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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

491とはずがたり:2015/07/17(金) 19:43:33
クマ出没増 一因は ガ大量発生
http://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2015070302000050.html
07月03日 05:00中日新聞プラス

幼虫が木の葉食べ→着果少なく人里へ
 県内で昨年増えたクマの出没は、マイマイガの大量発生が一因だったとする調査結果を、県農林水産総合技術センター森林研究所(立山町)の中島春樹主任研究員がまとめた。マイマイガの幼虫がミズナラやコナラの葉を食べたことで実が育たなくなり、餌を失ったクマが人里に出没したとみられる。中島研究員が2日、富山市の県総合情報センターで開かれた試験研究成果発表会で報告した。(豊田直也)
 県自然保護課によると、昨年の県内でのツキノワグマの目撃や痕跡発見は三百八十六件で、前年から二百二十七件増加。ここ五年では千三百八十七件で突出していた二〇一〇年に次ぐ多さだった。中島研究員によると、マイマイガも富山、石川、長野、岐阜各県で大量発生した。
 中島研究員によると、マイマイガの幼虫は、ブナやナラ類の実が育つ五?六月に広葉樹や針葉樹の葉を食べるため、着果への影響が大きい。調査は富山県内の三十六地点で行い、昨年七月のブナ、ミズナラ、コナラの葉の食害状況を目視で確認し、その後の着果数との関係を調べた。
 その結果、ミズナラでは、食害で50%以上の葉を失った木はほとんど着果がなかった。すべての葉が食べられた三十八本の木は、全く実がならなかった。コナラでも食害に遭った葉の割合と、実の少なさに相関関係を確認できた。一方、ブナは県内全域で花がほとんど咲かなかったために実がならず、葉の食害との関係を調べられなかった。
 ブナやナラ類は葉が食べられると、新しい葉が育つまでに約一カ月かかるといい、中島研究員は「食害で一カ月近く光合成ができず、さらに新しい葉を再び育てるために栄養分を消費するため、着果に影響が出る」と指摘。ブナやナラ類の実が少ない年はクマが多く出没するため、「マイマイガの大量発生は六月ごろに分かる。秋のクマの出没を事前に注意喚起できるのではないか」と話している。今年は県内でマイマイガの大量発生は確認されていないが、中島研究員は「昨年の食害が、今年のブナやナラの実のなり方に影響を与える可能性もある」としている。
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