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電力・発電・原子力スレ

3007 とはずがたり :2015/08/24(月) 19:46:39
『現代経済学の潮流2015』内「再生可能エネルギーの経済分析:太陽光発電の大量導入と電力需要マネジメント」大橋弘を読む。

これに拠ると2012年度の夏ピークと冬ピークに太陽光発電量を導入して推計した所によると,夏ピークの太陽光導入前の11時・14-15時は2020年シナリオの2786万kW導入でピークは16時ぐらいになり,更に2030年シナリオの6658万kW導入でピークは19時ぐらいになる。ピーク電力は16,000万kW→14,000万kWで約2000万kWの削減となる。

また冬ピークに関しては,太陽光導入前の10時及び18-19時に対して朝はピークにならず一方で夕のピークは1450万kWと殆ど削減効果は無い。

一年を通して考えると冬の18-19時のピークを昼の最盛発電時間帯の余剰電力でピークを14,000万kWに抑えると設備を抑えられる事になる。
この時の設備量が4,000万kW弱(3,976万kW)と計算している。

ただ,増やせば良いというものではなくて削減出来る火力発電(+原発)の費用と,太陽光発電の費用を比較する必要がある。
電力やってる連中は全員電力マネーに汚染された御用学者だろうから仕方が無いけど,固定費用の算出に際して原子力発電のコストを正確に記述していない事を考慮に入れる必要があるが,太陽光発電の限界費用=限界便益が釣り合う導入量は2014年の実際の設備量である1,400万kWと試算している。

以下,私見であるが,原発に関しては政府や電力会社に阿った原発有利の数字の誤魔化しをやめて出来るだけリスクを過大に取った数値で行くべきである。原発が停まってるから燃料費が3.4兆円も跳ね上がると言い放ってるけど,原発事故や最終処分場や中間処理施設や地元対策費と云った費用がまったく算入されてないのではないか?誰か概算で良いので原発に批判的ながら兎に角止めようではないスタンスの信頼出来る者が試算してくれないものであろうか?これまで原発や太陽光発電のR&Dに投下された費用に対する効果を習熟曲線に入れることでより原発に厳しい結果を見通せる筈である。

本稿では太陽光発電の習熟効果は極めて低い事が強調されており,市場競争の変化や産業全体のスピルオーバーは価格低下に於ける習熟効果ではないと強調されている(習熟効果以外は突発的な事項で継続して値段が下がると云う要素にはならないということか?)が,価格低下を惹き起こす要素としては別に習熟効果でなくとも良い筈で実際アメリカでは順調にコストが下がっている様で,そういうものを習熟曲線に変わる費用低減曲線として導入すべきではないのか?

また冬を中心に荒天時の太陽光発電量不足が風力発電でカバー出来る可能性は十分にあるので,風力発電が対数の法則で十分カバー出来る想定も取り入れるべきである。現在,風力発電個別の不安定性ばかり強調されて風況の良い地域一円で発電施設が整備されたとすると確率的にあり得ない厳しい想定が置かれているように思われる。
風力発電は日本の複雑な地形によって十分に発電出来ていないと云う批判がある。風力発電の導入量と発電量を計算する場合にはそのノウハウの蓄積による稼働率の上昇を加味する必要があろう。

いずれにせよ太陽光発電は制度設計上も今後は蓄電池併設が必須になってきており冬場の電力供給量の後ろ倒しによる18-19時のピークの抑制が重要となってくる。
冬の夕方のピークは暖房が大きな要因の一つの筈だが,暖房に電気を使うのは可成り不効率な話しであって本来は都市ガスの役目の筈である。オール電化の歪んだ電力使用ではなく自由化によってガスなどと併せた割安な料金プランでの競争が思慮されるべきであろう。


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