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文部スレ

263小説吉田学校読者:2006/06/15(木) 20:24:58
迷った末に文部スレに投下。【ためされる大地 いなげ】
民学連携大いに結構。千葉大との協力大いに結構ではありますが、この記事の論調にはちょっと待ったであります。

この地区は住民の半分以上はもともとの住民ではない新住民。で、「ノリの養殖をしていた」(わたしはこの証言には大いに疑問)とか言っているかたは旧住民であります。思うに、これは新住民が旧住民に聞き取り調査をしたものであります。末尾に「住民による地域づくりが始まった」とあるのは、新住民と旧住民がいざ家並みがなくなるという段階になって初めて胸を開いたと言いますか、そんな状態なのでありましょう。
で、やっとこさコミュニティーができたところで、なにが民俗学なのでしょうか。共同体がないのに、何ゆえ「俗」的なものが生まれるのでしょうか? だいたい平将門の落人伝説ですら川のないこの地区にあっては大いに疑問。花見川ならまだ分かるけど。それすら学説的裏づけを取らない千葉大文学部の姿勢は非常に疑問。すくなくとも学術の徒の仕事ではないでしょう。富士が毎日見えたはかなり怪しい。裏打ちのないエピソードも多いのではないか。口承文芸と勘違いしているんではないか。何が民俗学か、ただの面白がりじゃないか。一OB(近代文学専攻者)は激しく怒っているんだぞ、と。

出版:地域の文化消すな 道路建設、住民移転…歴史を本に−−千葉市黒砂住民 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/archive/news/2006/06/14/20060614ddlk12040215000c.html

◇千葉大と連携し
 道路建設に伴う住民移転で、地域文化の消滅を懸念した千葉市の住民が、地元の歴史などを記録した本を作り続けている。今月には6冊目が出来上がり、年内には子供向けの絵本の出版も計画している。活動にあたっては、千葉大学と連携し、「民学」一体となった草の根レベルの文化活動へ広がりを見せている。【森禎行】
 活動を続けるのは、千葉市稲毛区黒砂地区の住民。同地区には、京葉道路の穴川インターと国道14号を結ぶ、最大幅員40メートル以上の「新港横戸町線」(2・6キロ)が計画されている。根強い反対運動が続いたが、2010年に道路は完成する予定。現在工事中で、多くの住民が立ち退いた。
 住民らは「平将門の落ち武者が住み着いて以来1000年以上の歴史がある土地。伝統文化を残したい」と考え、「黒砂の資料を保存する会」(春山信夫会長)を01年に結成した。地元の住民から海苔(のり)の養殖や海遊びなど昔話を拾い上げ、「黒砂いまむかし」という本に「庶民の郷土史」を記録し続けている。
 記録だけでなく、地域文化の復活も目指している。昨年9月には富士山信仰の伝統行事「お焚(た)き上げ」を、約30年ぶりに地元の神社で行った。大野をいさん(77)は「昔は自宅前の海から、毎日のように富士山が見えたものです」と振り返る。
 また、昨年11月には地元の市立緑町小6年生ら約10人と一緒に、埋め立てによって失われたかつての海岸や田園地帯を歩くイベントを開いた。同会では、平安時代の日記「更級日記」に「くろとの浜」と記されたとされる史実や道路計画など、地域の歴史を絵本にまとめており、小学校などに寄贈したい考え。
 千葉大文学部の橋本裕之教授(民俗学)は「資料集は民俗学的価値が高い。会の活動も住民による地域づくりへと進みつつある」と評価する。千葉大は今後、地域住民との連携による文化活動を推進する方針で、同会の取り組みを活動の中心に据える考えだという。


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