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2004年米国大統領選スレ

518チバQ:2010/05/03(月) 22:59:32
 さらに共和党を不安に陥れたのは、テキサス州のような共和党の拠点でもオバマ氏が優勢だったことだ。ダラス、ヒューストン、オースティン地域での勝利は、1960年代半ば以降、民主党候補者が誰も成し遂げたことのない快挙だった。

 「郊外で勝てなければ与党にはなれない。単純なことです」と言うのは、下院での勢力回復を目指して候補者のスカウトに力を注いでいるカリフォルニア州選出の共和党議員、ケヴィン・マッカーシー氏。現在、民主党は下院で254議席を占め、37議席差で多数党の地位についている。

 最近、民主党に勢力がシフトした一因は、民主党支持の傾向がある移民やマイノリティの郊外居住者が増えたことと、リベラルな大卒の白人が郊外に流入していることである。現在、フェアファックス郡には、防衛産業大手のゼネラル・ダイナミクスや、新聞大手のガネットなど、フォーチュン誌が選ぶ全米上位500社のうちの6社がある。また、120万の人口の3分の1近くが外国生まれだ。

 両党とも郊外の有権者の獲得は一筋縄ではいかないことを認識している。有権者たちが党派的な争いや経済的な混乱に当惑している今年は、いっそうその傾向が強いように思われる。両党の戦略家たちは、過激主義への嫌悪や財政赤字など、他のテーマが郊外の票を獲得するために重要だと位置付けている。

 つきつめれば、郊外の有権者たちが政治家に求めるのは能力の高さと信頼性だ。政治人口統計学とアメリカ郊外研究を専門にするネバダ大学ラスベガス校のロバート・ラング氏は、「政府の運営がまずければ、郊外居住者たちは真正面から担当者の責任を問う。そして、その担当者に非があるという結論が出たならば、それはその人にとって非常に大きな痛手になります」と言う。

 全国的な世論調査は、政府の経済政策に対して郊外の有権者たちが不満を強めていることを示している。昨年10月、ホフストラ大学の郊外研究センターによって行われた世論調査では、政府の政策のせいで家計が苦しくなっていると感じる人が郊外の有権者の31%に上った。1年前にはこの数字は15%にすぎなかった。また、政府の政策は自分たちの家計にプラスになっていないと答えた人が半数近い。

 フェアファックス郡に暮らす43才のコンピュータ技師、ロドニー・ギブソンも、民主党への支持を考え直している郊外有権者の1人だ。大統領選ではオバマ氏、下院議員選ではコノリー氏に投票した「ときどき共和党」のギブソンは、今、民主党の政策に疑念を抱いている。「政府がじゃんじゃん発行している赤字国債を見てくださいよ。それなのに雇用も医療もまだめちゃくちゃだ」。

 共和党はかつて都市の郊外で優位に立っていた。1970年代後半まで、流行の先端を行くカリフォルニア州マリン郡でさえ、共和党が支配していた。しかし、近年、多様で高学歴の郊外の有権者たちが共和党のメッセージに背を向けるようになり、勢力が弱まっている。


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