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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

417とはずがたり:2015/02/13(金) 09:31:54
既に住んでても儲からない里山から人間は撤退してお腹空かしている可哀想なくまさんに返してあげよう。

<クマ>被害今年度120人 里山荒廃、木の実不作が影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150213-00000006-mai-soci
毎日新聞 2月13日(金)8時18分配信

 全国各地でクマの人里への出没が相次いでいる。今年度にクマに襲われた人は120人に上り、過去35年で3番目に多い。餌となる木の実が不作だったことが大きいが、人の暮らし方の変化によって、里山が荒廃していることも影響しているようだ。

【グラフで見る】ツキノワグマとヒグマによる被害者数の推移

 ◇住宅地の庭で遭遇

 昨年10月3日早朝。長野県北部の大町市で、会社員男性(37)が自宅の庭で1頭のクマに顔や腰を引っかかれた。一帯は田畑とともに人家が建ち並び、普段はクマが出没する場所ではない。この日は近隣の小川村でも、農作業をしていた男性(76)がクマに襲われた。

 同県内では、他にも釣りやきのこ狩り、サイクリング中などにクマに襲われる被害が相次ぎ、今年度(今年1月末まで)は過去最多となる32人がけがをした。同県の担当者は「山菜採りなどで山の中で被害に遭った人もいるが、半分は人家などがある地域でクマに遭遇している」と驚く。

 また、岩手県は昨年5月に8年ぶりとなる「クマ出没注意報」を発令した。滋賀県では過去10年間で3番目に多い166件(今年2月9日現在)のクマの目撃情報が寄せられた。県は住宅地での夜間パトロールや看板設置などの対策を取った。

 北海道でも札幌市などでヒグマの出没が相次いだ。道警などによると、市街地などでの昨年1年間の目撃件数は936件に上り、570頭(2月9日現在)が捕獲された。

 ◇木の実が不作

 クマの出没が相次ぐのは、餌となるドングリなどの木の実の不作の影響が大きいとみられている。

 クマの主食はブナやミズナラ、コナラの実だが、一定の周期で不作と豊作を繰り返す。豊作の年であればクマは、9〜10月ごろに、ドングリ類が多く、人里から離れた標高1500メートル地帯へ上がるが、不作の年は満足に餌を食べられず、人里まで下りて餌を探す。森林総合研究所の調査によると、栃木県内で、豊作の年の行動範囲が20平方キロだったのに対し、不作の年は100平方キロ以上を移動した。

 ◇過疎化と離農進み

 一方、人間側にもクマの出没を促している要因があると指摘する研究者もいる。森林総研の大井徹・野生動物研究領域長は、2000年代の方が1990年代よりもクマに襲われる被害者数が多いことに着目し「急速に過疎化が進み、離農者が相次いだことで、全国的に里山が荒廃し、クマが人間の生活域に進出してきている」とみる。環境省の調査によると、クマの生息域は、1978年に比べ2003年に19%拡大した。大井さんは「かつては里山に人がたくさん暮らし、放し飼いの犬もいたため、臆病なクマは近づかなかった」と話す。

 ◇生ゴミの管理徹底

 人への被害が増えていることを受けて環境省は、来年度にもクマの頭数調査や捕獲方法を都道府県に示すガイドラインを改定し、市街地への出没抑制対策やその効果の評価方法を追加する方針だ。環境省の担当者は「クマの頭数が増えている地域もあり、被害を減らすための対策が急務だ」と話す。

 例えば、クマの関心を呼ばないよう、人里にある放置された柿の木や生ゴミを適正に管理することや、木の実のなり具合を予測して不作の場合は住民に注意を促すなどの対策が考えられるという。ほかにも、里山から市街地にクマが移動する河川や帯状の緑地帯の管理を徹底することや、野生動物に関する専門官を行政に配置することなどを検討する。【渡辺諒】

 ◇国内に生息するクマ

 本州以南にツキノワグマ、北海道にヒグマが生息する。いずれも、ブナやミズナラなど木の実を中心に、魚や動物の肉なども食べる。ツキノワグマは、首元にある白い三日月形の模様が名前の由来で、成獣は体長1.2〜1.5メートル。九州では絶滅したとされる。ヒグマは道内全域におり、成獣は体長2.5〜3メートル。国内に生息する陸上哺乳類で最大。


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