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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

116千葉9区:2008/12/18(木) 23:18:29
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/air/air080218_3year_1.htm
(上)貨物復活へ 国際ハブ返上
通関だけ トラック素通り

 午前2時、中部国際空港(愛知県常滑市)から韓国・仁川(インチョン)国際空港へ向けて100トン積みジャンボ貨物機が飛び立つ。毎週1回、中部地区の自動車部品や電子部品を、出発ぎりぎりまで集め、仁川を経て世界に運ぶ経由便は、昨年12月のスタート以来、満杯状態が続いている。

 大韓航空東京貨物支店の鄭允棟支店長は「仁川経由便が、日本で一番品質に厳しいトヨタから評価がもらえれば、他の企業にも広がる」と期待を寄せる。





巨大な可動式タワーエレベーターで到着した航空貨物を一時保管する大韓航空の貨物上屋(12日、韓国・仁川国際空港で)=柴田永治撮影 「元気」なはずの中部圏で、旅客と並ぶ中部空港の2本柱の航空貨物が、開港3年を前に頭打ち状態となっている。開港初年度は、旧名古屋空港時代の約2倍にあたる23万3000トンを扱った。ところが、開港翌年の2006年12月から昨年12月まで13か月連続で前年割れが続いている。東海、北陸など中部9県の航空貨物は年間70万トンあるが、今年度の中部の取扱量は20万トン達成がやっとで、開港以来初めて年ベースで減少する見込みだ。

 郵船航空サービス中日本営業本部の梅本幸男取締役は原油高を要因に挙げ、「荷主が緊急時以外は、船便にシフトしている。自動車部品メーカーの海外拠点も、中部の落ち込み時期と重なるように本格稼働し始めた」と分析する。

 さらに、中部よりコストの安い成田、関空に流れている貨物が多い。空港会社が昨年8月に調査したところ、中部で通関手続きをした後、トラックで成田や関空へ運ぶ「よこ持ち」が4割に上り、中部の“トラックターミナル化”が浮き彫りになった。



 予想外の事態を受け、中部空港会社の稲葉良■社長は「目指す国際ハブ空港を、一時棚上げしてでも貨物の回復を図る」と方針転換し、打ち出したのが大韓航空と提携した経由便「セントレアコネクション仁川」だった。大韓航空の仁川―ロサンゼルス便の復路が、20%ほどの積み荷しかないことに着目し、空港会社から持ちかけた。

 仁川空港は貨物取扱量で世界第2位。大韓航空の貨物上屋だけでも中部全体の約2・3倍にあたる10万3000平方メートルある。上屋の中では超大型の可動式タワーエレベーター4基がうなりを上げ、次々と到着する貨物をつり上げていく。

 上屋の前には十数機が貨物の積み下ろしを待っていた。広大な上屋に隣接する事務所で、韓大恒・大韓航空常務は「セントレアコネクションは3月から試験的に週2便に増やし、軌道に乗れば6月から増便する」と明らかにした。



 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの永柳宏主任研究員は「深夜出発の仁川便は、24時間使える2本目滑走路をにらんだいい選択。だが、貨物のピークとなる年末など、年間を通じて積み残しなく対応できる体制と、大韓航空1社に頼るのではなく、路線ごとに競争関係が生まれるような仕組みを作れるかが大切」と指摘する。

 中部からの直行貨物便は11都市だが、仁川を経由することで、翌日までに欧米や中国、インド、東南アジアなど世界47都市へ、大韓航空全体のネットワークでは97都市に広がる。隣国の国際ハブ空港を活用してまで、「貨物復活」を目指すところに、中部の置かれた厳しい現状が見えてくる。



 中部国際空港が17日、開港3年を迎える。好調だった貨物の取扱量は減少し、旅客数も一進一退を続ける。その中で、懸案の2本目滑走路にどう筋道をつけるのか、中部空港の現状と課題を探る。

 ■=目に見

(2008年2月16日 読売新聞)


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