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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

119チバQ:2011/03/25(金) 20:37:40
http://www.asahi.com/national/update/0325/TKY201103250274.html
ペットと暮らしたい 苦情避け避難所に入らぬ飼い主も(1/3ページ)
2011年3月25日19時58分
段ボールで囲った区画で避難するペットの犬=17日、岩手県大船渡市の大船渡中学校、諫山卓弥撮影
 震災はペットと飼い主との暮らしも引き裂いた。家族同然のペットを連れ、避難所で、動物が苦手な被災者とどう共生するか。はぐれたペットはどうやって保護すればいいのか。国内でペットとして飼われている犬と猫は2千万匹を超えるといわれるなか、大災害のたびに問いかけられる課題だ。

 岩手県大船渡市の大船渡中学校の体育館の隅に、パイプ椅子と段ボール箱で仕切られた一角がある。ペット連れの避難者のためのスペースだ。避難所の自治組織によると、ペットへの苦情が目立ち始めたからだという。

 新沼芳彦さん(46)は、チワワの「茶々」と一緒にこの中で暮らす。津波が自宅を襲う直前、妻の睦子さん(47)が持ち出せたのは位牌(いはい)と茶々だけだった。

 「動物が苦手な人もいるからしょうがない」とこぼしつつ、茶々をなでながら「子どもがいない私たち夫婦には我が子も同然」と話した。館外に犬用のケージもつくられたが、「離ればなれなんて考えられないし、帰る家や預け先も無い。一緒に置いてほしい」。

 一方、同市の大船渡北小学校は、室内に動物を入れることを禁止にした。同小の体育館で暮らす佐藤勢子さん(57)は「避難所は多くの人がいて、空気も悪くなるから、動物は入れないでほしい」と訴える。それでも連れ込む人がいて、動物アレルギーを持つ孫(2)の体調を気遣う。

 ペットと暮らすため、避難所に入らない人もいる。

 津波に襲われた福島県浪江町の石上礼久さん(27)は12日から、3歳のボーダーコリー「バロン」と一緒に、避難所の駐車場にとめた軽自動車の中で寝泊まりしている。ほかの避難者に迷惑になるのではないかと思うからだ。配給品のパンやおにぎりを、バロンと分け合って食べている。

 2004年の新潟県中越地震では、愛犬を避難所に連れて行けずに車の中で生活していた女性が、エコノミークラス症候群で死亡した。16年前の阪神大震災では、多くのペットが飼い主とはぐれ、まちをさまよった。

 こうした課題に対応しようと、自治体と獣医師会がペットの保護や治療について協定を結ぶ動きが広まり始めていたところだった。

 岩手県獣医師会は、阪神大震災や新潟県中越地震を契機として、08年春、災害時にペットを救うための協定を県と結んだ。東日本大震災を受けて避難所に獣医師を派遣。飼い主や避難所運営者の相談にのったり、ペットを入れておくケージを支給したりといった取り組みを始めた。

 宮城県獣医師会も同様に県との協定があり、県内の9カ所で獣医師が無料の健康診断やけがの治療にあたっているほか、保健所とともに約20匹の放浪犬を引き取った。

 仙台市獣医師会は、3月中に市と協定を結ぶ予定だったが、今回、前倒しで実施した。市内の動物病院で被災者が飼えなくなった犬や猫を預かっているほか、飼い主が分からないペットを約40匹保護している。130匹のペットについて、行方が分からないと届け出を受けつけた。

 岩手県獣医師会の多田洋悦・副会長は「今回は親族すべてが被災した例も多く、避難所生活が長期化したり、ペットの預け先がなかったりといった問題が、より顕著だ。人とペットの共存のため努力したい」と話す。

 民間による支援の動きも広がっている。

 広島市のNPO法人「犬猫みなしご救援隊」の佐々木博文さん(42)は13日から被災地に通い、仙台市から、飼い主のわからない犬と猫計5匹を連れ帰った。仙台市の道路を歩いていたポメラニアンは泥まみれで体の震えが止まらず、近づくと、おびえて歯をむきだした。

 佐々木さんは「民間には限度がある。日本には動物愛護法があり、自治体は災害時の救護マニュアルも整備している。それを実行する時です」と訴えた。(赤井陽介、安倍龍太郎、下地毅)


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