行われたというところでしょう。

 さて以下は、私がごまかす立場だったらという妄想。信ずることなかれ。

1.2回目の平均年齢の発表のために1回目の平均年齢を使うことにした(審査会がどういうメンバーで行われたのか、
 そもそも本当に開催されたのかも不明)。1回目は11人合計377、平均34.27歳なので1割引きぐらいにして
 37を引き合計340、平均30.9歳とした。

2.発表後、若過ぎるのではないかと批判や疑問が出たので、平均年齢を3歳上げることにし、理由は1人足し忘れたこ
 とにした。その際、足し忘れた人の年齢を33歳とすべきところを、元々37を引いて作ったデータなので、間違えて
 37歳と発表してしまった。

3.計算が合わないと批判が出たので、急遽平均年齢の計算を議決日に合せることにして、うやむやにすることにした。
 1回目の議決で就任から議決日までに、11人中3人が誕生日を迎えたことにし、合計380、平均34.55歳とし
 た。2回目もこれに倣った。

111T.N.:2010/11/02(火) 23:54:20
 阿修羅掲示板に”TPPはアメリカの年次改革要望そのまんま”という記事が投稿されています。最近急に騒がれ
始めたTPP(環太平洋パートナーシップ協定)が農産物の大幅な自由化だけでなく、郵政民営化見直しの再検討も含む
ものであり、かつての米国による年次改革要望書そのままだという指摘です。おそらくその通りでしょう。
 何でもかでも先送りが常態のこの国で、とんとん拍子に話が進むのは裏に何かあると考えた方がいい。裁判員制度
も検察審査会法改正も、たいした議論もなしに実現してしまった。本当の狙いは何だったのか。成立時にはおとなしい
顔をしていても、後に暴虐の根拠となった戦前の治安維持法が、過去の話では済まない不気味さがここにある。

112T.N.:2010/12/11(土) 03:37:40
 「賢者のネジ」の山田久延彦氏との対談で、藤原氏は2002年の田中耕一氏のノーベル化学賞受賞について、
京都で開催した地球温暖化防止の国際会議との関連を推測しています。この推測の当否はさておき、自然科学部門
といえどもノーベル賞は政治的配慮を考慮する必要がある、ということを示していると思います(他の部門は言う
までもない)。
 最近の日本でうれしいニュースといえば、スポーツ選手の活躍か、海外からもらう賞ぐらいしかない。私がもし
賞を与える立場なら、やっかいな競争相手になりそうなものより、そういう危険の少ないものに与えるのではない
か。高成長を続けていた頃の日本にノーベル賞の受賞者が少ないのと、韓国や中国に平和賞以外の受賞者が見当た
らないのが、どうも重なるような気がして仕方がない。

113千々松 健:2010/12/13(月) 20:20:23
国権の三権分立について●▲■のカタチで考えてみるのも面白いと思う。
すると、立法権の国会は●、司法権の裁判所は▲、行政権の内閣は■となりそうです。円錐▲:球体●:円柱■の体積比は1:2:3の比率になりますが、それは何を意味しているのでしょうか?
1+2=3であれば、司法と立法の上に乗ってこそ行政が成り立つと言うことでしょうか。それとも1と2が如何に立派でも、3に計画を実行する能力が無ければ、物事は絵にかいた餅に過ぎなくなると言うことなのでしょうか。いずれにしろ、国権では円柱に当たる内閣が3で一番重要と言うコトです。
その最重要な内閣総理大臣にふさわしい人物には「3つのOSである智仁勇の人間力」が備わっていなければならないのは明白です。そうでなければ国は衰退の道を辿るしかないのです。

114千々松 健:2010/12/18(土) 22:39:22
『人間力とは智仁勇である』「智」は知識・論理・思考、「仁」は仁義・愛情・感情、「勇」は勇気・行動・意志をそれぞれ意味しています。この智仁勇は武士道にも見られるが、元は中国の孔子に遡り「三宝」といわれていたそうです。人間が基本的に身につけるべき「三つのOS(ロゴス、パトス、エトス)」なのです。
従って、合理に非ず、友愛に欠け、勇気の無い、すなわち三宝を持たない人物は、いかなる組織の長にも向かないと言えるのです。

115T.N.:2010/12/20(月) 02:08:48
 新聞を見れば、内閣府が10月に行った世論調査で、中国に親しみを感じない人が、過去最高の8割近くにのぼった
という記事。なぜこの手の世論調査は、いつも中国が対象で、他の国たとえば米国が対象とならないのか。国内の米軍
基地の移設問題があれ程騒がれていたときでさえ、米国に親しみを感じるかという世論調査は聞いた事がない。

116千々松 健:2010/12/20(月) 11:08:29
「惻隠の情」と言う表現は孟子に由来するらしいが、新渡戸稲造の「武士道」や藤原正彦の「国家の品格」にも登場していた。消えかけた言葉であるが、智仁勇の「仁」の内容の一つで、二つに人偏が付いている漢字の組成から考えると、人と人との人間関係のコトを指していて、「弱い立場の者への思いやり」の大切さを特に言おうとしているようです。戦後生まれの我々世代が一番苦手とする点ではないでしょうか。

117千々松 健:2010/12/20(月) 12:37:39
369をミロクと読み弥勒につなげたり、卑弥呼を139(12345678910をヒフミヨイムナヤコトと発音する時)と数にして見たりも面白いかもしれません。
さて、大いなる調和を意味した「大和」をヤマトと呼んで良いと思うのですが、古く日本人は海外から「倭人」や「和人」と呼ばれていたことからすると、和(わ)が平和や人の輪(仁)を大切にしていた人々として認識されていたのであり、「和をもって貴し」のコトバが遺されているコトもそれを物語っているように思われます。
私が「ヤマト魔方陣」と呼んで重視しているものは、先人が「ミロク魔方陣」と言っていたものであると後に知らされました。9×9の魔方陣はどれも縦・横・斜めに数を足すと369になるからですが、多くの配列が可能な中で、特にmod9に相性がよくて、3×3の魔方陣に綺麗に縮小できるのがこの「ヤマト魔方陣=ミロク魔方陣」の配列なのです。
http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/Yamato-mod9.pdf

118千々松 健:2010/12/24(金) 22:28:38
孫子は用間篇で、諜報や謀略について「聖智に非ざれば間を用うること能わず、仁義に非ざれば間を使うこと能わず」と述べています。その「間」とはもちろん間者=スパイのことですが、現代風には「情報メディア」であり、機密情報や広報の管理も含めて考えても良いと思います。
キーワードに聖智と仁義が出てきますが「智仁勇」の武士道からすると「勇」が足りません。勇とはまさに「一歩前に踏み出す勇気」や「先頭に立つ勇気」と言うことですから、孫子の言葉に「勇気に非ざれば間を活かすこと能わず」を追加したいところです。

119T.N.:2011/02/22(火) 04:15:26
 阿修羅掲示板に、2月20日東京で行われた、沖縄の高江ヘリパッド建設反対デモに関する投稿が幾つか出ています。
国民の大多数がそうした運動があることさえ知らない地味なデモに対し、参加者をはるかに上回る警官が動員され、米国
大使館に向かおうとしたところを阻止され、逮捕者まで出る。アルジャジーラやBBCが取材に来ていたのに、国内のマスメ
ディアはほぼ無視(TBSが申し訳程度に来ていたらしいが、どうせ報道はしない)。Occupied Japan が未だに続いている
かの様。もっと言えば、最後の手段として直訴しようとする領民を、抑え付ける代官の様。

120千々松 健:2011/02/22(火) 22:17:13
Facebookが急速に拡大していることは今回のチュニジアを初めとした一連の国々の回天により明らかになった。
また一方では、権力者側の情報管理や情報規制などの実態もより明らかにされ、情報通信技術の更なる進歩と拡大は確実に人類の歴史を変えて行く力となるに違いない。
「不都合な情報」は隠すのではなく、公開していくコトで良き進歩がもたらされる。それは薬の副作用を認知したうえで、注意深く医者が薬を処方すべきことに類似していると思う。

121T.N.:2011/02/23(水) 00:39:19
 千々松氏が情報の重要性を指摘して下さったので、蛇足となってしまいますが、119の投稿に追加を。
 日本はとうてい独立国とは言えず、近代国家とは言えず、国内にまともな報道機関は無く、わずかに組織に依らない
個人が、画像や動画を伴う情報を瞬時に広く発信できるのが21世紀らしい。

122千々松 健:2011/02/23(水) 20:48:59
羅針盤、火薬、活版印刷術がルネッサンスの三大発明と言われている。グーテンベルグが42行聖書を初めて印刷した日が1455年の2月23日として伝わっているそうだ。180部のうち48部の現存が確認されていて、そのうちの1冊は丸善が購入していて、慶應義塾が保管しているという。そういえば昨年Oazoで展示された現物を観ていた。用紙のサイズは1:√2で、中の活字部分は2:3が使用されていた。神聖比例というからには何処かにΦが使用されているのではないかと思っていたが1:1.618の黄金比は何処にも見当たらなかったのは残念であった。

さて、情報革命の点で、この活版印刷術の果たした役割はよく知られているが、インターネット技術はそれ以上のコトをなすに違いない。

123T.N.:2011/03/19(土) 05:01:23
 加藤周一著「夕陽妄語Ⅴ」収録の”神戸の地震”は、1995年1月に発生した阪神大震災を取り上げた文章で、
同年2月20日の朝日新聞に掲載されました。今読み返すと、余りにも感慨深いので、引用いたします。

 「神戸の大地震は、少なくとも一つの鋭い対照を示していた、と私は考える。すなわち一方では、行政の事前の
準備不足と事後の非能率が際立ち、他方では、市民の自制心と秩序だった行動が鮮やかに印象的であった。」
 「地震は行政の準備不足を暴露すると共に、「マス・メディア」も協力してつくりあげてきた日本のテクノロジー
の優越という「神話」〜と多くの人々が震災後に言い出した〜を破壊した。殊に特技とされた耐震構造の技術。(中略)
しかも政府は、自然災害に対して十分に有効な情報蒐集や救援活動のための組織・人員・装備を、あらかじめ用意して
はいなかった。」
 「事後に中央および地方行政の対応がおそかったことは、誰よりも現地の住民が知るところであり、新聞やTVにも伝
えられたところである。」
 「病院の大部分は潰滅し、わずかに残った病院には水道・ガスがない。その病院に対する行政の支援は、あきらかに
優先的でなければならなかった。その支援が迅速でなかったことは、不眠不休の医者・看護婦・病院事務担当者の証言
からも疑う余地がない。」
 「他方、神戸の市民は、いかに対応したか。TVの画面は、わずかな飲料水をもとめて給水車の前に長い行列をつくっ
ている人々を映しだしていた。誰も叫ばず、先を争わず、それはほとんど美術館の前の列のように、静かに整然として
みえた。同じことは、住居を失い、避難所に集まった人々についてもいえる。」
 「大地震はこの国の行政組織のおどろくべき非能率を暴露すると同時に、神戸市民のおどろくべき能力、〜危機に臨
んでの自制心と失われない秩序感覚を、啓示したのである。」
 「それは神戸市民だけのことであろうか。(中略)1945年3月の東京大空襲のときにも、〜私は焼け残った病院
で患者の治療に当たっていたのだが、市民が比較的冷静で、絶望的状況のなかでも自制心を失わないということに、強
い印象を受けた。神戸市民の態度は、少なくともその一面において、危機における日本国民の態度一般と共通している
のだろう。」
 「日常における危機対策の最大のものは、国民の生命財産の安全保障のために現実的な政策をとり得る政府をつくる
ことである。現実的な政策とは、いうまでもなく、安全を脅かす多くの要因のおこり得る確率の大きさに順って、対策
に投じる資源・人員・予算を配分する政策にほかならない。」

124千々松 健:2011/04/05(火) 11:53:50
ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾では日本が唯一の被爆国にされました。そして、先進国が諦めたプルサーマル型原発を日本が最後まで頑張ってしまい、今回のフクシマ第一原発事故で結局は被曝国になってしまったのです。さらに放射性物質による大気・土壌汚染と海洋汚染の加害者(国)にもなってしまった訳です。

大局的に観ると、極東の島国に住む日本人が核開発のモルモットの役割をになったというコトになるのでしょう。世界史の中では「実験室として得がたい場所であった。」と記録されるのでしょうか。
・・・悲しいかな日本列島、悲し過ぎる日本人。

125T.N.:2011/06/03(金) 03:26:11
 6月2日、菅内閣に対する不信任案が衆議院で否決されました。直前に、東日本大震災や福島原発事故への対応
のめどがついた時点での辞任を、菅首相が示唆したためのようですが、期限の切られていない約束に有効性がある
とも思えません。早くも菅氏は少なくとも来年までの続投を言い出しており、新たな政権が作られても精々1年数ヶ月
の短期政権となります。まともな改革は不可能でしょう。そうこうするうちに、消費税を2015年度までに10%に
上げるという話が出てきた(将来的には20%)。これで経済規模が縮小を始めたら、どうなるのですかね。

126千々松 健:2011/06/13(月) 20:43:31
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を初めて指揮した佐渡裕のショスタコーヴィチ交響曲第五番「革命」のリハーサルと本番の一部をNHKBSプレミアムとBS朝日がたまたま連夜で放映していたので視聴した。ヴァイオリンの樫本大進がコンマスにいてやりやすかったと思うが、団員の技量を信頼して、それを思いっきり引き出し素晴らしいハーモニーになっていた。
そして、リハーサルの最初の10分間が大切なコトも知った。指揮者たるリーダーの「クオリア」とコミュニケーション力が問われる大切な時間である。国の指揮者たる総理とカサネて考えて仕舞うのは私だけであろうか?

127T.N.:2011/08/31(水) 00:10:49
 政権交代2年で3人目の総理大臣。聖域無き見直しの対象が、国の予算からマニフェストに移り、結局
増税だけが残りそうです。

128島津:2011/09/15(木) 22:48:14
昨日9月14日(水)付けの飯山一郎さんのサイト(http://grnba.com/iiyama/index.html#ws0914)で取り上げられたこともあるのか、藤原さんによる警世の書「さらば、暴政」(清流出版)が再び脚光を浴びているようです。

さらば、暴政―自民党政権 負の系譜  藤原 肇 (著)
9月15日付け本の売上ランキングで353位にランクインしました。前日は同ランキング内89,679位でした。
上昇率ランキング5位獲得! 掲載24時間前より売上が25,304%アップしました。

http://jyousyou.info/%e3%81%95%e3%82%89%e3%81%b0%e3%80%81%e6%9a%b4%e6%94%bf%e2%80%95%e8%87%aa%e6%b0%91%e5%85%9a%e6%94%bf%e6%a8%a9-%e8%b2%a0%e3%81%ae%e7%b3%bb%e8%ad%9c

これは2年前の「回天」が一過性にならないための戒めとなり、且つ(回天)軸を立て直す絶好の機会となるでしょう。

129千々松 健:2011/09/16(金) 18:32:12
「クマのプーさん」の「pole」「Pole」の話が面白い。「棒」と「北極」の話になるから、回転(回天)をするための軸が何処を向くかが重要なコトになる。運動会の季節ですが、最近は「棒倒し」の競技種目は減っているようです。経営と言う字の由来はこれから建てようとする家屋の土地に真ん中に棒を立て、その廻りに四角い線を引くという意味らしいし、「棒」は大切であり、楕円形も二つの棒を立てて、それらから引ける線分で描かれるのですから、翻って「回天」も真円ではなく楕円形があり得そうですね。

130朝香隆彦:2011/09/16(金) 19:51:43
「楕円」と言えば藤原博士と"故"小室博士の共著『脱ニッポン型思考のすすめ』(ダイヤモンド社)の最後の部分が思い起こされますね。
http://fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/library/komuro/komuro5.html


藤原 だから、ハードウエアや制度としての日本は潰れてもいいし、こなごなになって原子化してもかまわないけど、日本人としての誇りと未来への希望に結びついた世代から世代への連帯感を継承する日本人の血の流れは、ここで根絶にしてしまってはいけないと思うんです。現在のような状況が続いていけば、遅かれ早かれ行きつくところまで行って、一定の短い期間にわたって全体主義が猛威をふるい、言論の自由もヘチマもなくなり、国民のほとんどが餓死したり絞め殺されることになるかもしれない。しかし、そういった民族の試練を乗り越えて、新しい時代に新しい理念で新しい日本を作り直していくだけの力量を持った若い世代を、世界中にバラまいておくことが再生への唯一の道じゃないだろうか。これが未来に対して非常にオプチミスティックであるがゆえに、近い将来の日本に対してペシミスティックな見解をとらざるを得ない、僕の立場なんですよ。

小室 いずれにしても、日本を潰さないためには、現在の日本の危機を生み出している基本的な構造そのものを、根底から解体して新しく作り直すという意味では、アロパシーである革命必至論ですな。

藤原 古代の中国人の表現の仕方を借りるなら、天の命が改まるのであり、一粒の麦も死なずば、の西欧的発想からすると、ことによれば純朴な宗教観かもしれませんよ。末法の世になればなるほど、宗教的な外観を身にまとった世迷いごとが蔓延するし、先刻しゃべったように日本はハレー彗星と同じだということで、一九八六年は久し振りにハレー彗星の接近があるのも奇遇ですよ。

小室 ということは、一九八六年が日本にとって最も明るく輝いて、そのあとには虚しさが残るだけということですな。ホウキ星としての日本はその後いったいどうなるかというと....。

藤原 輪廻はめぐる世の姿ということでしょう。それも煩悩につき動かされて迷いの世界を流転するという意味でね。

小室 しかも、楕円の軌道を描いているのです。そうなると、次に生まれてくる日本の国旗は、楕円の日の丸で描かなければならない。

藤原 それこそソフトウエア時代にふさわしい日本のシンボルです。円は中心が固定しているので敵に狙われやすいけど、エリプソイド曲線は中央集権的ではなく、中心点が常に変化して、状況にソフトに対応していくためにゲリラ戦法にはもってこいだし、政治の東京と経済の大阪といった具合に、日本がバランスのつり合った国として復活するのに最上のシンボルになりますよ。

小室 願わくば楕円であって双曲線でないように。双曲線を描くと太腸系から飛び出して永久に宇宙の孤児になってしまいますから....。

131千々松 健:2011/09/17(土) 10:40:39
ケプラーの法則のとおり太陽系の惑星は「楕円軌道」で太陽を一つの焦点として廻っている訳ですから、楕円が自然であって、真の円は特殊なケースです。
さて、●▲■と経営についてイメージを膨らませてみましょう。と言っても実際の企業や国家のマネジメントの話ではなく、語源的意味の考察のつづきとして、先に観た経営の語源に遡り、縄張りの仕方を種々に変容させてみます。中心に棒を立てて、周りに正方形のカタチで縄を張るとします。一辺を1とすれば縄の長さは4となります。
正方形に内接する円のカタチで縄を張ると円周率π≒3.14となります。正方形の中で出来る最大の二等辺三角形については黄金比の2倍すなわち2Φ≒3.24となります。
▲●■の縄張りの比(面積比)は2:Φ:4ですが、張る縄の長さの比は2Φ:π:4になるのです。幾何学にはこのように縄張り問題から派生して既にπとΦの概念が存在していた訳ですね。
下記を参照下さい。
http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/pythagoras/PP.html

132千々松 健:2011/09/17(土) 23:52:34
「ダ・ビンチ・コードと●▲■の秘密」を見れば直ぐに判るコトですが、
>131の『▲●■の縄張りの比(面積比)は2:Φ:4ですが』は間違いで、2:π:4に訂正します。
さてついでに、国家の経営に於いても、何処に中心軸を置いて、縄の長さをどれだけ採り、どんな形の縄張りにするのかをはっきりさせることが肝要です。また、真円は特殊で難しいので実際的ではなく、自然な楕円をイメージして焦点は二つが適しているでしょう。
二つの焦点ですから場の力により時には卵型になったり、ひょうたん形になったりするかも知れませんが、柔軟に対応するならば、想定内で楕円軌道が描けるに違いないのです。現在の日本の与党のシンボルマークは、まさにそんな意味が込められているのではないでしょうか?

133千々松 健:2011/09/19(月) 13:43:19
茅ヶ崎市の一青年が福島の青年たちを巻き込んで、台湾へ泳いで渡り、東日本大震災への義援金に対して感謝の意を伝えたという明るいニュースが目に入った。海の若者たちへ乾杯!
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819499E3EBE2E2908DE3EBE2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

134T.N.:2011/09/20(火) 00:20:37
 1980年刊の「日本脱藩のすすめ」に、神田の生まれの江戸っ子の藤原氏が”関西の人間の方が国際感覚は
持っているし、商才も技術も東京よりははるかに上です”、”同じ内容の国際ビジネスのことを喋っても、東京
の人と大阪の人では手応えが違うし、話を聞いている人の目の輝きが比較にならないほど異なっています”と関西
のビジネスマン達に期待している箇所があります。
 また林輝太郎著「相場師スクーリング」には、送られてきた手紙にあった”ほんとうの相場は大阪だ”という意見を、
東京出身の林氏が正しいこととして認め、以下のように書いています。

 ”戦争中のこと、大本営が勝った勝ったと発表すると、東京市場では騰がったが、大阪では騰がらなかった。大阪の
人は負けているのを知っていた、とも言われるが、これは眉つばだとしても、東京はタテマエを表面に出すが大阪はホンネ
を重んじるのはたしかで、取引規制でも、東京は役所の通達を守るが、大阪はあほらしいといって守らない。”

 こういう話を読むと、関西の奥の深さ、悪く言えば得体の知れなさを感じます。日本の回天に東京以外の軸が必要なのは、
多分間違い無いでしょうが、本来第一候補になりそうな大阪の知事が、タレントと官僚の払い下げの回り持ちでは、あまり
期待できないような気もします。

135asa:2011/09/20(火) 17:59:46
日本の歴史を見ると、都は奈良から京都、鎌倉そして江戸へと政治の中心地が移り
そして経済的には、西から東へ発展し、関東から北へと発展し一つの国家が形成されて
きたところがあるのでは無いでしょうか。
大阪は豊臣秀吉が天下統一し、徳川家康が江戸幕府を開いたところから
大阪は経済の中心地として、いわゆる日本のニューヨークとなり、京都に天皇陛下がおられ、
江戸が政治の中心地として、いわゆる日本のワシントンDCとなってバランス良く発展してきた
ところは無いでしょうか。
だとすれば、日本の今後の再生に当たっては、仙台をいわゆる日本のワシントンDC
のような位置づけとして遷都し、大阪は経済の中心地となり、東京には皇居があり、
第2の京都と言う位置づけとなって、再生に繋げることは出来ないものかと考えられる
のですが、藤原先生は如何でございますでしょうか?
仙台は日本の政治の中心地となることで、同時に東日本大震災からの復興ばかりでなく
それが地方分権の象徴にも繋がり、地域経済の活性化を通して、日本経済全体を支えて
行ける様にでもなれば、過疎化や少子高齢化の問題にしても、食糧自給率や再生可能な
自然エネルギーの普及促進と共に、幾らでも雇用拡大を通して経済的には中規模程度の
社会福祉国家となっても、失業や貧困問題を解決を始め、地球規模での環境問題も含めて
全ての問題の解決に繋がり、社会を幾らでも良くすることが出来て、原発の様な物騒なもの
に頼ることも無く、全ての国民がほどほどの豊かさで幸福に暮らせる社会になるのなら、
此れほど喜ばしいことは無いし、国際社会に対して、大いに誇りにすることも出来るのでは
無いかと感じているのですが、如何でしょうか?

136藤原肇:2011/09/26(月) 07:15:17
福島原発が末永く放射能を出し続けるとすれば、仙台には目がないということだし、東京も首都であることは保証の限りではないと考えます。
天気図でも日本列島の図ばかりですが、ユーラシア大陸で見る目を持って眺めれば、日本はどこへ行っても福島の影響範囲に属すので悲しいことです。
地殻の安定している場所として、かつて候補地を私は考えたことがありますが、それを書くと利権屋が土地の買い占めに走るので、知っていても書かないようにしてきました。
それくらい日本は利権漁りが横行している国であり、下手に構想を発表すると利権屋の共犯になってしまうのが残念です。

137asa:2011/09/30(金) 10:56:22
早速ですが、新たな記事を拝見させて頂きました。
記事の最後に書かれている通り、「自らの判断で放射能地獄を葬るためには、
日本列島の原発の完全廃棄が必要であり、未来を不幸や亡国から断絶するために、
果敢な決断が求められているのである。」ことは、正におっしゃる通りのことだと
存じます。
今回の福島原発事故による大量の放射能による被曝の現実を見て、自分はあのノスト
ラダムスの大予言の中での、「空から降ってくる恐怖の大王」あるいは、「空から降る
おまえの幸せを虚しくするもの」と言うものに重なるのでは無いかと感じてしまいました。
そういう意味では、菅総理の思いつきとは言え、浜岡原発の停止要請そのものはある意味で
間違っていないと思うし、それこそ、「原発は無くてもやっていける社会にする」と言う方
向性だけは、民主党としてしっかりと引き継いで国際社会にアピールしても良いところです
が、野田総理は出来なかったのか不思議でならないと感じてしまうところではあります。
日本の将来を考えれば、東京は首都である保証の限りでは無いことは間違い無いし、仙台に
限らず、新たな首都として移転することはあっても、歴史の冒涜では無いとも感じてはおります。
どうせ移転するのなら、関東から北に持って行くのが歴史の流れから言えば自然ではあるものの、
リスク分散と言う観点から言えば、東京や大阪をバックアップ機能として持たせる様なことも有効
かも知れませんが、変な利権屋の共犯になりかね無いことからすれば何とも言えません。
最近になって、天然ガスによる火力発電を進めようとしているのは結構なことではありますが、
これも一時的な気休めでしか無いところでもあり、一層のこと大企業なんかを東京から地方都市に
幾らでも分散させると共に、東京の人口を減少させて地方の経済活性化を通じて、日本経済を支えて
行く様に持っていく方が良いかも知れないのでは無いでしょうか。
それから、自分は東京都民ではありませんが、何と言っても、日本人として少しでも節電に協力して
あげることで、二度と原発再稼動をさせなくても済むようにして行かなければならないのでは無いで
しょうか。
それによって、目先の利益追求のことしか考えないで原発推進しようとしている国家や大企業に幾らでも
背くことになっても構わないし、地球環境にとって此れほど喜ばしいことは無いのでは無いかと思えば、
大いに誇りとすれば良いだけのことでは無いかとさえ感じるところではあります。
TPPにしても、アメリカや財界の言いなりになって手放しで賛成する訳には行かないところですが、
だからと言って反対したところで、国内の農林水産業を始め地域経済の活性化や食糧自給率の向上や
再生可能な自然エネルギーによる太陽光や風力、地熱発電等の普及に繋がらない様にも感じるところは
あることからすれば、大企業に対しては法人実効税率を80%に引き上げた上であれば賛成しても良い
とは思います。
それにより、日本から逃げて行きたければ、「どうぞご勝手に」ということで幾らでも追い出しても構わ
ないし、中には、国内で最低限必要な生産規模や研究開発機能だけを残して、海外に出て行くことがあっ
ても構わないし、それにより頭脳の流出と言うものを逆手に取って、日本人が海外に幾らでも出て行くこ
とがあっても構わないし、逆に海外から外国人を幾らでも受け容れてあげる様にもして、雇用の流動化を
させることにより産業空洞化を回避することさえ出来れば、それで良いと思います。
それにより、国内社会が幾らでも良くすることさえ出来れば遥かに喜ばしいことでもあるし、日本経済は
もう中規模程度に縮小しても、国民一人当たりGDPで世界一を目指して、ただプラス成長を維持出来て
財政健全化と被災地の復興を通して社会福祉国家となれば、国力は低下し弱体化することでひっそりとした
国となっても、近隣諸国に何ら迷惑を掛けることなく存続することさえ出来れば、それが逆の意味で国際社会
から絶大な信頼に繋がることになるのなら、此れほど喜ばしいことは無いし、幾らでも誇りとすることが出来る
のでは無いかと感じるところではあります。

138T.N.:2011/10/13(木) 22:47:39
 NHKのニュースを見たら、いきなり米国と韓国の自由貿易協定(FTA)の話。日本のTPP参加のための宣伝
としか思えない。

>127 増税だけでは済まずに、TPPに参加しそうな雲行き。国民のためになりそうもない政策だけは、本当
に素早い。

139asa:2011/10/15(土) 13:28:27
国民のためになりそうもない政策と言えば、沖縄県の普天間基地問題で移設先の
辺野古についても、地政学的な視点から見ると、問題では無いかと考えられるの
ですが、藤原先生は如何お考えでございますでしょうか?
そもそも、何故、辺野古に移設することを決めたこと自体が根本的に間違いであり、
沖縄県民に対する基地負担を日本全体で分かち合い、アジア全体で
分かち合うことに繋がる方向で考えなくてはならないこととは存じますが。
鳩山総理の時に、嘉手納統合や徳之島等いろいろと出ては反対され、話を
進めることが出来なかったことは何とも残念というより、悲しいとしか
言えません。
自分は埼玉県民ですので、それこそ陸上自衛隊の朝霞駐屯地か航空自衛隊の
入間基地にでも、多少なりとも受け入れ可能であるならば、沖縄県の在日米軍
を受け入れてあげて、少しでも基地負担の軽減に繋がることが出来るのなら、
これに越したことはございませんし、公務員住宅なんか建設するぐらいなら、
遥かに望ましいし、そうでなければその建設資金を、それこそ福島県を始め
被災者の皆様に幾らでも廻してあげることが、本筋では無いかと感じている
ところで、当然の事では無いかと考えられますので。

140藤原肇:2011/10/15(土) 21:26:45
独立国に外国の軍事基地はないというのが私の国家論の基本であり、日本は独立国の資格を持っていないだけでなく、アメリカからは属国扱いもされていないのに、副島君は日本を属国だと決めつけて得意になっているが、日本の実態は属僚に過ぎないことは、間もなく公開される本澤さんとの対談の中ではっきり指摘しています。
『生命知の殿堂』の中に書いておきましたが、還暦を過ぎた人間がするのは総論のレベルであり、各論に関しては若い皆さんにお任せすることにしています。

141asa:2011/10/22(土) 14:48:32
確かに、日本は独立国の資格を持ってはいないだけでなく、アメリカからは
属国扱いもされていないのにも関わらず、日本をアメリカの属国だと勝手に
決め付けてしまっているがために、日本の実態は属僚に過ぎないと、藤原先生
のおっしゃる通りでは無いでしょうか。

だが、これを韓国に当てはめれば、韓国も確かに在韓米軍基地があるために独立
国の資格は持っていないだけでなく、アメリカからは属国扱いもされていないに
も関わらず、アメリカの属国に過ぎないと勝手に決め付けてしまうことに繋がり
ますね。
しかしながら、韓国人からしてみれば、確かに韓国も独立国の資格は持っていな
いところはあるものの、アメリカから属国扱いされているわけではないのだから
アメリカの属国でなんか無いと言われてもおかしくはありませんよね。

北朝鮮については、中国からは属国扱いはされていないし、独立国の資格は持って
いるにも関わらず、中国の属国に過ぎないとでも勝手に決め付けることと同じでは
無いでしょうか。
北朝鮮からしてみれば、独立国の資格は持っているわけだし、中国から属国扱いも
されていないのだから、独立国だと胸を張って言われても全くおかしくはございま
せんよね。
だが、政治的には、金正日を中心とした封建主義的な独裁国家であることに変わり
はありませんし、核兵器も保有しており、拉致問題等もあり、余り胸を張られても
困るし、極めて厄介な国であることもございますが。

だとすれば、日本は独立国の資格は持っていないのだから、独立国だと胸を張って
言えるものでは無いものの、アメリカからは属国扱いもされているわけでは無いと
思えば、アメリカの属国では無いと認識しておけば、ただそれだけで良いのでは
無いでしょうか。

逆に、独立国の資格は持っていないのに独立国になろうとすれば、それこそ日本
が国際社会から袋叩きされて一億総懺悔を繰り返すことになりかね無い危険なも
のだと思えば、アメリカの属国だと思い込むことは個人の勝手ではありますが、
これこそが、日本にとって極めて邪魔な存在でしか無いし、地球全体から見れば
全く、とんだ迷惑な存在でしか無いと言えなくも無い様に思えるのですが?

日本のこれまでの歴史を振り返れば、他国から侵略され占領されたりしたことは
無いものの、逆に世界帝国を作り上げたりすることもしたことも無いのだから、
これはもう致し方無いと思えば、経済成長と国際社会での地位向上を図ることは
しなくても構わないし、逆に、日本はもうひっそりとした国となって、国際社会
での存在感も敢えて喪失することになったとしても、他国にご迷惑をお掛けする
ことなく、皆で富を分け合い、痛みや負担を分かち合い、支え合い、経済的な豊
かさや効率性はもうこれ以上、追い求める必要は無いし、逆に経済格差の小さい
社会福祉国家を目指して、原発に頼ることも無く、幸せで穏やかに暮らすことが
出来る社会に出来れば、地球環境にとっても、此れほど喜ばしいことは無いと胸
を張ることが出来る国として国際社会に示して行ければ良いのでは無いでしょうか。

それが逆の意味で、国際社会から高く評価されることになるのなら、日本人として此れ
ほど誇らしいと思えば、国民一人当たりGDPだけで世界一を目指す程度のプラス成長
を維持することが出来るだけで十分であるし、グローバル競争では、韓国に負けても惜
しくは無いし、国際社会に対しては、喜んで「一人負け」してあげて、幾らでも反面教師
となってあげるだけで、日本の国益に繋がるのなら、それが地球上に存在する全ての国の
国益にも繋がると同時に、地球環境全体に取りましても、此れほど喜ばしいことは無いの
では無いかと、つくづく感じるのですが、如何でしょうか?

142T.N.:2011/11/12(土) 05:00:32
 2011年11月11日、野田首相がTPP交渉参加方針表明。そもそも”バスに乗り遅れるな”は、戦前の
日独伊三国同盟締結前に散々使われた煽り文句で、その結果は言うまでもない。過去、オレンジ、牛肉、
米といった単品の輸入だけでも大問題となってきたのに、TPPはそれらと比較してもあまりにも包括的かつ激烈。
これは貿易ルールの話というより、その国の制度を米国に都合よく改めろというようなもの。こんなものを飲み
込めば、将来何が起きるかわからない。米国が文句なしに世界標準なら、それも一法かもしれないが、経済に
限定しても、世界における米国の地位、日本にとっての米国の重要性が低下しつつあるというのに、こんな制約
が多いものを受け入れるのは、日本にとって著しく不利。これまでの暴政が、かろうじて生活水準の低下という
程度の問題で済んでいたものが、今後は食えるかどうか、医者にかかれるかどうか、最低限の生活が保障される
かどうか(老いも若きも)、といった生死の問題となっていくのではないか。
 タツノコプロのアニメに出てくる架空地名にアメホン国ワシンキョウ市というのがありますが、今の日本にぴったり。

143一読者:2011/11/13(日) 15:39:18
昨年10月頃からわが国のメディアに頻繁に登場するようになったTPPに関する議論。
今年2月3月初旬まで、活発な議論が展開されていたが、3月11日に起こった東日本大震災により、これらTPPに関する議論を目にすることが激減していた。同時に起こった原発事故による放射能汚染のために、第一次産業への甚大な影響への懸念と、逆にそのことがTPP参加への素地になっていくのではと先走って感じていたが、10月になって急に振って沸いたように議論が再燃し、11月に入りこの数日間でTPP交渉参加決定の報に触れた。本日はハワイでの日中首脳会談の内容も伝えられているが、これで完全に、日本は中国と米国の狭間に入ったと感じるしその意味は大きいと考えるのだがどうだろうか。
歴史上、大航海時代と位置づけられるエポックの始まりの原因を考えると、当時の欧州での宗教改革がバックグラウンドにあることは周知のとおりである。西ローマ帝国滅亡後以降の守旧派としてのカトリックと、ルター派・カルヴァン派などの新教の対立を軸として見れば、ポルトガルやスペインといったカトリック勢力をバックにした国が、なぜあの時期に大西洋やインド洋をまたいで新天地を発見し直接・間接的に領有していったのかを考えるのは無駄ではないし、現在起こっていることへの理解の一助になるはずだ。もちろんこれと並んで新教側が世界史的にどういう展開を見せたかも合わせ見るのは当然である。このあたりのことは森静寂さんが立てた別スレッドでも議論ができるとおもう。
今久しぶりに藤原博士の「地球発想の新時代」を読み返している。阪神大震災後に出版され、サイエンス軽視と利権政治の弊害や構造地質学の見地から数々の重要な提言を1995年の段階で明言されているのはさすがだが、さらにサーカン・パシフィックという語を用い、アメリカの政治地図という図式を用いて、アトランティカとパシフィカルという語でアメリカの2大エスタブリッシュメント勢力圏について説明されている。かつて天木直人氏との対談によるアメリカにおけるシカゴの意味についての記事内容と合わせ、特にP151の「太平洋多言語圏構想」はいま読み返すと実に示唆に富んでいると思った。原発問題や金融危機やきな臭い話が飛び交う昨今でそちらも大いに気がかりではあるが、歴史を紐解きながら新しい時代を模索したい。

144asa:2011/11/13(日) 15:56:11
TPP交渉参加については、条件付ながら賛成の立場でもあり、交渉参加
することは決して悪いことでは無いと考えられます。
日本のこれまでの経緯からすれば、韓国と違って、アメリカとの2国間でのFTA
交渉となると、それこそアメリカや財界の言いなりになってしまう恐れは十分に
考えられるところですが、TPP交渉となると、アメリカの都合ばかりでは、決めら
れないし、それにオーストラリアやニュージーランド等の国々の立場も尊重し、その
間に立って、国益を分け合い、共に支え合って行ける方向に持って行かなければ
ならないと思えば、アメリカに従うふりをして交渉に参加できるかどうかと言うこと
が問われているのでは無いでしょうか。
同時に、中国や韓国とのFTAも同時に進めて行くことも大いに結構なことであり、
アメリカ国内も貧困や格差問題から、経済成長も期待出来ず、財政赤字等の問題も
日本と代わらない状況でもあることに配慮してあげれば、アジアの中で中国の存在感
が強まって行くことに懸念を抱くのは、日本にとっても同じでは無いでしょうか。
韓国にとっても中国にとっても同じ様な状況になりつつあるところも察するところですが。

だとすれば、「脱ニッポン型思考のすすめ」と言う中でありました通り、アメリカに対する
国益の半分を中国や韓国に譲ってあげることで、共にアメリカ経済を支えて行くと共に
中国に対する国益の半分をアメリカに譲ってあげることで、アメリカと共に中国経済を
支えて行くという外交姿勢で、アメリカと中国を同時に日本の味方にすることに繋げて
行く道こそが、世界第三位の経済大国として進むべきでは無いかとつくづく感じるので
すが。
沖縄の基地問題にしても、くれぐれも中国を刺激する様な物騒なことだけは絶対にしては
ならないし、それこそが、中国と敵対し、アメリカとも敵対することになって、日本だけ
が孤立し、何処かの国の二の舞となる危険性があるところだけは、十分に認識すべきでは
無いかと考えられます。
中国人から見れば、いざとなったら何を仕出かすか分からない国と言う意味からすれば、
日本も北朝鮮と変わり無いと見られてしまうのでは、余りにも悲しいし虚しいばかりか、
それこそ日本とは一切切り離して、かつての亡国とは根本的に断絶して行かなければ
ならないところではあるし、自分は日本人として、そうしなければならないと思っている
のですが、それを嫌がる人達も多く、思わぬところで足を引っ張られたりする人がいると
とんだ迷惑というか、極めて邪魔な存在でしか無い様にも思えて、それこそ、そういう人
達こそ、日本からとっとと出て行けと言いたくもなり、どうせ、日本から出て行っても生き
て行ける分けないし、それこそ変なことをすれば、幾らでも袋叩きにされ、殺されることに
なっても当然の報いでしか無いし、むしろ幾らでも同質化され、ただ大人しく暮らして貰える
ことだけを願えば、それで十分なのでは無いかとつくづく感じます。
自分がもし中国人なら、こういう日本人が逃げて来られて変なことを仕出かしたりした時には
幾らでも反日感情をぶつけて袋叩きにして殺されても、知らないふりをすれば良いだけのこと
だし、特攻隊なら喜んで、どうぞ幾らでも勝手にやって勝手に死んで下さいと申し上げるし、
こんな自分勝手な愛国心があれば、出来て当然のことでは無いかと思います。
どうせなら、尖閣諸島付近で、こっそりとアメリカに通報した上で、蹴散らされてそのまま
知らないふりでもすれば良いだけのことでは無いでしょうか。
日本としても、敢えて知らないふりをすれば良いだけのことだし、これこそがお国のためにも
ならないし、天皇陛下のためにもならないばかりか、逆にとんでもない存在でしか無いと
思えば、日本はもうひっそりとした国となって、近隣諸国にご迷惑をお掛けすることなく、
国際社会への影響も小さくなって、国民一人当たりGDPで世界一を目指すだけの成長率を
維持して、経済格差の小さく、国民全てがそれなりの豊かさで幸せに暮らせる国となって、
皆で日本経済を支え合い、それが国境を越えて、地球上に存在する全ての国々と共に、世界
経済を支え合うと言う絆によって拡大して、国際社会から見直される国となれば、もうそれ
だけで十分では無いかと思うし、これこそが正しくお国のため天皇陛下のためでもあるものと
考え直せば、もうこれだけで十分では無いかと、つくづく感じますが。


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