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電力・発電・原子力スレ

162とはずがたり①:2006/09/27(水) 04:12:57
[JAIF] プレスリリース
世界の原子力発電開発の動向
http://www.jaif.or.jp/ja/news/2005/0408doukou.html
- 2004年12月31日現在 -
2005年4月8日
(社)日本原子力産業会議

― 中国とインドの台頭が顕著に ―
3ヵ国で4基(361万2,000kW)が営業運転開始

 2004年末現在,世界で運転中の原子力発電所は434基,合計出力は3億7,920万7,000kW(前回:434基・3億7,628万6,000kW)となり,運転中の合計出力は,前年を上回り過去最高となった。建設中は33基・2,805万2,000kW(前回調査36基・3,128万4,000kW),計画中は38基・3,972万3,000kW(同28基・2,792万3,000kW)となった。「計画中」がこの1年間で10基も増加したことも注目される。

 2004年に新たに営業運転を開始した原子力発電所は,中国のⅡ期2号機(PWR,65万kW)と韓国の5号機(PWR,100万kW),チェコのテメリン1,2号機(PWR,各98万1,000kW)の4基。

 中国では,2002年に3基(秦山Ⅱ期1号機,1号機,秦山Ⅲ期1号機),2003年に2基(嶺澳2号機,秦山Ⅲ期2号機)が相次いで営業運転を開始しており,この3年間で6基・468万kWの原子力発電所が営業運転を開始したことになる。これによって中国の原子力発電設備容量は,9基・695万8,000kWとなった。建設中の2基(1・2号機,各100万kW)も,2005年内の運転開始をめざしている。

 韓国の蔚珍5号機は,100万kWの国産PWRである韓国標準型炉(KSNP)としては5基目。またチェコのテメリン1,2号機は,それぞれ2002年,2003年に全出力運転を達成した後,試運転段階を経て,2004年10月11日に営業運転を開始した。両機の運転開始により,チェコの原子力発電設備容量は372万2,000kWとなり,前年の24位から15位へ一気に順位を上げた。

インドが50万kW・FBR原型炉に着工

 アジア地域の原子力発電開発がますます勢いを増してきている。その中でも,今後,電力需要の大幅な増加が予測されている中国とインドが,一貫した政策のもと野心的とも言える原子力発電開発を進めている状況が改めて浮き彫りになった。

アジア地域で新たに着工が確認されたのは,インドの高速増殖炉(FBR)原型炉「PFBR」(50万kW)の1基。南部のカルパッカム・サイトで2004年10月23日に行われた起工式には,M.シン首相が臨席。国を挙げて,FBR開発に取り組む姿勢がアピールされた。PFBRの実施主体である新会社BHAVINIも2003年10月に設立されており,2011年の完成をめざす。

インドは,従来の重水炉路線に続く第2段階としてFBRの開発を進めている。インド原子力省によると,さらに4基の同型FBRを建設する計画や,将来的には100万kW級のFBRを複数基建設する構想もある。さらにインドは,FBRに続く第3段階として,国内で豊富なトリウム資源の利用を視野に入れており,AHWR(新型重水炉)の研究開発にも力を入れている。また現在建設中の原子力発電所9基のうち,進捗率が最も高いタラプール4号機(PHWR=加圧重水炉,54万kW)は2005年3月6日,初臨界を達成し,同8月には営業運転を開始する予定。PFBRを除く残りの7基についても2008年までには運転を開始する見込みで,原子力発電設備容量は現在の277万kWから673万kWに拡大する。インドでは,2020年までに原子力発電設備容量を2,000万kWに拡大する方針が打ち出されている。

 なお,インドは未だ核不拡散条約(NPT)に加盟していない国の1つである。(他の主な非締約国はパキスタン,イスラエル。締約国は2004年末現在,189カ国。)


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