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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
121
:
とはずがたり
:2010/01/01(金) 13:59:35
バイオ燃料列車、三角線に導入検討 JR九州
2010年01月01日
http://kumanichi.com/news/local/main/20100101002.shtml
有明海沿いを走るJR三角線の列車=宇土市長浜町(植山茂)
JR九州(福岡市、唐池恒二社長)が地球環境に優しいとされるバイオディーゼル燃料(BDF)列車の開発に着手、三角線(宇土〜三角)への導入を検討していることが31日、分かった。2011年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開業後の早期実用化を目標に、廃食用油をBDFに変換する事業に取り組んでいる天草市をはじめ、沿線自治体とも連携。地域で燃料の生産から供給までをつなぐ資源循環型システムの確立を目指す。
BDF列車の実用化は全国のJRグループで初めての試み。九州新幹線直結をにらみ、三角線を軸に県南の観光ルートを強化する狙いもある。
関係者によると、導入を検討しているのは単線ディーゼル区間の三角線(25・6キロ)。沿線自治体の協力を得て家庭や企業から出る廃食用油を回収。精製してつくったBDFの供給を受け、“地産地消”の燃料で列車を走らせる。
将来的には沿線地域に食用油(菜種油)の原料となる菜の花を植栽。耕作放棄地対策や、景観を観光資源として生かす案も浮上している。
JR九州は既に鉄道総合技術研究所(東京)とBDFの環境性能を調べる基礎研究に着手。10年度は社内に検討チームを設け、(1)技術的課題や採算性の検証(2)地域での燃料供給体制の調整−などの準備を本格化させる。
三角線を九州観光ルートの横軸の要とも位置付け、BDF列車の導入を機に、新型車両の投入やダイヤ見直し、地域の観光資源開発なども検討する。
宇城天草地域では09年9月、国、県、地元自治体、JR九州などが一体となり、三角線を軸にした公共交通網の利用促進に関する委員会を発足させた。天草市は休耕田で作った菜種油の廃油を燃料化する「菜の花プロジェクト」などBDFを活用した環境施策も進めている。(坂本尚志、原大祐)
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