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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

110チバQ:2011/03/07(月) 23:33:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20110304-OYT8T00941.htm
ヤンバルクイナ 交通事故死最多・・・昨年31羽


路上を走るヤンバルクイナ(2010年4月、沖縄県国頭村で)=田中成浩撮影  沖縄本島北部だけに生息する飛べない鳥、ヤンバルクイナが車にはねられる事故が続発し、昨年はやんばる自然保護官事務所(沖縄県国頭村)が調査を開始した1995年以降で最多の31羽が死んだことがわかった。事故は繁殖期に入って活動が活発化する3月下旬以降に増える傾向があり、同事務所はドライバーに注意を促すチラシなどを作成する。

 ヤンバルクイナの交通死事故は、95年から10年間は年間10羽未満で推移してきたが、国が地元住民らに保護を広く呼びかけて警戒心が薄れたためか、2005年には12羽と初めて10羽を超え、07年は21羽、08、09年はいずれも16羽が死んでいる。

 同事務所によると例年、3月下旬から9月頃までの繁殖期に事故は集中しており、昨年は31羽中27羽がこの期間にはねられて死んだ。ヒナにもエサを与えるため、車道にはい出たミミズを食べようとして事故に遭うらしい。雨上がりなどはぬれた路面にミミズが出ることが多く、特に事故が増えるという。

 高速で車が近づいてくるとパニックになり、逃げる方向が分からず車に飛び込むケースもある。骨の中心が空洞で折れやすく、折れた骨が内臓を傷つけることで致命傷につながりやすいという。

 希少なヤンバルクイナを事故から守ろうと、北部国道事務所では07年以降、出没頻度が高い国道58号沿いの4か所に高さ1メートルの侵入防止柵(延長計1100メートル)を次々と設置。さらに同事務所や県は昨春まで2年がかりで、道路下の地中にヤンバルクイナ専用の通路(幅1・5メートル、高さ1メートル)5か所を整備した。

 ただ、雨が多かった昨年はこうした対策も奏功せず、事故はやまない。ひかれた後に見つかるため「犯人」は分からないが、やんばる自然保護官事務所は地元の道路に不慣れな観光客や、事故が多い朝夕に通勤する地域住民によるものとみる。事務所では「ヤンバルクイナは道路脇から急に飛び出してきます」「低速運転を心がけて」といった注意事項を記したチラシを作成し、今春からドライバーに配布する予定だ。

 同事務所の福田真保護官は「ヤンバルの森のシンボルを守るためにも、ドライブの際にはゆっくり走り、道脇に十分注意を払ってほしい」と訴えている。

 <ヤンバルクイナ>国の天然記念物で、沖縄本島北部3村(国頭村、東村、大宜味村)に約1000羽が生息する。1981年に発見された。成鳥は体長約30センチ。環境省のレッドリストで、ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」に指定されている。

(2011年3月4日 読売新聞)


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