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鉄鋼・非鉄金属スレッド

195荷主研究者:2005/08/13(土) 03:41:45

【JFE福山:車向け高級鋼板増産へ】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05051206.html
'05/5/12 中国新聞
車向け高級鋼板増産へ JFE福山に新ライン

 JFEスチール西日本製鉄所(福山、倉敷市)の中島広久専務執行役員所長は十一日開いた就任会見で、鋼板不足が深刻化している自動車業界向けに、二〇〇六年度下期に福山地区へ溶融亜鉛めっきライン(CGL)を増設することを明らかにした。粗鋼生産でも〇五年度は過去最高の二千七十五万トンを目標にしている。

 CGLでは自動車外板向けの高級鋼板を製造し、旺盛な需要や高い品質要求への対応を強化する。新ラインの年産能力は六十万トンと同社CGLで最大になる。総事業費は約百八十億円。西日本製鉄所のCGLの能力は現在の百四十四万トン(福山地区百八万トン、倉敷地区三十六トン)から四割強引き上がる。

 CGLはJFEスチール全体で七基あり、自動車向け鋼板の主力生産拠点の福山地区に三基が集中。四基目の設置で役割がさらに高まる。

 自動車業界は中国など海外生産が増加傾向にあるうえ、造船など他業界の活況の影響もあって鋼板不足が深刻化。鉄鋼各社は国内外で設備増強を急いでいる。

 福山地区は三月の第五高炉に続き、〇六年度に第四高炉も操業。中島所長は「二つの高炉の稼働で上工程に(生産増に対応できる)上方弾力性が生まれる。(鋼板を生産する)下工程にも余力がある」と福山地区で増設に踏み切った背景を説明した。

 〇六年春には中国・広州市の合弁会社「広州JFE鋼板」でも新CGLが動く。「自動車用高級外板の需給バランスはとれるようになる」(福山地区総務部)とする。

 鋼板全体の今後の需給見通しについては、中島所長は「汎用品は先行き不透明だが、日本でしか造れない高級品は今の状態が続く」との見方を示した。

 西日本製鉄所の粗鋼生産目標は、過去最高の二千七十五万トンとする〇五年度に続き、第四高炉を改修する〇六年度には二千百万―二千二百五十万トンまで引き上げたいとした。

 さらに注文を管理する新システムを今年八月をめどに薄板部門から順次導入すると明言した。旧NKKと旧川崎製鉄に分かれていたシステムの一元化で、数日間の納期短縮や緊急時の生産品種の入れ替えなど効率アップにつながると強調した。

 ■世界一の製鉄所に 中島新所長一問一答

 十一日にあったJFEスチール西日本製鉄所の中島広久専務執行役員所長のほかの会見内容は次の通り。

 ―西日本製鉄所発足三年目のスタートと同時期の就任ですね。

 発足後二年間は、アジアの旺盛な需要や価格の適正化を背景に(業績面で)大きな成果が出た。しかし、原料価格の高騰など環境は変わっており、予断を許さない。拠点製鉄所として引き続き基盤整備を進め収益も向上させたい。世界一の製鉄所を目指す。

 ―最大の課題は。

 安全性の確保だ。二〇〇三年度から毎年約十億円かけ、生産ラインと通路の区別を明確化させたり、老朽化施設を補修したりしている。しかし、労働災害は今年も発生し、ジレンマを感じている。基本に立ち返り、社員教育の徹底を図りたい。

 ―団塊の世代が定年を迎える「二〇〇七年問題」も控えています。

 〇七年度以降の大量退職に備え、〇六年春の採用を(〇五年春の約三倍の)三百人規模にする。技術伝承のため、技能系の退職者を再雇用し、採用者を職場内教育(OJT)する「学校制度」の導入も検討したい。


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