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重工業・造船・航空機スレッド

348荷主研究者:2012/09/22(土) 17:54:28

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120823/201208231125_17863.shtml
2012年08月23日11:25 岐阜新聞
航空機産業、飛躍へ連携 県内部品4社、一括受注で効率化

 岐阜県内の航空機部品メーカー4社が連携し、複数の部品を組み合わせたユニット部品の受注に乗りだした。参加各社が分担して単体の部品を製造。これを組み合わせてユニット部品にして納入する。これにより検査の回数などを減らし、効率を高める。またユニット部品として対応できる利点を生かし、今まで受注実績がなかった海外の機体メーカーからの新規受注に取り組む。今まで各協力会社独自の活動が中心だった航空機業界で、新たな動きが表れている。

 参加するのは、天龍エアロコンポーネント(各務原市蘇原興亜町)、榎本ビーエー(同)、水野鉄工所(関市倉知)、徳田工業(各務原市金属団地)。すべて川崎重工業の協力会社で構成する川崎岐阜協同組合のメンバー。

 従来は部品メーカー各社が単体の部品を製造し、検査して納入していた。このため機体メーカーの発注数が増えるうえ、部品を毎回検査する必要があって効率が悪かった。この課題をユニット部品として一括受注することでクリアする。

 ユニット部品の受注を始めるに当たり、天龍エアロが2014年3月までをめどに同社本社工場に約20億円を投じて表面処理や検査などの設備を整備する。13年3月までに細かい仕様を決める。

 既存の表面処理能力を強化するほか、海外メーカーから直接受注できるように各メーカーの要求品質に対応した複数の処理槽も備える。投資額のうち3分の2は、国の「国内立地推進事業費補助金」を充てる。

 天龍エアロが仕上げ工程の表面処理、榎本が治工具の加工、徳田が部品の切削加工、水野が組み立てを担当する。受注活動はそれぞれ行い、受注後は各社間で調整しながらユニット部品を製造する。

 各務原市には川崎重工の航空機事業の主力工場の岐阜工場があり、県内には高度な技術力を有する協力会社が多い。全国でも航空機産業の一大集積地となっている。また航空機産業は世界的に成長産業として注目されており、将来の日本の産業を担う重要産業だ。

 しかし現状では国内の中小部品メーカーは川崎重工のほか三菱重工業、富士重工業の国内3メーカーからの受注に偏重。海外の機体メーカーなどから直接受注できる企業はまだ限られている。

 すでに三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所の協力会の会員企業が同様の目的で「中部航空宇宙部品生産協同組合」を11年に設立し、活動を始めている。今後、連携強化の動きは広がっていきそうだ。


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