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Tohazugatali Medical Review

60とはずがたり:2005/03/23(水) 15:36:28
温熱針でがん治療、東北大がマウス実験成功 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/cancer.html?d=23yomiuri20050323i305&cat=35&typ=t

 東北大大学院工学研究科の松木英敏教授(生体電磁工学)と医学系研究科の相場節也教授(皮膚科)のグループが、設定した温度までしか高温にならない特殊な針を皮膚がんに埋め込み、がん細胞だけを壊死(えし)させる新たな温熱療法を開発した。

 マウスを使った実験では、直径約1センチのがんの大部分が壊死しており、5年以内に皮膚がん患者への応用を目指す。

 温熱療法は、がん細胞が42・5度以上の熱に弱い特性を利用したもの。ただ、電極を刺して加熱したりする従来の方法では、がん全体を十分温めることができず、がん細胞が残る恐れがあった。

 今回開発した針は、ニッケルや銅、亜鉛を混ぜた酸化鉄の合金に銅を巻いたもので、長さが2〜10ミリ、太さが0・4〜1ミリ。周囲に設置したコイルから磁場を発生させると針が発熱する。グループは開発にあたって、設定した温度に達すると針が磁場を遮断して、それ以上高温にならないよう工夫しており、周辺の正常な組織には影響はないという。

 松木教授は「将来は、体の深部にある膵臓(すいぞう)や肝臓などのがん治療にも応用したい」と話している。

[ 2005年3月23日12時36分 ]


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