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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

409荷主研究者:2016/08/31(水) 22:30:20
>>357-358
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0304109.html
2016年08/13 14:12 北海道新聞
室蘭-宮古フェリー就航あと2年 貨物の集荷、知恵絞る

室蘭―宮古航路が停泊する予定の宮古港藤原埠頭

 2018年6月に予定される室蘭―宮古(岩手県)のフェリー航路開設まで、2年を切った。定期フェリー航路は室蘭ではほぼ10年ぶりの復活、岩手県では初めてとなる。航路継続のため、貨物の集荷が大きな課題となる。室蘭、宮古両港ではフェリーターミナルなどのインフラ整備が進み、双方がお互いのまちのイベントに参加するなど交流も始まる。

■「道南から」ニーズ探る

 最盛期には定期フェリー5航路が就航していたものの、2008年11月の青森航路撤退後は就航航路がなかった室蘭。今年3月、宮古航路の開設が正式に決まり、関係者の関心は「航路の継続」に移っている。カギを握るのは一般的にフェリー収益の7、8割を占めるとされる貨物の集荷だ。

 運航会社の川崎近海汽船(東京)は室蘭―宮古航路の貨物として、室蘭発では羊蹄山麓の野菜、噴火湾の水産物、道南の水産加工品など、宮古発では関東圏からの宅配便などを想定する。道内、東北で開かれるコンサートの機材などの搬送も期待できるという。これらは同社が運航する苫小牧―八戸航路の貨物と重なる。

 ただ、苫小牧―八戸航路はすでに常連客の荷物で満たされており、同社フェリー部の岡田悦明部長は「乗船を希望する新しい客もいると思うが、対応できていない。道南方面からの貨物は、室蘭から載せたいというニーズがあるはずだ」とみる。室蘭―宮古、苫小牧―八戸を一体の航路ととらえて運航し、貨物需要に応える考えだ。

■宮古の道路整備好機に

 現在、道内と本州を結ぶフェリー航路には、苫小牧―八戸などの太平洋航路、小樽―新潟などの日本海航路、函館―青森などの津軽海峡航路がある。これらの航路で運ばれる貨物量は過去10年、減少傾向だ。道内の人口が減っていることなどから将来的にも増える要因は少ない。

 航路間の競争も激しくなるとみられる中、同社が新航路の開設を決めた理由の一つが宮古側の道路網の整備だ。三陸沿岸道の宮古―仙台間が18年度にほぼ開通予定で、宮古盛岡横断道が20年度の全線開通を目指している。いずれも通行無料で、開通すれば宮古―仙台間が現在の約5時間から約3時間に、宮古―盛岡間は現在の約2時間から約1時間半に短縮される。

 開設のもう一つの決め手は、フェリーの所要時間が片道で10時間と、国が定めるトラック運転手の8時間連続の休憩に最適なことだ。

 当初は乗船時間のうち2時間は乗下船の作業中とみなされていたが、昨年9月に国が解釈を変更し、乗船時間はすべて休息とみなされるようになった。岡田部長は「変更はむしろ追い風。運航時間を9時間に短縮し、残った1時間を貨物の積み込み・積み降ろしに充てることもできる」と説明する。

■市民レベル交流広げる

 室蘭、宮古両港では、インフラ整備も着々と進む。室蘭市はフェリー埠頭(ふとう)(入江町)のターミナルビルの改修や船と岸壁をつなぐ移動式人道橋の更新などを行う予定で、新航路開設関連の総事業費は約9億円に上る見込みだ。

 宮古側も岩手県初の定期フェリー航路就航となり、ターミナルビルや駐車場、人道橋などを新設する必要がある。港湾管理者の県は本年度、それらの設計費、工事費として約3億9千万円を計上し、本年度中の着工を目指している。

 室蘭、宮古両市の交流も始まる。室蘭では「宮古市との交流実行委員会」が設立され、9月に開かれる宮古市産業まつりへの参加が決まった。8月には市民が宮古市との交流を考える協議会も立ち上がる。宮古側は7月29日から始まる「むろらん港まつり」に初参加する。室蘭観光協会の仲嶋憲一事務局長は「まずはお互いの地域をよく知り、観光だけではなく、スポーツ分野などでも市民レベルの交流が広がればいい」と話している。(片岡麻衣子)


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